□咲 -Saki-(6)
■小林立さま
○イラスト評価:★★★★☆(4.3)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
これは先日『飴色紅茶館歓談』などとともに購入をしたもので、これまでに既刊を読んでいるということもあり購入をした作品となります。
コミックスとしては『BAMBOO BLADE』と同じものとなりますね。
先日DVDの第1巻を購入している通り、アニメも放送している作品でございます。
…前巻の感想の最後で「よほどのことがない限りはDVDは購入しません」と書いておりますけれど、購入してしまいました…。
内容のほうは、宮永咲さんたちが所属する清澄高校が麻雀の全国大会を目指すために県予選大会を戦う、というところですね。
説明が以前読んだ第5巻と同じとなってしまいましたけれど、この第6巻はその続きということで引き続き大将戦の試合の模様が描かれております。
先の巻で以前読んだ第3巻の表紙にもなっているちみっこ、天江衣さんがものすごい力を見せつけていたのですけれど、この巻では咲さんが調子を取り戻し、その咲さんのおかげで衣さんに完全に飲み込まれていた他の対戦者も気持ちを取り直すことができて…というところです。
けれどこの第6巻をもってしても大将戦が終了せず、結末は第7巻に持ち越しとなってしまいました…。
第6巻の後半でも見せつけてくれましたけれど、やはり衣さんは怖い…停電まで引き起こしてしまったりと、もう麻雀云々のレベルではございませんね。
けれど、私はその衣さんよりも、他の対戦者3名の、主に百合な要素へ目がいってしまいました。
咲さんはもちろん和さんと、鶴賀学園の加治木ゆみさんは以前読んだ同人誌で主役となっていたステルスモモこと東横桃子さんと、そして風越女子の池田華菜さんは福路美穂子さんとでございますね。
特に華菜さんと美穂子さんのお二人のことはこの巻最後の番外編でも描かれておりましたし、よい感じです…衣さんはそんな大切な人のいる3人の対戦者に対して自らは孤独だということに怒り(?)の様なものを感じて停電までしてしまう力を出してしまったみたい?(何)
…と、もちろんカバー下にはずっと続いているタコスな物語が続いております。
イラストのほうはかなりよいものかと思います。
百合的には上で触れた、衣さん以外の3人の対戦者のかたがたがそれぞれによい感じでございますね。
ともあれ、やはり麻雀要素は雰囲気で感じるしかないという状況ですけれど、それでも楽しく読めました…おそらく次巻で決着となりそうですし、どうなるでしょうか。
また、同時にこちらも読みましたので…
□Un vampire de l'obeissance いいなり!!吸血姫(2)
■草壁レイさま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
○内容評価:★★★☆☆(3.3)
○百合度評価:★★☆☆☆(2.2)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらも上のコミックと同時に購入したもので、過去に既刊を読んでいるということもあり購入をしたものとなりますね。
コミックスとしては『ささめきこと』や『こあくまメレンゲ』などと同じものとなります。
内容としては、はるばる至高の血を求めて日本へやってきた吸血鬼であるルクレツィア・アーヴィングさんと、そんな彼女に血を求められる相手となってしまった灰嶋依紀さんのお話となりますね。
やはりいつもどおり説明が以前読んだ第1巻と同じとなってしまいましたけれど、第2巻はルウさんことルクレツィアさんよりも依紀さんのほうに視点を当てたものとなっているでしょうか(表紙が依紀さんですし…と、これは関係ないでしょう)
第1巻で現れた退魔師の白瀬ゆいさんの勧めもあり、依紀さんも退魔師になってみるためにその試験を受けに行く…というところまででございますね、大まかな流れとしては。
それはこの巻の最後の最後のお話なのですけれど、それまでのお話はドタバタコメディですのでストーリーには関係しない感じ…?
第2巻ではそこそこのことが明らかになってまいりましたけれど、それよりも私の目がいってしまったのはやはり百合な要素のほう…って、上の『咲』と同じでございますね。
第1巻で登場したゆいさんは依紀さんのことが好きな模様で、各話の間に収録されているおまけ4コマではゆいさんが依紀さんとお揃いの携帯にしようとされる顛末が描かれております。
…依紀さんには気持ち悪いと言われてしまっておりますけれど…かわいそうな役回りになりそうなかたではございますね…。
イラストのほうは普通です…第1巻では3.7というずいぶんすごい評価をしておりましたけれど、どうしてそんな高評価をしたのか自分でよく解りません…。
百合的にはゆいさんにそんな感じがありますけれど、ルクレツィアさんや依紀さんはどうでしょうか…。
ともあれ、悪くない作品ですし、こちらも続きを楽しみにいたしましょう。