2009年11月17日

なんちゃってったってアイドル

先日読んだコミックの感想です。
台無しな作品があり残念…
□にじぷり(2)
■橘あゆんさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.3)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.2)

これは先日色々なコミックとともに購入をしたもので、これまで既刊を読んでいるということもあり購入をしたものとなります。
コミックスとしては『つぶらら』や『GIRL FRIENDS』などと同じものとなるみたいです。

内容としては、中学校の頃の憧れの先輩を追って、虹ノ丘女学院というお嬢さま学校に進学した女の子のお話となります。
主人公の平山美羽さんがその憧れの先輩、新堂麗香さんを追ってその学校へ入ったいきさつなどは以前読んだ第1巻に描かれておりますので、お二人の関係などについてはその第1巻の感想をお読みくださいまし。
中学校時代の麗香さんと現在の麗香さんとはあまりに別人であり、美羽さんも当初そこに戸惑っていたのですけれども、麗香さんの心の中のやさしさなどは変わっていないことに気づいた美羽さんは改めて彼女に惹かれていくのでした。

第2巻では、前半は麗香さんのお見合い騒動、後半は夏休みのお話を描いております。
第1巻の最後で麗香さんの父親がやってきたのは見合いを勧めにきたから、なのですけれども…この父親は麗香さんをまさに溺愛していらっしゃり、本当はお見合いなど望んでいないながら、家業の煎餅屋さんの事業失敗で経営難となってしまい、その関係でそうなってしまったのでした。
ということで、麗香さんの過去や彼女の変化などはこのお見合い騒動のお話でほとんど明らかになった感じがいたします。
ともあれ、そのお見合いのほうは、見合い相手の日本好きで愉快なアメリカ人投資家が煎餅のほうに投資をしてくださるということで落ち着きましたので、一安心です。
しかも、この騒動を解決する道筋をつけてくださったり、また麗香さんを励ましてくださったりした美羽さんに対して、麗香さんは最後に口づけを軽くしてくださったりと、お二人の関係も少し進展…かも?

後半は夏休みのお話ということで、皆さんで海へ行くことになります。
先のお話の口づけのことがあって麗香さんのことをしっかり見ることのできなくなってしまった美羽さんですけれど、麗香さんと二人きりで無人島へ流されてしまいます。
実はこれは皆さんの策略で麗香さんもそれをご存じなのですけれども、美羽さんだけは完全に信じてしまって、寒くなってきたということで二人は一糸まとわぬ姿であたためあったりしてしまいます。

と、ここまでのお話は本当によかったのですけれども、最後に収録されていた第12話『うれしい?たのしい?ドM好き!』は…そこまでの流れを台無しにしてしまう、ひどいものでした。
このお話は麗香さんの寮でのルームメイトのあきらさんが主役なのですけれども、幼馴染の男というのが出てきて、しかもあきらさんにいじめられるのが好きな感じの酷い人…あきらさんも彼をいじめるのが快感らしいですけれど、もうこのあたり本当にどうでもよいです。
先のお見合い騒動に出てきた父親やアメリカ人投資家は男性とはいえ微笑ましい人たちでまだ笑って読むことができましたけれど、このお話についてはどうしようもなく、読むのが苦痛でほぼ流し読み状態でした(本当に、百合が云々以前にお話としてひどいものでした…)
女子校のお話でわざわざこの様な何の脈略もない気のする変な男を出したりするなんて、百合姫コミックスなど百合を明記している作品でない限りは、百合に徹する作品というのは難しいのでしょうか…。
このお話がなければ内容評価も4.0以上にはなったかと思うのですけれど、このお話が全てを台無しにして内容評価をかえって第1巻より下げてしまいました…。

イラストのほうは悪くございません。
百合的には美羽さんと麗香さんとの関係は近づいてきたかと思うのですけれど…最後のお話は台無しです。
ともあれ、最後のひどいお話があったりと百合に徹することはできない作品らしくそれは残念ですけれど、主役のお二人の関係はよきものですし、第3巻が出ても引き続き読みましょう。
ちなみに、今日の日誌のタイトルのほうは最後の描きおろしマンガを読んでいただければよいですけれど、これは第1巻から読んでいないと少々解りづらいかもしれません。
あと、カバー下には軽い4コマも収録されております。


『エリーのアトリエ』のほうは本当に進むテンポがはやく、もう2年めの7月となってしまいました。
ここまでの間、お店で買える参考書は全て購入しましたし、調合機材のほうも暗号解読装置の様なもの以外は全て揃えられました。
イベントのほうはオヤジさんの歌イベントくらいしかなくしばらくは調合や採取に集中できる機会があったのですけれど、5月になると踊り子のお姉さんに新しい街の存在を教えてもらえたのです。
しかも、その街が遠い遠い…時間短縮のできる馬車で向かっても往復で1ヶ月くらいかかった気がいたします。
さらにはその遠い港町の先にも採取地があり、しかもその採取地が4ヶ所ほどあるのですけれどそれがまたほとんどが10日くらいかかったりと遠い…ここまで採取地が多いゲームは、他の正統派『アトリエ』シリーズにはなかったかも…(いえ、『ロロナ』はこのくらいあったかも?)
しかも日数の経過が厳しい…妖精さんをもっと雇って全ての場所に派遣すればよいのかもですけれど、妖精さんは7人しか雇えないのでした…。

その港町で、『マリー』にも出てきたこのかた…
ミューさん
…ミューさんが現れ、仲間にすることができる様になりましたので、これまで仲間にしていた踊り子さんを外してしまい彼女を仲間にいたしました(画像提供:【(C)GUST CO.,LTD.】)
本当は男キャラのハレッシュさんを外せばよかったのかもですけれど、まだハレッシュさんを外せるほど他のメンバーが強くない…ハレッシュさんは本当に強いかたですのでなかなか外せません(雇用費も妙に安いですし)
…と、ミューさんが南国うにを投げつけるときのテンションが何か変…。


と、昨日は22時に某N○Kの世界遺産な番組を観ていたのですけれど、それが終わったらいきなり某排水溝ドラマの最終回の予告が出てきて一気に脱力してしまいました…。
けれど、ようやく最終回を迎えますか…今期のアニメがもうすでに半分を放送しているという時の流れのはやさにはショックを受けましたけれど、こちらはやっと終わってくれると本当にほっといたします。
この排水溝ドラマ『天恥人(漢字が違う?)』はあまりにひどいものでしたので途中で切ったのですけれど(それでも辛抱強いほど我慢して観ていた気もしますけれど)、その後番組で年末にある『坂の上の雲』は重厚キャストですし舞台となる時代も興味ありますので観てみようかなと思います。