2011年03月10日

地上侵略!人類征服コメディー!!

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□侵略!イカ娘(1〜8)
■安部真弘さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは先日『イカ娘』のDVDなどとともに購入をしましたもので、色々と気になりましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてははじめて手にするものでございますけれども、以前読みました『野ばらの森の乙女たち』などと同様に私が普段手にする普通サイズのコミックよりもさらに一回り小さいサイズのものとなっております。
こちらの作品はこのコミックと同時にDVDを購入しておりますことからも解ります様にアニメ化もされている作品となります。

内容としては、人類征服のために地上にやってきたイカ娘さんと周囲の人々との賑々しい日常を描いた作品、となるでしょうか。
主人公のイカ娘さんは元々は海で暮らしていたらしいのですけれど(海で暮らしている姿が想像できない…/何)、人間の海へ対する横暴があまりにひどいために地上侵略を決意、とりあえず海から一番近かった海の家「れもん」を支配してやることにいたしました。
けれどそこを経営するかたがたに軽くあしらわれ、そしていつの間にやら皆さんとずいぶん打ち解け楽しい日常を送っていく…というものとなっております。
イカ娘さんは外見はかわいらしい女の子で性格も基本的にはそう悪い子ではございません…ただ確かにイカらしく、口から墨を吐いたり髪の毛みたいな触手を自由に操ったりできます(あと理解能力はかなり高いかと…数学や英語なんてすぐ完璧にマスターいたします)
海の家のある海岸ではいつの間にかイカ娘さんは結構な有名人になっておりまして、中でも子供たちには大人気…一部の子供たちにはものすごく慕われていらっしゃいます(あと早苗さんにも…/何)

そんなイカ娘さんのいる海の家「れもん」は相沢家の姉妹が経営しております…姉の千鶴さんは普段はほわほわした雰囲気ながらなかなか腹黒いところがございまして、また怒るととても怖く、その身体能力は人間離れしております(アニメ版より怖さがupしていらしたかも…)
妹の栄子さんは高校生でもございまして、イカ娘さんへのツッコミ役でもあるでしょうか…多少バイオレンスで荒っぽい性格の人ですけれど世話好きな、あとゲームが大好きなかたでございます。
あとは小学生の弟のたけるくんがいらっしゃいます…こちらは元気な子供でございまして、イカ娘さんの遊び相手といった感じでございます。
…両親については不明なのでございますけれど、両親の寝室が「今は使っていない」扱いになっておりましたっけ…。

他にも多々登場人物はいらっしゃいますけれど、まずはやはり栄子さんの同級生の長月早苗さんでございましょうか…このかたはイカ娘さんに一目惚れをしたという百合的においしいかたなのでございますけれど多少変態的でございまして、またイカ娘さんからはぞんざいに扱われておりまして、その扱いがあまりにひどく多少切なくなることもございます。
一方、海の家でアルバイトをしている斉藤渚さんはイカ娘さんを侵略者として恐れる唯一のかた…その他の人にはない反応のためイカ娘さんに気に入られております。
その海の家によくいらっしゃるアメリカ人のシンディーさんはイカ娘さんを宇宙人として興味の対象で見ております…彼女の所属する研究所の所員も面白い人たちなのでございますけれど、研究所は日本にある…?
ときどき「れもん」で働く、そして普段は別の海の家で働いている偽イカ娘さんこと、内気な性格の常田鮎美さんが個人的にはとてもよろしゅうございます…とてもきれいなかたでございますし、あの雰囲気も何ともいえず…(何)
私の観ましたアニメ版DVD第3巻に出てくる登場人物はそれらのかたがたとあとはライフセイバーの男の人くらいなのでございますけれども(もう一人の軟派なライフセイバーは知りません…作者のかたもそういう人は嫌いだそうで、ネタ要員でございましょう)、原作のこちらでは沙倉清美さんという中学生の眼鏡をかけたバドミントン部に所属するやさしい性格をした女の子がいらっしゃいまして、この子がイカ娘さんがはじめて作ったお友達、ということになるでしょうか。
どなたもなかなかよろしいかたがたばかりでございますけれども、個人的に特に好きなのは上で触れました様に鮎美さん、あとは報われない早苗さんやよいご友人な清美さんでございましょうか。
…第3巻に出てきた謎の美少女、田辺梢さんは一体何者だったのでございましょう…重要人物の雰囲気を漂わせておりましたので何気にずっと気になっていたのですけれど、結局その1話のみの登場でございました…(変な帽子、とかわざわざ言われているあたり、イカ娘さんの同類なのかもしれませんけれど…)

お話のほうは、そんな皆さんの繰り広げる愉快な日常を描いたコメディ作品でございます。
季節は基本的に夏固定…巻頭や巻末ではときどき他の季節の物語も入りますけれども、やはり基本的には夏の海岸やその周辺でのお話のみとなっております。
そして内容も基本的には単発の特にストーリーのないコメディonly作品となっておりまして、純粋に楽しく笑える作品となっております…そのあたりは私の読んでおります作品では以前読んでおります『スケッチブック』に近しいでしょうか。
あと、イカ娘さんが色々なことを体験していったり色々な人と微笑ましい交流を深めるさまは以前読んでおります『よつばと!』あたりに近しい印象を受けるかも…そういえば、第7巻の巻末のイラストはどう考えても花キューピットのよつばちゃんをイメージしたとしか思えないものになっておりましたけれど…。
何かに近しい、といえば、侵略にきたのにいつの間にか周囲となじんでいるかわいい女の子、という面で以前読みました『こあくまメレンゲ』を思い起こすかも…?

イラストは悪くございません…と、第8巻の途中あたりで、少しイラストの雰囲気が変わった気がするのですけれども、私の気のせいでございましょうか…。
百合的には早苗さんの一方的な片想いが、といったところでございましょうか…この手のコメディ作品には恋愛要素はいらないと思いますからそのくらいで特に問題ございませんけれど、何だかんだでイカ娘さんと栄子さんは仲がよろしゅうございます(何)
ということで、これは安心して読むことのできる、よきコメディ作品でございました…アニメのほうもとても楽しいものでございますし、またアニメとコミックで雰囲気がほとんど違わない作品でもございましたから、両方とも引き続き続刊を購入してまいりましょう(これだけ単発なお話が多いと、あるいはアニメも簡単に2期が作れてしまうのでは…って、第1期がどこまで進行しているのか私にはまだ解りませんけれど、清美さんは登場される…?)
そして、この作品をお勧めしてくださった、とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたにはやっぱり感謝です…ありがとうございます。


その『イカ娘』もお勧めしてくださいましたあのかたもしていらっしゃいます『ととモノ。3』のほうは全てを引き継いでの2周めをドラッケン学園で行っているわけでございますけれども、やはりカーチャ先生に甘えたりするシュピール先生がとても微笑ましく、よきものでございます。
シュピール先生は台詞も微笑ましくって、物語にもさせていただいておりますみしゃ先生な雰囲気がありとてもよろしゅうございます…キャラクターにあまり魅力がなくって3周めを逡巡してしまいそうなプリシアナ学院も、リコリス先生がいらっしゃるということだけでまだ頑張れるのかもしれません(先生はほとんど出番のない作品ではございますけれども…)
もちろん、やはりお姫さまをはじめとしましてドラッケン学園の生徒さんたちもタカチホ義塾の生徒さんたち同様に微笑ましいかたがたでございます…勇者を目指す少年が特に微笑ましいでしょうか(プリシアナ学院にもほとんど同じ様な少年がいるのですが、気にしないでおきましょう/何)

それはともかく、全てを引き継いでといいましたけれど、少し訂正…ダンジョンマップは踏破率0%に戻されておりまして、また1から歩きなおさなくってはいけません。
これは少し大変ではございますけれど、宝箱をまた全て開けられる、という意味ではよいかもしれません…特に後半は宝箱がよいアイテムを手に入れるとても重要なものとなっておりますから、それが結構楽しみでございます(森羅万象の理最下層にあった意味ありげな宝箱には「ムチむちメイド」なる謎の、でもかなり強いムチが入っておりましたっけ…/何)
それに、アサミーナさんとカナカナさんは最強モードで問題ないのでございますけれども、ティナさんたちと入れ替えましたティセちゃんたちはレベル1でございますし、ダンジョンを歩いて敵と戦わなくってはレベルが危ういですからこれでよろしいのかもしれません。
ティセちゃんにしましたクラッズはやはりなかなかかわいらしい種族でございます…一方、まあかちゃんはディアボロスにしました上に声がティナさんと同じとなってしまいましたので、ずいぶん大人っぽい雰囲気…。

ともあれダンジョンのほうは、レベル1のティセちゃんたちも装備が最強となっておりますので余裕でございます…ひとまずまあかちゃんを「ジャーナリスト」にいたしましたので、敵の情報を調べながら先へ進んでおります。
やはりさくさく先へは進めますけれど、上で触れました様にダンジョンマップは初期化されておりますからそこそこの時間はかかりそうかも…やはり全ての学科を開示するには全ての学園を選択しなければならないみたいで3周めも行きたいところなのでございますけれども…(今日はあのかたが例の作品をご購入されるみたいですから、あのかたの動向次第では途中で中断して例の作品へ移行することになるかも…?)