(い:松永いちごさん・エ:冴草エリスさんです)
い:松永いちごのスマイル・ギャ○グですぅ。
エ:シャッス!
梅雨ももう後半だけど、この後にくる地獄への覚悟はできているかしら、副ヘッドの冴草エリスよ?
い:シャッス、ですぅ。
全然覚悟なんてできていない、ヘッドの松永いちごですぅ。
エ:…って、ヘッドってば何だか元気ないみたいだけど、どうしたの?
い:そ、そんなことないです、いつもと同じですよ〜?
エ:ならいいけど…とにかく、この集会は前回から、ここの物語が完成するごとに開催してく、ってことになったわけね。
い:そ、そうらしいですね。
エ:で、その完成した物語についてここで紹介してく、と…ってことは、何か物語が完成したってわけね?
い:き、気のせいかもしれないですよ?
エ:あんでそんなこと言うのよ、ちゃんと完成して…って、なるほど、そういうことか。
い:なっ、何ですか?
エ:別に何でもないし…とにかく、ヘッドからちゃんと物語の紹介をしてください♪
い:う、うぅ、解りました…こ、今回完成した物語は短編からこちら…『あまねさんといちごそうどう』っていうお話ですぅ。
エ:へぇ〜、それはどんなお話なの?
い:え、えっと、この長編『fairy princess(仮)』のサイドストーリーで、西あまねさんが主人公のお話ですぅ。
エ:西あまね、って何だか歴史とかの授業に出てきそうな名前だけど…で?
い:は、はい、物語としては『fairy princess(仮)』のはじまる前が舞台です。
エ:なるほど…で?
い:そ、それだけです。
エ:それだけ…なわけ、ないでしょ?
い:…びくっ!
エ:タイトルの「いちごそうどう」について、ヘッドの口からちゃんとした説明がほしいわね?
い:え、えっと、そ、それは、私があまねさんのルームメイトで…!
エ:あまねさんが片想いをしている相手でもあった…ってことよね?
い:…は、はいですぅ〜。
エ:それなのにヘッドは別の人のことが好きで、しかもあまねさんの気持ちには全然気づいてなかったってわけね。
い:そっ、それはしょうがないじゃないですか…!
エ:別に誰も悪いとは言ってない…っていうよりヘッドはワルなんだから、そんな罪な女でいいんじゃないですか?
い:う、うぅ〜!
エ:それに、今後もあまねさんの恋が実るって予定はないそうですし、ヘッドはやっぱり罪な女ね?
い:き、きっとあまねさんにも他にいい人が現れますっ!
そ、それにそれを言うなら私だって先輩とは一緒になれないですし…!
エ:そうみたいね…でも、少なくてもあの場所では何だかすごいことになってるみたいじゃない?
い:どっ、どどどどどういうことですっ?
エ:ふふっ、そんな動揺しなくたっていいのに…とにかく、私はいつでもヘッドのことを応援してるわよ♪
い:も、もうっ、このお話はもうおしまいですっ!
エ:ふふっ、怖いわね〜♪
い:むむむ、こうなったら…つ、次の話題に移りましょう!
エ:ええ、いいけど…何か企画でもあるの?
い:企画は副ヘッドさんが用意するのが普通なのに…ぶつぶつ。
エ:…何か言った?
い:いえいえ、それにしても副ヘッドさんを見ているとちょうど一年くらい前に読んだこの作品『狐とアトリ』を読みたくなります♪
エ:…どうしてよ?
い:そういえば、まんがタイムきららコミックスに『きつねさんに化かされたい!』ってコミックがあったはずなんですけど、あれって面白いんですか?
エ:そ、そんなの私が知るわけないでしょ?
い:じゃあ、アニメ化もしたっていう『我が家のお稲荷さま』は…。
エ:…ちょっと、さっきからあんでそんなこと聞いてくんのよ?
い:だって、副ヘッドさんの頭に出てるきつねさんの耳を見てると…♪
エ:…はっ、しまったっ!(慌てて隠そうと…)
い:とってもよく似合ってます〜♪
エ:う、うっさい…そ、そっちこそ、相変わらず猫耳がよくお似合いみたいで?
い:わっ、わわっ、これは…うぅ、こんなのはやく外れてほしいですぅ〜。
エ:あら、こんなのって…ねころさんやティセちゃんとかに対する侮辱?
い:ふ、副ヘッドさんこそ、きつねさんを嫌がるなんてクリープさんやティーナさんたちに対する侮辱です!
エ:あら、私は別に嫌がってないし、それに叡那に頼んで祓ってもらえばすぐ取れるわ?
い:わぁ、いいなですぅ…私もお祓いしてもらおうかな。
エ:ヘッドのは何か憑いてるわけじゃないと思うから無駄だと思うけど。
い:そ、そんなぁ…。
エ:でも、試してみたいっていうなら、私がやってみてもいいわよ?
い:えっ、副ヘッドさん、お祓いできるんですか?
エ:まぁ、一応ね…でも、この間は失敗しちゃったけどね?
い:うっ…え、遠慮しておきますね。
エ:遠慮しなくていいのよ…タダにしておいてあげるし♪
い:い、いえ、お金は全然気にしてませんし…きょ、今日の集会はここまでにしておきます、お疲れっした〜!
エ:あっ、待ちなさいよね?
い:はわわ…じ、次回もかかってこ〜いっ!(逃げながら)