2010年11月26日

野ばらの森の乙女たち

こちらのサークル【ふぐり屋】さまの公式サイトによりますと、12月発売予定とされておりました新作3つ…つまりゲームに同人CDに同人誌のほうは、12月17日に3つ同時に出るみたいでございます。
すでに以前しております『あまくてほしくてとろけるちゅう』のお二人な同人誌『二人のゴールテープ』の特設ページができておりましたけれども、いずれにしましても楽しみにいたしましょう。


では、先日読みましたコミックの感想です。
先日に引き続いて…?
□野ばらの森の乙女たち(1)
■白沢まりもさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしましたもので、何となくよさそうな作品に感じられましたので購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてははじめて手にするものでございますけれど、先日読みました『ブルーフレンド』同様にこちらは普通サイズのコミックよりもさらに一回り小さいものとなっております(いえ、一般的にはこれを普通サイズというみたいですけれど…)

内容としては、お嬢さまな女子校で繰り広げられる女の子同士の恋愛を描いたお話、となるでしょうか。
舞台は音羽女学院という歴史のある女子校、主人公の西園寺初美さんはそこの高等部に外部から入学してきた女の子となります。
初美さんは巻末の登場人物紹介ではのんびりとした素直な性格ながら意外とスポーツが得意と書かれておりましたけれど、同時に書かれておりました様に彼女はその様なことをしている場合ではないのでございました…もう恋のことで手一杯の恋する乙女でございます。
初美さんがどなたに恋をしていらっしゃるのかといいますと、2年生の三条泉さん…初美さんが寮に入られた日にひょんなことからお近づきになられたかたで、中性的な容姿に成績も優秀、馬術部に所属していらしたりとまさに王子さまといった趣のかたでございます。
その初対面のときから初美さんは泉さんに心惹かれていったのでございますけれど、その後も色々と泉さんは初美さんにやさしく、さらに心惹かれていき完全に恋をしてしまったわけでございます…このあたりの泉さんの態度は完全に初美さんのことが好きなのではと思わせるものなのでございますけれど、こういう王子さまタイプの人の考えていることはよく解らないところもございますので…(何)

この巻の最後では初美さんが泉さんに告白をするのでございますけれど、物語はそう簡単にはまいりません。
まず、初美さんには一緒に入学をしまして寮でも同室の仲良しな幼馴染、しっかり者の穂波さくらさんがいらっしゃるのでございますけれども、このさくらさんは初美さんのことがお好きなご様子…ですので泉さんに惹かれていく初美さんのことを複雑な想いで見ております。
また、泉さんにも寮で同室のお嬢さま、白川繭子さんがいらっしゃり、このかたも許嫁がいらっしゃるものの泉さんのことがお好きなご様子…というより、泉さんと繭子さんは口づけをされていらっしゃいましたし…。
ですので今後皆さまの複雑な関係がどうなるかに注目…個人的には、さくらさんを応援したいところでございます。

舞台がミッション系の女子校でしたり、王子さまっぽい女のかたに惹かれたりと、この作品はかなり百合の王道路線を取っているものに感じられます。
馬術部に所属する泉さんを見たときには『ストパニ』の天音さまが即座に思い浮かんだものでございますけれど、その後読み進めてまいりますとその感覚もあながち間違っていなかったのかも、と思いましたりもして…つまり、泉さんは天音さまではなく静馬さまでした、と考えますとかなり『ストパニ』の構図に近しいものがあるのでございます(泉さんの性格としては以前読みました『Flower Festa』の椿さんが近しいかも?)
つまり、初美さんは渚砂さん、さくらさんは玉青さま的な位置取り…そうなりますと繭子さんは深雪さま?
個人的に『ストパニ』で玉青さまを応援していた様にこちらの作品ではさくらさんを応援してしまったのも同じ…結末まで(アニメ版)『ストパニ』と同じとなってしまいますとさくらさんの恋は報われなくなってしまいますけれど、どうなっていくでしょうか。

イラストは悪くございません…帯に書かれておりました作者さまの既刊とはずいぶん絵のタッチが変わっているご様子です(何)
百合的には学園ものの王道路線を歩いております…今後の展開に注目でございます。
ともあれ、百合的になかなかよろしい作品でございましたし、第2巻の展開に注目してまいりましょう…巻末によりますと第2巻は2011年の初春に出る予定みたいでございますけれど、少々ドロドロ展開が待っていそう…?(『ストパニ』もそんな感じになっておりましたっけ…)
以前読みました『バナナのナナ』に以前の『ブルーフレンド』、そして今回の作品と良作が続き、どうやら新規開拓は成功した模様…嬉しいことでございます(『Flower Festa』も良作ですけれど、あれはアンソロジー…)
…こちらは『なかよし』にて連載されている作品みたいなのでございますけれど、先日の『ブルーフレンド』は『りぼん』でございましたし、少女マンガの世界でもここまで百合な作品たちが受け入れられる様になってきたのでございましょうか…(この2作でしたら今回の作品のほうが好きでしょうか…やはり王道路線でございますから)


『P3P』のほうは新たな失踪者も発見し、そして体調も疲労となるくらいになりましたので立ち去りました。
ところで、ゆかりさんのペルソナが全てのスキルを覚え切ったみたいなのでございますけれど、中威力程度のものまでしか覚えないみたいで…これは後半になると力不足になる気がするのでございますけれど、そこは愛の力で使っていくしかないでしょうか。

ともあれ、火曜日はそのゆかりさんと放課後を過ごしまして、ついにゆかりさんのコミュレベルが7…全ての人の中で最高になりました。
水曜日は映画を観まして学力を秀才レベルにまでアップ、木曜日は風花さんの料理部へ…風花さんと毎回重なってしまい、委員会へ行く機会が全くなくなってしまいました…。
と、学力が秀才レベルにまでなりましたので多少安心し、木曜の夜ははじめてあの怪しい社長と過ごしてみたりもいたしました。
金曜日はゆかりさんと過ごし、土曜日は風花さんと料理部へ…風花さんとのコミュレベルがあっという間に6にまで上がってまいりました(ゆかりさんや古書店の老夫婦でここまで上げるのはかなり大変でしたのに…しかも風花さんとのイベントは今のところ波乱がございません)
日曜日は理緒さんとお出かけしまして、月曜日はその理緒さんと久し振りに部活を行ったのでございますけれど、彼女はあの幼馴染のことが好きでございましたか…ちょっと、どこがいいのか解らないのでございますけれど…。

そして火曜日は満月…ボスなシャドウとの戦いでございました。
今回のシャドウはなかなか姑息な手を使ってまいりましたけれど、2回戦ってどちらも一撃で倒してしまったのでございました…やはり難易度が一番軽いからでございましょうか。
あと、やはり順平氏がちょっと、第一印象は悪くなかったのに、ここにきて本当に嫌になってまいりました…風花さんへの発言もちょっと調子に乗りすぎでございますし、イベント後に怒っていたのも意味不明です…。
それと、あの謎の3人組は何なのでしょう…こちらもちょっと、気持ち悪いです。

ともあれ、また普段の日常に戻りまして、水曜日は生徒会へ顔を出します…風紀委員の人はやはり政治家向きでございます(顔も含め/何)
木曜日は本当に久し振りに委員会へまいりましたけれど、沙織さんが嫌がらせにあっているみたいでひどいことでございます…あと、この日の授業で魅力が校内のアイドルにまでなりましたので、これでヒイロ声の人(何)を放課後に誘えるはずでございます(なかなか機会がございませんけれども)
また、タルタロスがさらに上へ行ける様になりましたけれど、ひとまず向かわず様子見を…いえ、毎日餌をあげている猫さんにエリザベスさんからの依頼枠を一つ取られておりますので、これが何とかなってからにしようかなと…。
その猫さんのことは土曜日に何とかなったのでございますけれど、もう試験前ということでタルタロスへは普通に行けなくなったのでございました。
ですので土曜日はちょうど勉強になる映画を放映していた映画館へまいりまして、夜にはついにタルタロスの謎が美鶴さんと理事長さんにより語られました…ゆかりさんはものすごく立腹しておりましたけれど、これについて美鶴さんは全く悪くない…。
でも、日曜日の皆さんの様子を見ますと、ゆかりさんがここまで気分を乱しているのも解ります…10年前の最大の被害者は彼女とその父親だったわけでございますし…(そして、あの気持ち悪い少年の言葉では、彩菜さんも10年前に両親を失っているみたいですので…?)
その他、順平氏が妙に機嫌が悪い理由なども解りましたけれど、これはつまり、この7月のイベントは仲間たちの気持ちがばらばらになっているのをいかにまとめるか、ということがテーマになっている模様でございます…クラブにいらした占い師もそんなことを言っておりましたし。
けれど今は何もできませんので、風花さんとともに胸を痛めながらも何とか普通に過ごします…と、試験前日の夜に理事長さんがやってきて、夏休みは屋久島で休養を取る、なんて言い出しました。
これで場の空気はちょっと回復したのでございますけれど、でも期末試験と旅行で何週間もつぶされたら、タルタロスはどうなるの…まだ一度も行っていないのに…。
ものすごく不安になったのでございますけれど、昨日はもう時間がございませんでしたのでここで終わってしまったのでございました…。