2010年01月16日

残酷な願いの中で

昨日は先日購入した『咲 -Saki-』のDVD第7巻を観てみました。
もう7巻ということで、県大会団体決勝戦も大将戦前半終了と、佳境になっております。
…この第7巻にはかじゅモモカップリングの抱き枕カバーがついてきてしまったのですけれど…(何)

第17話は『悪夢』ということで、まさに天江衣という魔物による悪夢の前半戦が終了した直後からはじまります。
休憩に入って颯爽と立ち去る魔物に対し、対戦者の3人はもうぼろぼろ状態…特に華菜さんは本当にかわいそうになってしまっております。
そんな、見ていて切ない華菜さんのところへ美穂子さんがやっていらして…と、このシーンはよいもので、こちらも泣いてしまいそうになってしまいました。
ゆみさんはまだまだ落ち着いた様子ではございますけれど、それでも桃子さんとお会いすることでさらに元気が出てくださった模様…このお二人もやはりよい感じです。
咲さんはトイレへ行こうとして道に迷ってしまったのですけれど、何とか和さんが発見…完全に弱気になっている咲さんを何とか勇気づけます。
結局咲さんはトイレへ行けなかったわけですけれども…ともあれ、最近は他のキャラにばかり目がいってしまって咲さんたちはどちらかというとどうでもよくなっていたものの、このお二人もやはり悪くないものです。
そうして休憩も終了し、いよいよ後半戦の開始…ですけれど、やはりまだまだ魔物の脅威は収まらず、少しは元気が出たかと思われた他の皆さんがすぐに萎縮してしまいました…。
特に華菜さんがあまりにぼこぼこにされすぎで、本当に切ない…魔物は人の心を折ることを楽しんでおりますし、本当に嫌な感じです。
けれど、どうやら咲さんが復調気味な様子で、華菜さんも何とかたすかりましたし、余裕だった魔物も少し冷や汗…なかなか期待の持てる終わりかたでございました。

第18話は『繋がり』…大将戦もたけなわですけれど、和さんのおっしゃるとおり緊張感の全くない人たちのシーンからはじまりました。
前のお話から絶望的な状況の続いている華菜さんなのですけれども、その彼女と美穂子さんの交流を描いた回想シーンが入りました…やはりこのかたがたはよい感じで、個人的には結構好きなかたがたです。
でも、先日購入した同人誌でもそうでした様に美穂子さんとのカップリングは清澄の部長さん、久さんとも捨てがたい…なかなか悩ましいところですし、未春さんに頑張ってもらいましょう(何)
ともあれ、試合中に突然大声をあげて皆さんを驚かせてしまう華菜さんですけれど、猫耳も復活してようやく復調…一安心?
一方のゆみさんと桃子さんのお二人の回想シーンも入り…やはりこのお二人は好きですし、ゆみさんは単独の登場人物としても一、二を争うほど好きなかたです。
そして咲さんはといえば、いきなり靴を脱ぎはじめました…裸足でないと本調子が出ない?
でも、その咲さんは他の人には理解のできない打ちかたをしていらっしゃり、たくさんのかたがたを泣かせたり呆れさせたりしておりました…このあたりの流れは、麻雀の基礎も解らない私にはまだ少々理解できないかも…。
そうして本調子となってきた咲さんは、いよいよ魔物を焦らせはじめました…ただ、咲さんと魔物以外のお二人のほうが好きな私にとっては、ややつらい流れでもありますが…。
…と、今回のエンディングは魔物の気持ちを反映してか、ときどき見られるやや暗いほうのエンディングで…なのですけれど、個人的にはこのエンディングが好き…。

第19話は『友達』…魔物である衣さんの悲しい過去が回想されますけれど、今更この様に悲しいシーンを出されても、時すでに遅しで魔物を好きになることなどできません、とこれを観たときには思ったのですけれど…(何)
しかも、その悲しみによって魔物がもう麻雀漫画とは思えない異常な力を発揮して、会場に停電を引き起こしました…原作でも読みましたけれど、これはもう異常としか言えない現象です。
しかも、暗闇の中、普通の係員ですら気づくほどに魔物が青く光っておりましたし、本当に恐ろしい存在です。
ともあれ、その異常さだけを見せ付けただけで停電は回復し、試合再開…まだまだ諦めてない華菜さんが微笑ましいです。
一方の咲さんは、前半戦では泣いていたはずなのですけれど、それを忘れてしまったのか、強い相手に会えてわくわくしておられました…余裕を失いつつある魔物に対して、ものすごく余裕な様子です。
そして最後は咲さんが見事に魔物を逆転し、清澄の優勝を決定させました…衣さんも魔物でなくなった様子ですし、ゆみさんや華菜さんも負けたながらも清々しいご様子でしたし、よき終わりかただったかと思います(試合の終盤でゆみさんと華菜さんの見せ場がほとんどなかったのは、仕方ないことでしょうか…)
風越女子の謎の怖いコーチも不思議とやさしかったですし、やはりゆみさんと桃子さんはよいかたがたですし、なかなか泣かせてくださる、本当によき最終回…いえ、何だか最終回の様な雰囲気でしたけれど、まだまだ最終回ではございませんでしたか(エンディングも何だか最終回みたいな流れだったのですが…)
…と、そういえば、以前読んだ原作の現在出ている一番新しいコミックはまだ停電したあたりまでしか進んでおりませんし、この咲さんの逆転や清澄優勝にその後の皆さまのくだりはアニメではじめて見ることになるのでした。

DVD特典のピクチャードラマのほうは、以前観たDVD第6巻に引き続いて鶴賀学園…というよりもゆみさんと桃子さんのお二人のお話でした。
お話としては、県大会が完全に終了した後のお二人が、過去のことや近況など色々な思い出話をしつつ、一緒にお出かけをするお話…。
一緒に海で遊んで、そして旅館で一緒にお食事…そういえば、ゆみさんは水恐怖性を克服しておりました。
ピクチャードラマで2人しか登場人物が出ないお話なんて、今回がはじめてでした…お二人だけの分ラブラブ度がものすごく増していらっしゃり、もう百合々々と言っても間違いなかったかも…?
…そういえば、桃子さん役の声優さんは斎藤桃子さんとおっしゃり、名前が一緒…これはまさか狙った?

本当に第19話が最終回と言われてもおかしくない雰囲気だったのですけれど、きちんと第20話の予告もございました…試合は一段落みたいですけれども。
その第19話はよきもので、またピクチャードラマもかじゅモモカップリングの見事な百合のお話でしたので、とてもよきものでございました。