2010年11月20日

Justice for Girls.

どうやら以前クリアいたしました『ユーディーのアトリエ』に続きまして、以前クリアしております『ヴィオラート』がPSPへ移植されるみたいでございます。
まだ発売日などは解らないのでございますけれど、『アトリエ』シリーズの完成形だと思います『グラムナート』シリーズの第2作、つまり『アトリエ』シリーズ最高傑作と個人的には思っております『ヴィオラート』が移植してくださるなんて、これはとっても嬉しいことでございます。
『ヴィオラート』はすでにほぼ完璧な作品でございますので、できますことなら余計な追加要素などなしでしていただきたいものでございます…『ユーディー』を見ている限り、その心配はないと思いたいですけれども…。
…でも、PSP版『ヴィオラート』、購入は確実ですけれど、そのまま手をつけず保管モードに入ってしまうかも…いえ、PS2版を1周クリアするのにとっても、今までクリアしましたゲームで一番疲れた記憶がありまして、あれをもう一度、きちんとしたエンディングを目指すのはちょっと、考えただけで疲れまして…(何)


その様な先日はこの様なものを購入してまいりました。
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少し少なめ…?
○百合姫(2011,1月号)
○さよならフォークロア
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…上は雑誌、下はコミックとなりまして、『百合姫』のほうの感想はまた後ほど…。
コミックのほうは百合姫コミックス…今月は1冊のみとやや少なめとなっておりました。
他に何かよい作品がないかなとも探してみたのでございますけれども、先日色々と探してみたばかりでございましたので、これといってめぼしいものは見当たらなかった気がいたします。


では、先日購入をいたしました…
隔月刊化なり…
…『百合姫』の感想などを書いてみます。
周知の通り、これまで季刊で出ておりました『百合姫』『百合姫S』のうち『S』を廃刊にしたうえで隔月刊化とされてからはじめてのものとなります。
それに伴い、第1号から続いてきました通し番号が見当たらなくなりました…ですので上の購入履歴の表記も「○月号」に変更をいたしました。

表紙にありますとおり「再誕。」した『百合姫』でございますけれど、まず手にとってこれまでと雰囲気が全く変わったことに気がつきます。
そして中身を読んでいきますとさらに過去とは雰囲気が変わったことに気付いて、驚かされます…何といえばよろしいでしょう、一言で言いますとずいぶんと落ち着いた雰囲気になっております。
この雰囲気は以前読みました、同じく隔月刊化されました『つぼみ』にも似た感じがしますけれど、より大人っぽい雰囲気をかもし出している、そんな気がいたします。
これまでの『百合姫』は今は亡き『百合姉妹』の雰囲気を引っ張ってきた印象があるのですけれど、ここでそれを完全に断ち切った感があり…まさに「再誕」といった趣でございます(ですので『百合姉妹』から全てを見守ってきている身としましてはかなり新鮮に感じたのでした)
…この騒がしくない雰囲気は個人的には好きなのでございますけれど、この乗りですと過去にありました様な賑々しい百合アニメ紹介などはなくなるかもしれません(今回も似た紹介はありましたけれど、明らかに今までと感じが違いました)

肝心の作品たちのほうでございますけれど、久し振り…といいますか、ノベル作品が復活しておりまして、2作品掲載されております。
中でも『GIRLS UPRISING』は何と表紙から文章がはじまっており、これもまた今までの『百合姫』とは違う雰囲気を感じさせます。
心機一転といった趣のある今号でございますけれども、これまでの『百合姫』及び『百合姫S』からの連載作品ももちろんございます…藤枝雅さまの『飴色紅茶館歓談』も無事掲載されておりまして、お話もずいぶん進んでまいりました。
源久也さまの『ふ〜ふ』も相変わらずよろしい感じでございますけれど、この雰囲気の『百合姫』ではその『ふ〜ふ』となもりさまの『ゆるゆり』の2作品だけがやや浮いた印象を受けてしまいました(言うまでもなく両作品ともよきものです)
『ゆるゆり』はさすがに『S』の頃よりはページ数が減ってしまいましたけれど、それでも巻中カラーを飾っております…ただ、非常にもったいないカラーの使いかたをしておりますけれど、これは『ゆるゆり』らしいでしょう。
三国ハヂメさまの『妄想HONEY』はいきなり最終回…他のいくつかの作品は整理縮小に伴い後半がコミックのみの収録とされましたのに、この作品はこうして誌面に載ることができて、幸せなことでございます。
その他の連載作品も休載の『此花亭奇譚』以外はまずは無事…といったところでございます。
読み切り作品や短期連載と思われる作品たちも竹宮ジンさまや倉田嘘さまなどいらっしゃりよろしい感じ…今号で個人的に一番大好きでございました作品は柏原麻実さまの『雪の妖精』でございます(何となくかなり短い作品が多かった気がいたしますけれど、気のせいでございましょう)
…連載作品、といいますといつも休載されてから何のアナウンスもない『オトメキカングレーテル』『EPITAPH』『Sweet Peach!』の3作品のことを思い出してしまいます…どれも良作でしたから、何とかして再開していただきたいのですけれど、その可能性はもう0なのでございましょうか…。

全体的によろしい雰囲気に収まっておりまして、この新装はよろしいものでしたかと思います…けれど、何となく敷居が高くなった気がしないこともなくないですけれど、この感じかたは人それぞれでございましょう。
『百合姫』新装も一番大きな理由は百合をもっと広めたいとのことみたいでございますので、他の百合アンソロジーともどももっと百合が発展していけば、これが一番幸いなことでございます。
正直に言いますと私には合わない作品もいくつかございましたけれど、これも色々な方向から百合を見つめて色々なかたを呼び込もうというものですから、合わなくってもその作品を無下に否定はいたしません…雑誌なのですから色々な百合のかたちがあって当然でございますし、「ピュア百合アンソロジー」な『ひらり、』でございましたら怒るかもしれませんけれど、あらゆる百合を内包する『百合姫』でしたらこうあるべきでございましょう(編集部のかたも、『百合姫』の作品が合わなければ他の百合アンソロジーを読んでみるのも…とおっしゃられておりますし)
…次号ではあの倉田嘘さまが『百合男子』なる百合好きな男のお話を書かれますか…いえ、それは上の理由から全く構わないのでございますけれど、個人的に「○○男子/女子」という表現が嫌いなだけでして…(何)

最後に、今後発売予定の百合姫コミックスの紹介をしてみましょう。
12月28日には先日の麻美さんの放送で触れました様に『それでもやっぱり恋をする。』『Wildrose Re:mix disc-A』が出ます。
1月18日には『ゆるゆり(4)』『妄想HONEY』『いばらひめ -Rosenrot-(仮)』の3冊…『ゆるゆり』には限定版も出ますけれど、ここはいっそ『めろゆり』までついてくると思われるメロンブックスの通販で予約してみようか悩ましいところでございます。

…そういえば、過去に『百合姫』で紹介されておりましたことからDVDを予約してみました『たまゆら』が、今号でまた紹介されておりました…これはそこそこ期待できる、と受け取ってよろしいのでございましょうか。
posted by 桜乃 彩葉 at 04:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | (更新終了)一般作品等購入履歴