2009年08月07日

がんばれ!消えるな!!色素薄子さん

先日読んだコミックの感想です。
薄い…?
□がんばれ!消えるな!!色素薄子さん(1)
■水月とーこさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.4)
 ○百合度評価:★★☆☆☆(2.3)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.3)

これは先日色々なコミックとともに購入をしたもので、お世話になっているかたが購入されていたこともあり購入をしたものとなります。
コミックスとしては『える・えるシスター』や『ティンクルセイバーNOVA』などと同じものとなりますね。
…この作品は過去2回のお買い物でいずれも品切れで購入できなかった、というのが印象に残っております…(何)

内容としては、存在感がとても薄い女のかた、その名も色素薄子さんというかたの物語でございますね。
名前からしてもう薄い雰囲気がするのですけれど、彼女は周囲の人にいるかいないか気づかれないというすごいかた…気配を消すこともできる模様です。
どうやら彼女が作る料理は味が薄かったりと、あらゆるものが薄いみたいなのです…存在に気づかれづらいなんて以前読んだ『咲 -Saki-』の某ステルスモモな人を思い浮かべたりもしますけれど、こちらのかたはあんなふうに姿を消したりはしません(何)
彼女自身はきれいですしおっとりとしたよい性格のかたでございますね…また、その様な境遇ですけれど別に不幸というわけでもなくって、幸せな日常を送っております。
そんな彼女がどうしてそこまで薄いのか…個人的には兄の濃造さんに吸い取られてしまった気がしてなりません。
濃造さんは薄子さんの兄で今は別に暮らしているみたいなのですけれど、豪放磊落な、要するに豪快な性格をした存在感の非常に大きい、名前の通り非常に濃い人でございますね。
カバー下はこの濃造さんが占拠しておりますけれど、カバー上とは全く違って濃すぎます…といっても、男キャラが嫌いと感じてしまう私ですけれど、このかたは結構好感が持てました。
…でも、やっぱり彼が薄子さんの存在感を吸い取ってしまわれたみたいにしか思えないのですよね…(何)

主要な登場人物は主人公の薄子さんの他に、薄子さんの幼馴染の絵尾画子さんと、大学の入学式で出会った小泉雲子さんがいらっしゃいますね。
画子さんはまた名前の通り(読みは「えお・かくこ」ですし)絵を描くのが好きらしく、将来はピカソになると言っているちみっこで(といっても薄子さんと同い年)元気いっぱいの子でございますね…非常にポジティブな性格なかたで、薄子さんによい影響を与えていらっしゃいます。
大学では薄子さんとは学部は違うものの一緒の大学に通っておりますね(一緒のサークルに入る、というのは結局どうなったのでしたっけ…)
もうお一人の雲子さんは他のお二人に較べたらまともな苗字、名前でございますよね…この名前ですと真っ先に小泉八雲氏が思い浮かぶのですけれど、本当にそれが由来なのかは不明…。
薄子さんからの第一印象は「ヘビの人」ということで要するに怖い雰囲気があったわけですけれど、別にそう怖い人ではございませんね…大学生ですけれど、プロとして演劇の脚本も書いていらっしゃるみたい?

物語はそうした周囲のかたがたと薄子さんの穏やかな日常を描いたものとなりますね。
登場人物としては他に薄子さんがアルバイトをすることになった喫茶店…いえ、紅茶だけを出すという先日読んだ『飴色紅茶館歓談』を思い浮かべてしまうお店を経営している雲子さんのおじいさんに、そのお店で働いている甘咲薫さんなどいらっしゃいますね…いずれもなかなかよい感じのかたがたです。
もう一人、画子さんの弟でどうも薄子さんに恋をしているっぽい男の子がいるのですけれど、彼は正直いらない…これを紹介してくださったかたが私には邪魔と感じるかもとおっしゃってくださいましたけれど、やはり邪魔と感じてしまいました…(彼がいなければ内容評価は4.0を越えていたと思います)

イラストのほうは悪くありません。
百合的にはない…とは思うのですけれど、ほのかに感じないこともなく…?
ともあれ、なかなかよい作品でしたし、弟氏のことが少し不安にもなりますけれど、それ以外は安心して楽しく読める作品ですし、第2巻も購入してみたいものですね。