2009年08月17日

あまんちゅ!

先日読んだコミックの感想です。
よきものでした
□あまんちゅ!(1)
■天野こずえさま
 ○イラスト評価:★★★★★(4.9)
 ○内容評価:★★★★★(4.5)
 ○百合度評価:★★☆☆☆(2.0)
 ○総合評価:★★★★★(4.5)

これは先日『つぼみ』などとともに購入をしたもので、以前読んだ良作である『ARIA』の作者さまの新作ということもあり購入をしたものとなります。
コミックスとしてはその『ARIA』や『スケッチブック』などと同じものとなりますね。

内容としては、とある田舎の夢ヶ丘高校に入学、そしてその高校のダイビング部に入部することになった2人の女の子の物語でございますね。
主人公の小日向光さんはかなりかなり天然な雰囲気のある、かといって『ARIA』の灯里さんなどとも違ったタイプの、明るく素直な女の子…その明るさからあだ名は「ぴかり」となっております。
私はこちら方向の知識が皆無ですのではっきりしたことは言えないのですけれど、光さんのご実家はおそらく海のダイビングなご指導や案内をされていらっしゃるみたいで、光さんもそのお手伝いをよくしていらっしゃり、海が大好きな女の子です。
そんな子ですから、そして高校にダイビング部があるのですから、そこへ入部しようとするのは当然でございますね。
下に書く双葉さんに「おでこにある二つの眉毛が薄いから点々を取って」ということで「てこ」というあだ名をつけたり、出会った猫に「耳としっぽが茶色だから」ということで「ちゃ」と名づけたりと、少し以前クリアした『ロロナのアトリエ』の主人公なロロナさんに通じるところがございますね。

もうお一人の主人公と言えるのが大木双葉さん…こちらは東京からやってきた、長い黒髪をしたきれいな女の子でございますね。
性格は消極的で引っ込み思案、人前で話すのが苦手というかたで、光さんと対照的な性格…と思ったのですけれど、どうやら光さんも人と話すのは少々苦手っぽいです(天然過ぎて言葉が足りない?)
入学式の日にたまたま一緒になって、そして同じクラスで後ろの席になった光さんと仲良くなり、そんな彼女に連れられて半ば強引に向かったダイビング部でダイビングの魅力などに惹かれて一緒に入部することになるわけでございますね。
この物語の見所の一つは、光さんと接したりする中で双葉さんがどの様に変化をしていくか、というあたりにありそうです。

他の登場人物としては、光さんたちのクラスの担任でダイビング部の顧問でもある火鳥真斗先生がいらっしゃいますね…こちらはちょっと子供っぽいところもありますけれど、なかなか素敵な先生かと思います。
あとは学校に住み着いている雰囲気もある猫の「ちゃ」でございますね…こちらは作者さまが新しく飼いはじめた猫さんがモデルっぽいですけれど、外見はあの社長によく似ております。
現在のところ登場人物はこの3人+1匹だけでございますけれど、いずれもよい感じのかたがたでございますね。

第1巻では光さんたちの出会いから入学の日、そしてダイビング部に入部するまでが描かれております。
これは同じ作者さまの作品である『ARIA』でも言えましたけれど、日常を素敵に描いていらっしゃいますね…そのあたりだけでもなかなか惹かれてしまいます(『ARIA』同様に水がテーマかもな作品ですし)
実はこの作品は私が普段あまりしない「作者買い」をした作品で内容は全く知らない状態で購入して読んでみたのですけれど、読んでみて一安心…今のところ、これは当たりな作品と言えます。

イラストのほうはさすがによきものでございます。
百合的には今のところ光さんと双葉さんがどうなるか、でございますね…まだまだ第1巻ですので何とも言えませんけれど、期待できないことはないと思います(期待していいとも思えませんけれど…)
ともあれ、百合的にはともかくとしても面白い、『ARIA』にも負けないよき作品だったかと思います…第2巻以降も購入していこうかと思います。