…藤枝さま一押しのコミックは、私も以前読んでいる『ゆるゆり』みたい?
では、先日読んだコミックの感想です。
□こあくまメレンゲ
■あっとさま
○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○百合度評価:★★★☆☆(2.5)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
これは先日『百合姫』などとともに購入をしたもので、何となくよさそうでしたので購入をしたものとなります。
コミックとしては『ささめきこと』などと同じものとなりますね。
…ものすごくたくさん未読のコミックがありますので、本来でしたら「何となくよさそうでしたので購入をした」という理由で購入した作品はかなり後回しにならざるを得ないのですけれども、この作品は表紙に惹かれてついついはやめで読んでしまいました。
内容としては、世界征服のために魔界からやってきた悪魔の女の子と、人間の女の子たちとの交流の物語でございますね。
その悪魔の女の子はルーチェちゃんとおっしゃり、ちみっこでツインテールの子ですね…ちみっこなのですけれども、人間の世界へやってきてなぜか高校へ入ることになりました。
世界征服をすると言っていますけれど、やることは子供の悪戯程度のことばかり…かなり世間知らずなところがあって、またとってもよい子です(悪魔ですので「いい子」と言われると怒りますけれど)
悪事をしようとすると裏目に出て、逆にいいことをしようと思っても裏目に出るという一種の特技をお持ちのご様子…?
…何だか以前読んだ『ぽかぽかばんぱいあ』のローラちゃんに似ているかもしれませんね。
高校の上空に魔王城を浮かべているルーチェちゃんですけれど、その高校で同じクラスになった二人の女の子と仲良くなります。
天然の雰囲気のある久遠春風さんと、ルーチェちゃんより悪魔に近い性格をされたひかげさんのお二人…そういえばひかげさんの苗字は解らない気がいたします。
お二人はルームシェアというかたちで一緒に暮らしていらっしゃり、後にはとある事情で魔王城から追い出されてしまうルーチェちゃんも一緒に暮らすことになりますね。
物語の中盤までは、そのお二人とルーチェちゃんの交流を描いた微笑ましいものとなっております。
物語の後半は、ルーチェちゃんの妹のピコちゃんが世界征服計画を実行に移そうとし…と、ややシリアスな展開となっていきます。
ピコちゃんはちみっこのかわいらしい外見や舌足らずな口調とは裏腹に、性格はしっかりとした悪魔…全然悪魔っぽくない姉を魔王城から追い出したりして世界征服を実行しようとします。
もともとは世界征服のためにやってきたルーチェちゃんですけれど、仲良くなった二人のためにそれを阻止しようとして…一応、最後はハッピーエンドというかたちとなりますね。
はい、この作品はこの1冊で完結…上で触れた『ぽかぽかばんぱいあ』はまだ続いているのに完結と書いてしまいましたけれど、こちらは確実に完結です。
…と、他の登場人物としてはかわいそうな役回りばかりのピコちゃんのじいやさんと、色黒だったりとやはり『ぽかぽかばんぱいあ』のメイドさんにやや似たメイドさんがいらっしゃいます。
あと、巻末には『とことこ』…『いとこのところにいくところ』という読みきり4コマが収録されております。
これは全く別の作品となりますけれど、悪いものではないかと思います。
ちなみに、本編のほうははじめの2話は4コマなのですけれど、その後は普通の形式でございますね。
どうやら『こあくまメレンゲ』自体はじめは読みきりの形式ではじまったそうですので、その関係でというところなのでしょうか。
イラストのほうはよいものかと思います。
百合的には、ルーチェちゃんと春風さんのお二人がほのかに…とも見えるかも?
ともあれ、ルーチェちゃんがかわいらしく微笑ましいよい作品だったかと思います…何となく購入した作品ですけれど、購入してよかったと思います。
…やっぱり『ぽかぽかばんぱいあ』と結構似た雰囲気を感じましたので、あちらが楽しめましたらこちらも楽しめるかと思います。
私も参加をしている、フィンさまがこちらにファンサイトを作ってくださった『私立天姫学園』のほうですけれど、昨日は久し振りに新しい登録者のかたが現れておりました。
本当に久し振りのことで、嬉しいことでございますね…最近は学園へいらっしゃるかたが少なくなっていらしてさみしいことですけれど、これでまたたくさんの交流が生まれるとよいですね。
私ばかりがお相手をしていてもさみしいことですので、できればたくさんの皆さんに新しい人と交流していただきたいものです…そうでないと新しい人もさみしいと感じてこられなくなられるかもしれませんし、たくさんのかたと交流されたほうが楽しいと思いますから(これまでにいらっしゃらなくなってしまわれたかたも、少なからずそうした理由があると思うのです…)
…そのためにも、登録されていらっしゃるかたも少しでも戻ってきていただきたいものでございますね…。