2007年08月30日

決意の果てに…

昨日はこんなものを買ってまいりました。
いよいよ最終巻…
これは原作も購入してOVAもこれまで全巻購入をしてきた『MURDER PRINCESS』のOVAの最終巻となります。

ちなみに、ついでにちょっと本屋さんへ立ち寄って何か出ていないかも見てみましたけれど、特にこれといってなかった気がいたしました…。
まんがタイムきららコミックスで『ことゆいジャグリング』や『悪魔様へるぷ☆』の岬下部せすなさんの新刊が二つも出ていましたけれど、どちらも残念ながら男キャラが重要な役割に見えましたので回避をいたしました。


ともかく、ということで『MURDER PRINCESS』の最終巻をさっそく観てみました。
一応、過去の日誌で原作と、OVAの第1巻から第5巻までを観てのレビューを書いていたのですけれど、改めて最終巻までを観ての、最終的なレビューをば…。

□MURDER PRINCESS(1〜6)
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.0)
 ○音楽評価:★★★★☆(3.5)
 ○声優評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★☆☆☆(2.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.0)

第5巻までの内容は、過去の日誌をば…原作とはかなり違った展開になっています。
そして、第6話…最終話は『決意の果てに…』で、皆さんがフォーランドの王宮へ戻るところからはじまります。
アリタさんはロスト・テクノロジー…テ・オーリアの力で入れ替わったお互いの身体を元に戻すことに決めます。
そして、夜…お城が寝静まったのを見計らってアリタさんたちはお城へ乗り込みますけれど、結局は見つかってしまって、ドミニコフさんたちが騎士たちを足止めしてくださっている間にアリタさんとミラノさんに執事さんの3人でテ・オーリアの扉の前まで行くことになります。
けれど、そこで例の王子に捕まってしまい、その王子によってテ・オーリアを起動されてしまいます。
先史文明の力に王子が願うのは、争いの絶えない世界の全ての生命あるものの浄化…どうやら彼は原作とは違い正気の状態でそんなことをしようとしていらっしゃったみたいです。
アリタさんが一度王子にやられてしまってテ・オーリアは起動しかけてしまいますけれど、アリタさんが妙な力を発揮して王子を逆転して倒してしまいます。
確か第2話でも似た現象が起こりましたけれど、結局この現象がどうして起こったのか、解らずじまい…。
ともかくアリタさんは無力化された王子を斬ることはなく、王子もそこで全てを諦めたので原作みたいにミラノさんがとどめを刺すこともなく、無事に生きながらえました
一方の原作ではどうなったか解らなかったセシリアさんは、アリタさんによって完全に消滅させられました…。
起動したテ・オーリアは鍵であるアリタさんが完全にその機能を停止させることができたのですけれど、そのためにお二人の身体を元に戻すこともできなくなり、さらに今までテ・オーリアの力によって動いていたロスト・テクノロジーの産物が全て消滅することになりました。
つまり、原作とは違ってロスト・テクノロジーの産物とされた魔物たちだけでなくドミニコフさん、それにピートさんにアナちゃん、ユナちゃんも消滅しました…。
最後は、身体が元に戻らなかったアリタさんがもう少し国を護ることになって、終了です。

この作品、原作が雑誌の打ち切りで中途半端な終わりかたをしたのですけれど、OVAは打ち切りなんてことは起こらないのですから大丈夫かな、と思っていたのですけれど…こちらも、やや中途半端な終わりかただった印象が残りました。
王子が生き残ったことなどは別にどちらでもいいのですけれど、結末がちょっと…いえ、ドミニコフさんたちが消滅したのは残念なことながら、そのことについて言っているわけではありません。
ただ…観れば解りますけれど、ちょっとあっさりとしすぎています。
これでしたら、原作のエピローグのほうがよかったかなと感じられました…。
そのために、以前のレビューと比較して内容と百合度の評価を下げてしまいました…。

やっぱり、全6話では短すぎて消化不良に陥るのも仕方がないのでしょうか…。
その点では残念でしたけれど、総合してみると悪い作品ではなかったと思います。


先日は、以前決めたことも忘れて少し調子に乗りすぎてしまいました…大変、申し訳ございません。
今後は、あの様なことのない様に気をつけようと思います…いえ、「思います」ではいけませんし、気をつけます。