2009年11月29日

空色ガールフレンド

先日読んだコミックの感想です。
携帯配信作品にしては…
□空色ガールフレンド
■リカチさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

これは先日『百合少女』などとともに購入をした作品で、百合姫コミックスということもあり購入をしたものとなります。
ということで、こちらは百合姫コミックスながら『百合姫/百合姫S』には掲載されておらず、先日読んだ『極上ドロップス』などと同様に携帯で配信された作品ということとなります。

内容としては、とある中学校に通う女の子たちの恋の物語…。
主人公の渡瀬広海さんは、かっこいい雰囲気の女の子…ただかっこいいだけでなく、本人も昔から王子さまになりたいと考えていらした感じの子で、人の悪口を言ったりしない、基本的にはとてもよい子かと思います。
そんな広海さんのクラスに、ある日転校生がやってまいりました。
その転校生は柏木樹里さんとおっしゃり、黒髪のきれいなとてもかわいい、周囲の人たちも思わず振り向くほどの子だったのですけれども、ものすごく口が悪いために転校初日にして周囲から孤立をしてしまうのでした。
けれど、広海さんは普通に声をかけてあげて、その結果からか翌日彼女は無理やり広海さんの隣の席にやってきて、しかも広海さんのことを「ロミオ」と呼んでと、そして逆に自分のことは「ジュリエット」と読んで、などとお願いしてきて、それに広海さんもまんざらではないご様子で、徐々に樹里さんに惹かれていくのでした。

お話はそのお二人の淡い恋物語が中心となっております。
色々と波乱はございますけれど、お二人の想いが重なった…ところで、突然樹里さんがまた転校してしまうことになってしまいました。
そこでお二人は離れ離れになってしまい、広海さんは心を閉ざしてしまうのですけれども、それから4年後…と、ラストはこうした展開の作品にありがちなものながらも、ハッピーエンドでございますし、個人的には好きな終わりかたです。

こちらの作品は携帯配信なものということで、過去に百合姫コミックスの携帯配信な作品は全て多かれ少なかれ過激な描写がございましたので、この作品もそうなのかと思っておりましたけれど、意外なことに(?)こちらにはそうした描写は全くございませんでした。
内容のほうも、なかなか淡い恋といった趣で『百合姫』に普通に連載されていても何ら違和感のないもの…よい意味で、何だか他の携帯配信な作品とは違う印象を受けました。

イラストのほうは悪くございません。
百合的には百合姫コミックスでございますし、それにお二人の想いはとても強いですから、間違いなく百合作品です。
ともあれ、これは携帯配信な百合姫コミックスとしては少々異彩を放つ作品なのではないでしょうか…もちろんいい意味でです。


『エリーのアトリエ』のほうはやはりテンポがはやく、もう3年めの8月…3回めのコンテストを迎えました。
それまでの約1年間は何をしていたのかといえば、ほとんど調合及びレベル上げのみ…レベル上げは『マリー』でもおなじみのエアフォルクの塔で行いましたけれど、最上階のボスは強すぎて倒せる気が起きません…。
ともあれ、それでエリーさんの冒険者レベルは45になったのですけれど、イングリド先生に冒険者になるつもりかと怒られてしまいました…。
今回も無事1位を取ることができたのですけれど、やはり何も変わらないという…イングリド先生が褒めてくだされば、まだ嬉しいのに…。

その後はそろそろあの港町の海竜を倒せるのではないかということで、再び挑戦…今回は、何とか倒すことができました。
そしてケントニスへ行ける様に…って、『エリー』は行動範囲が広すぎます。
『リリー』のドルニエ先生やリリーさん、イングリドちゃんとヘルミーナちゃんはそのケントニスのアカデミーから派遣されたわけですけれど、その『リリー』でもケントニスは名前でしか出ませんでしたのに、まさか実際に行けるとは驚きです。
しかも、行った先には…
マルローネさん
…マリーさんがいらっしゃり、仲間にできる様に…もちろん、これは仲間にいたしました(ハレッシュさんを外して…ハレッシュさんはいい人で、仲間になる男キャラの中では一番いい選択だったのではないかと思っております/画像提供:【(C)GUST CO.,LTD.】)
やはりマリーさんは素敵なかたで、この『エリー』でも一番よいかたなのではないでしょうか。
これでメンバーはマリーさんとミューさんという、何だか前作みたいなメンバーとなりましたけれど、個人的にはなかなかベストメンバーだと思います(強さでいえばハレッシュさんが抜けてかなり苦戦ですが…ミューさんの南国うにが全体攻撃にならない…)
…マリーさんを連れてザールブルグへ戻ると、シアさんと再会するイベントがございました。

ちなみに、ケントニスの人は全て左右の瞳の色が違う、いわゆるオッドアイの持ち主らしいです。
確かにドルニエさんもイングリドさんもヘルミーナさんもそうでしたけれども、『リリー』の主人公のリリーさんはその様なことはございませんでしたし、となるとリリーさんは別の国からケントニスへやってきた人、とか…?

ゲームといえば、来月新作2作品が発売するはずのサークル【ふぐり屋】さまのこちらの公式サイトにて…

…『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』アニメ化記念として『玲緒麻衣だいありぃ』第10話が公開されております。
第10話ということで、今回で最終回…あとはゲームとアニメを待つばかりです。