2009年11月27日

日和、南にありてゆたかに

先日読んだコミックの感想です。
最終巻でした
□まなつラビリンス(2)
■桂よしひろさま
 ○イラスト評価:★★☆☆☆(2.1)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.4)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.4)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

これは過日色々なコミックとともに購入をしたもので、過去に既刊を読んでいるということもあり購入をしたものとなります。
コミックスとしては『魔法使いしかっ』と同じものらしいです…つまりあまりなじみのないコミックスです。

内容としては、学校でいつもの生活をしていた女子高生たちが突然その学校に閉じ込められてしまう、というお話となります。
と、説明が以前読んだ第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、状況やキャラの紹介はそちらをお読みくださいまし。
第2巻でも引き続き学校の外の空間へ出ることもできず、他の人がと会うこともないという異常状況を過ごす皆さんなのですけれど、慣れてきたのか、結構楽しんでいらっしゃる様子にも見えたりするのでした。
この作品は本来もっと読むのを後回しにしようと思ったのですけれども、先日『ホーロロギオン』という作品を読んだ際に少し似た状況の作品と言うことでこちらの作品を思い出して読んでみたわけですけれど、そういえば『ホーロロギオン』のほうでも主人公のお友達は結構そうした異常状況を楽しんでいらしたのでしたっけ。
そうした主人公たち以外の人の姿がなくなる不思議世界のお話といえば、以前クリアをしている『ノゾミカナエタマエ』もその様な感じです。

その様な本来外部の生き物は誰も入ってこないはずの閉鎖空間で、黒沢・M・シャーロットさん、通称シャーリーさんというハーフな少女が突然現れたりします。
どうやら彼女も元々巻き込まれていたものの、当初は時空の狭間に入り込んでしまっていたという説明がありましたけれど、正直よく解りません…登場人物の一人である華さんこと華王院さんとお知り合いで、しかもずいぶん濃い関係であったりもします。

と、この作品は実はこの巻で完結で、事件のほうも最後できちんと解決をします。
主人公の真夏さんと葵さんとの関係も相思相愛というかたちとなりますし、ハッピーエンドというところではあるのですけれど、皆さんが無事にもとの世界に戻れたのかは読者の想像に任せる…というかたちとなっていたりします。
きっと、そのあたりは問題ない…と、私は想像いたしますけれども…。
あと、りりぃさんについては第1巻でイレギュラーな存在と書かれていたとおりこの巻でその正体が解りますけれど、切ないことでした…物語としてはよいものではございますけれども。

イラストのほうは個人的にはあまり好みではございません…。
百合的にはシャーリーさんが現れたこと、真夏さんと葵さんの関係の進展、そしてりりぃさんのこと…これらが合わさりかなり上昇して、もう百合作品と断言できるくらいでしょう。
ともあれ、表紙裏の解説に「ちょっとHな学園SF群像劇」と書かれている通りやや過激な描写が多かったり、イラストが私好みでなかったりもしますけれど、それでも物語に勢いも感じられなかなか面白い作品であったかと思います…あまり期待をしていなかったのですけれど、ここまで百合な作品になるとはよい意味で裏切られました。


また、同時にこちらも読みましたので…。
まだ騒がれ気味…?
□らき☆すた(7)
■美水かがみさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★☆☆(2.8)
 ○百合度評価:★☆☆☆☆(1.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(2.7)

こちらは過日『咲』のDVDなどとともに購入をしたもので、これまで既刊を読んでいるということもあり購入をしたものとなります。
コミックとしては『ありかる』などと同じものとなります。

内容としては、とある高校に通うおたくさんな女の子であるこなたさんやその周囲のかたがたを描いたものとなります…と以前読んだ第6巻の感想で説明をしておりましたけれど、第7巻からはその説明は通用しなくなってしまいました。
つまり、こなたさんたちは大学生になってしまいましたので、高校に通うという説明は通用しなくなったのです。
こなたさんたちが大学生となっても、基本的にお話は何ら変わりなく続きます…どこで終わらせるのかが気になるところではありますけれど、普通に続く分には問題なく、よいことかと思います。
ただ、登場人物が本当に多すぎて…というところで少々内容評価を下げてしまいました。

お話自体は相変わらずといったところですけれど、そう面白く感じられなくなってまいりました…男がほしいネタが増えてきたからでしょうか。
けれど、『日和、南にありてゆたかに』という4コマ形式でないお話はよきものでした…これはみなみさんとゆたかさん、それに日和さんの三人のお話なのですけれど、ほのかに百合も感じられ…?
…表紙裏の「こんな人にオススメ!!」に「地域振興を考えてる人」という項目があったのですけれど、これはどうして…?

イラストのほうは悪くありません。
百合的にはみなみさんとゆたかさんがかすかにある程度で、その他はないに等しいかと…。
ともあれ、内容的には普通といったところなのですけれども、この第7巻購入時の店頭での販売状況を見る限り、まだこの作品は騒ぎが沈静化していないのでしょうか…いい加減に落ち着いてくださればよろしいのですけれども…。
もう、購入を切り捨ててもよい、のかも…?


と、この日誌の本サイトであるこちらに設置しているこのギャラリーページには過去に皆さまからいただいたイラストが収録されているのですけれども、過去に私のサイトのtop絵にさせていただいたり、あるいは少々古いイラストは収録されていなかったのですけれども、それらのイラストが偶然(何)見つかりましたので、改めて収録させていただきました(古いためか、少々不鮮明な状態のイラストもございますけれど、ご了承くださいまし)
基本的にギャラリーページは古いイラストほど下になっておりますので、今回新たに収録したイラストは下のほう、がんちょさま提供のねころさん以下のものとなります…結構古いイラストたちですけれど、収録しても大丈夫だったでしょうか…?(何)
ちなみに、これまではこれとは別にtop絵のギャラリーページもございましたけれども、今回の収録でそれらの基となったイラストが全て収録されましたので、そちらのページは廃止いたしました。
ともあれ、提供してくださった皆さま、改めて…素敵なイラストたちを、本当にありがとうございます。
…「みーさちゃんとあーやちゃん」と「彩菜さんと美月さん」については、なぜか小さい状態のイラストしかございませんでした…。

最近は物語の更新も含めてサイトのほうがこの日誌以外いじれておりませんけれど、今回のこのギャラリー更新を機会に、少しずつでも色々いじっていけたらよろしいのですけれども…いえ、色々やりたいことはございますので…。