2009年10月26日

天に星 地に花 人に愛

先日読んだコミックの感想です。
やはりよきもの…
□はやて×ブレード(11)
■林家志弦さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
 ○内容評価:★★★★★(4.9)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★★☆(4.4)

これは先日色々なコミックとともに購入をしたもので、これまでに既刊を読んでいることもあり購入をしたものとなります。
コミックスとしては『R.O.D』と同じものとなります…と、あまりなじみのないものではございますけれど、この作品は以前は電撃コミックスで出ており、なぜか途中からその別コミックスに移動したという経緯を持っております。
作者は以前読んだよき作品『ストロベリーシェイクSweet』などでおなじみの林家志弦さまとなります…林家さま、また『百合姫』に戻ってきてくださればよいのに(破壊力最大な林家さまが抜けましたので、今の『百合姫』にはコメディ成分が不足気味です/何)

内容としては、女だらけの剣劇コメディ…攻めるも乙女、受けるも乙女ということで(どういうことで?)、天地学園という少し特殊な学校に剣技特待生として通う女の子たちの物語となります。
…っと、説明がいつもどおり以前読んだ第10巻、さらにそれ以前に読んだ既刊たちの感想と同じとなってしまいましたので、詳しい説明はそちらをご覧くださいまし。

もう第11巻となる今回は、はやてさんの双子の姉で本来天地学園に入る予定だったナギさんがやってきたことが原因ではやてさんが学園から飛び出してしまい、そうしてさまよっていた山中で出会ったもうすぐ学園の卒業を迎える、「破剣斬り」発言をなされた愉快な人、柳生真さんとともに全剣待生参加の乱奪い大会へ参加することになります。
その乱奪い大会というのは剣待生ではじめての卒業生となるらしい真さんを祝うために企画をされたもので、大きな山の中で剣待生全員が斬り合いを行い、最終的には真さんを討ち取った一名が勝利となり、豪華賞品を手に入れられるというもの…いかにもあの会長さんが考えそうな企画であり、もちろん実際に斬るわけではなく、ゲームですよ?(真さんは本気で討ちにきた、と思っている節もございますけれど)
この巻では丸々その大会となっておりますけれど、ここまで大人数な登場人物のいる作品ですからこの巻のみで終わるはずもなく、まだ半分程度進んだ、というところでしょうか。
真さんは中学校時代には本が好きだったらしい、おとなしそうな美少女に見えたのですけれど、現在ではもう野武士といった感じの荒々しいかた…一体この学園で過ごした数年で何があったのか気になるところですけれど、それは話の流れからもうすぐ明らかになりそうです。
また、真さん側について戦うはやてさん、それにその双子の姉であるナギさんの過去も、少しだけ回想シーンが出てきたりと、この様な展開の中ながらも少しずつお話は進んでいる感じです。

この作品、相変わらず登場人物がほぼ全ておバカで愉快で楽しい…バカというのはこの作品においては褒め言葉となるでしょう(全ての作品のサブタイトルに「バカ」が含まれておりますし…要するに愛すべきバカキャラたち、という感じです)
特に今回の主役である真さんが本当に愛すべきバカで面白く、現在のところ私にとって大好きなキャラ筆頭に上げられるかも(会長さんや桃香さんとともに)…はやてさんとの本当におバカなコンビはお似合いなのではないでしょうか。
と、そのはやてさんの本来の刃友である綾那さんは今回ははやてさんと対戦するために怖いほどに暴走気味…暴走しすぎで頭を冷やす羽目になりました。
巻の最後にはあの会長さんがまたやってくださいましたし、個人的には皆さんおバカでよい感じかと思います。

その他として、カバー下にある会長さんのおまけマンガや巻末のおまけマンガはもちろんあるとして、作品の合間で登場人物たちの家族紹介がはじまりました。
明らかに犬神五十鈴さんの家族だけ怖い…五十鈴さんは好きなキャラですけれども(というより、この作品の登場人物はほぼ全て好き…あの炎雪さんでさえ悪くないキャラだと感じはじめてきておりますし、好きでないのはごくごく稀に登場する男キャラを放っておくとナギさんくらいでしょうか)

イラストのほうは普通ですけれど、これまでの2.5というのは少々過小評価な気がします。
百合的には綾那さんが何だかんだ言ってはやてさんのことが気になるのですね、と(何)
ともあれ、相変わらずいい意味でおバカで面白い、私の持っている全作品の中で笑える、という意味で一番面白いのではないかと思える良作です。
最後の最後で会長さんがまたおバカなことをしてくださいましたし、続きが楽しみなものです。
はやて、といえば以前の私は八神はやてさんを思い浮かべましたけれど今ではまずこの作品ですし、ブレード、といえば以前の私は以前読んだ『BAMBOO BLADE』を思い浮かべましたけれど今ではもちろんこの作品です(『BAMBOO BLADE』はイラストとキリノさん以外評価すべきところがなくなっているという悲劇…)
…ちなみに、今日の日誌のタイトルは愛すべきおバカな真さんの好きな言葉で、略すと某小川ドラマで昨日も放送されていたはずな、けれど私はもう見限って見ていない『天地人』になってしまいますけれど、その小川ドラマの場合は「天の時 地の利 人の和」の略であり少々違い、「天に星 地に花 人に愛」のほうは武者小路実篤氏の言葉となります(例の小川ドラマにある「人に愛」は何だか醜いものしかございませんし、やはり今日の日誌のタイトルの言葉とは別物なのです/何)