2009年10月22日

大正野球娘。

先日読んだコミックの感想です。
これは微妙…
□大正野球娘。(1・2)
■神楽坂淳さま(原作)・伊藤伸平さま(作画)
 ○イラスト評価:★★☆☆☆(2.3)
 ○内容評価:★★☆☆☆(2.4)
 ○百合度評価:★★☆☆☆(1.5)
 ○総合評価:★★☆☆☆(2.2)

これは過日『える・えるシスター』などとともに購入をしたもので、百合かもしれないという話を聞いたり、アニメの評判がよかったりしましたので購入をしたものとなります。
コミックスとしては『ちょいあ!』や『まんがの作り方』などと同じものとなります。

内容としては、時は大正14年、ドイツではミュンヘン一揆に失敗したアドルフ・ヒトラー氏が釈放されたりと激動の時代へ向かっている中(第1話の最後の説明より要約/何)、東邦星華女学院に通う14歳の女学生たちが男子学生たちと対決するため、野球なるスポーツに挑むこととなるお話です。
その様なことになったきっかけは、お嬢さまの小笠原晶子さんがパーティの会場で非礼な男の人に色々言われてやる気を起こしたから、といった感じ…後に晶子さんはその男の人とご結婚なさるみたいですけれども…。
ともあれ、野球を行うには9人メンバーを集めなくてはなりませんけれど、さすがに未知のスポーツをしようという人はなかなか集まらないものの、個性豊かなメンバーが何とか揃って日々練習に励んだり、資金を集めるためにパーティを開いたりする様子が描かれております。
女の子が野球をするお話は以前読んだ『しらたま!』や以前読んだ『Diamond9!』がございましたけれども、大正時代を舞台にする、というのはなかなかよい感じであるかと思います。
…と、そういえば、この第2巻の時点でまだ試合など野球そのものをするシーンは一切ございません…練習のほうも、やっと基礎の基礎をはじめたばかりといったところ?

上に書いたとおり集まったメンバーはかなり個性的なのですけれども、中でも一番の異彩を放つのは川島乃枝さんでしょうか。
彼女は工学博士の娘らしく、自分自身でも色々発明をなさる、性格的にも天才によくありがちな少々飛んでいらっしゃるかたなのですけれども、第2巻の最後のお話では日本初の金属バットを作った女性として、すでに終わってしまったNHKの『その時歴史が動いた』風の番組で紹介されるに至っておりました。
その第2巻の最後のお話、その様な番組で紹介されている形式となっていることからも解る様に、『大正野球娘。』の時代のことはもちろん過去として描かれており、乃枝さんや晶子さんのその後も描かれ、晶子さんはすでに例の男と結婚をしたうえに泉下の人になってしまっており最後は乃枝さんかと思われる人が毎年晶子さんの墓前に花を手向ける場面で終了…てっきりこれで完結かと思ったのですけれども、その下にはっきり「つづく」と書かれておりましたので続くの、ですね?
しかし、乃枝さんは第2次大戦期もすごいことをしておりました…明らかに他の人たちとは一線を画する人です。
…ところで、コミックのカラーページにある登場人物紹介、乃枝さんのお名前が「乃絵」となっており、しかも第1巻も第2巻も両方そうなっております(本編中では「乃枝」となっております)…これは、こちらが間違っているの、ですね?

と、ちなみに紹介が遅れましたけれども、主人公は晶子さんでも乃枝さんでもなく、鈴川小梅さんという洋食屋の娘さんとなります。
彼女は多少人に流されやすいところはあるものの基本的にはいい子です。
ただ、同じ洋食屋で働いている許嫁の男の人との恋物語がございますので、個人的には少々…ごにょ…。
さらに、その恋物語が結構お話の中で大きな部分を占めておりましたし、そのこともあって百合な要素を私はほとんどこの作品から感じることができませんでした…この作品、私の読んだ限りではその主人公と婚約者のラブコメ要素が4割、乃枝さんのマッドサイエンティスト振りが4割、野球0.5割、その他1.5割といった様な内容に見えました。
けれど、この作品のアニメ版は『百合姫』でも百合アニメとして紹介されておりましたっけ…これは私の感覚がずれていたのか、それともこのコミカライズ版がアニメ版などとは少しずれているのでしょうか(ちなみに原作は小説の様です)
そういえば、コミック内に入っていたチラシでアニメ及び原作のイラストを見ることができたのですけれど、このコミカライズ版と全然絵が違いました…はっきり言えば、アニメ版のほうが全然よい絵だったのです。
アニメの絵のほうがよいと感じるなんて、滅多にないことなのですけれども…う〜ん。
…ちなみに、私が一番好きな登場人物は、アンナ・カートランド先生です(何)

イラストのほうは普通…上で触れたとおり原作やアニメ版とは全然違う絵で、残念ながらアニメ版のほうがよく感じたのでした…。
百合的にはない、と私は感じたのですけれども…。
ともあれ、私はあまり百合な感じを受けなかった、中の下といった感じの作品だったのですけれど、これのアニメ版はお世話になっている桜花さまが褒めていらっしゃいましたし、『百合姫』でも紹介しているくらいなのですから、少なくとも先日読んだ、『百合姫』で紹介されなかった『キディ・ガーランド ぴゅあ』より百合を感じさせてくれてもいいはずなのですけれども…。
となると、もしかするとこのコミカライズ版が原作やアニメなどとは少々違うものになっている(少なくともイラストは全然別物でしたし…)、失敗作であるなどという可能性もあるのでしょうか…こちらは失敗作ではないものの以前読んだ『宇宙をかける少女R』もアニメ版とは内容が違ったみたいですから…。


私も参加をしている、フィンさまがこちらにファンサイトを運営してくださっている『私立天姫学園』のほうは、昨日はもちろん条件が全然満たされておりませんでしたので、以前の美紗さんの講座に書いた一種の企画は発動いたしませんでした。
本当でしたら、どなたも他に入室をされず一人でいらした2ヶ所の場所にも入るべきだったのですけれど、私は基本的に2ヶ所までの入室なら大丈夫なもののそれ以上となると少しきつくて、この数日は3ヶ所以上の入室はとても無理そうだと思える状況でしたので、入ることができませんでした…。
なかなか皆さんの入室のほうは活発ではございませんし、このまま学園へいらっしゃるかたが増えても、昨日の様にどなたにもお会いしないまま退室、というさみしいことが多発することになりそうで不安です…。
私のほうも、入れる数には限界がございますし、もっと皆さまの交流が活発になってくだされば、そうしたさみしい事態も少なくなって、よいことかと思うのですけれども…。