2011年07月04日

ふくよかにすこやかに

先日読みましたコミックの感想です。
いよいよ全国大会…
□咲 -Saki-(8)
■小林立さま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.3)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしました作品となります。
コミックスといたしましては読むのをほぼ斬り捨ててしまった(何)『BAMBOO BLADE』と同じものとなります。
こちらは以前DVDを観ております様にアニメにもなっている作品となります。

内容としましては、、宮永咲さんたちが所属する清澄高校が麻雀の大会を戦っていく、というものでございましょうか。
以前読みました第7巻の感想まででしたら説明は「麻雀の全国大会を目指すために県予選大会を戦う」でよかったのでございますけれども、この巻からは少々変わってまいります。
そう、清澄高校は県大会を勝ち進みましたので、この巻からは全国大会の試合がいよいよはじまるのでございます。

まずは前巻に引き続きまして、4学校合同での麻雀合宿のお話の続きから…いきなりマホという女の子がすごい力を発揮しておりまして「誰でしたっけ?」となってしまい前巻をぱらぱらっと読み返してしまいましたけれども、和さんたちの後輩の中学生の女の子でございました…。
ともあれ合宿のほうは皆さんの力の糧にもなったみたいで、またそれぞれの学校の皆さんが仲良くなるきっかけにもなり、色々得るものがあったということで終了いたしました。

そして、いよいよ全国大会出場のために上京…第7巻の感想で個人戦はなかったのでしょうか、ということを書いておりますけれどもどうやらあったみたいで、美穂子さんが個人戦出場のためにいらっしゃっており、また付き添いに華菜さんがついてきておりました。
また、清澄の応援にと鶴賀学園と龍門渕の皆さんまでやってきておりまして、確かに合宿のときと変わらない面々となってきたわけでございますけれども、皆さんが仲良くされていらっしゃる姿を見て、個人的にはとてもよろしいものだと感じられたのでございました。

全国大会のほうは、どうも清澄はなかなか厳しいブロックに入ってしまわれたみたいなのでございますけれども、第1回戦は副将戦にまで回すことなく部長さんで勝利を確定、というものすごくあっさりした流れとなっておりました。
問題は第3回戦でございまして、ここからしっかりとした描写が入ってまいります…鹿児島代表の永水女子というところがとても強いみたいでございますけれども、どうしてこの学校は装束姿なのです…?
この巻では先鋒戦でタコスな子が合宿の成果もありとても強い力を発揮するものの、最後にこの巻の表紙になっている装束姿の人が目覚めようとされ…というところで終わっていらっしゃいました(その人、表紙になった割にはほとんどしゃべらず、印象に残りませんでした…)
この作品って主人公は咲さんでございましたっけ…でも少なくってもこの巻の主人公は部長さん以外の何者でもなかったかと思いますし、部長さんが好きな私としてはそれでも構わないと思うのでございました(ゆみさんとの交流や学校の皆さんが応援してくださるところなどよかった…一方の咲さんは出番自体ほぼなかった気がしないこともなく…?)
あと、巻末には全国大会の解説をしていらっしゃる二人の麻雀プロな女のかたによる番外編が収録されておりました…今日の日誌のタイトルはそれでございます。
…そういえば、清澄などは長野県の学校だったのでございますね…今のところ、まだその長野県以外の各都道府県代表のかたがたの顔も名前も全く覚えられておりません…。

イラストのほうはよきものかと思います。
百合的にはやはりかじゅモモカップリングは自然な感じであるかと思いますし、その他にも色々…アニメほどではないかとは思いますけれども、やはりある様に感じられます。
ともあれいよいよ全国大会がはじまりましたけれども、美穂子さんをはじめ予選を戦った面々も関係がよくなった上で出番があるみたいで一安心でございます…タコスな子の勢いが次の巻で削がれるのか、見守ってまいりましょう(カバー下にはもちろんそのタコスな子が冒険をするおまけマンガが続いております/何)
そういえば、この巻の帯に「新アニメプロジェクト始動」と書かれておりましたけれども、全国大会が終わるところまで原作が進まないとアニメは厳しい気がしてしまうのでございますけれども…。
また帯には『咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A』という別の学校(全国大会のトーナメント表に奈良県代表として名前がございました)を舞台にした作品が連載開始した、とのことも書かれておりましたっけ(こちらの作画は上でも触れました、以前読みましたもののおそらくもうこの先は読まなさそうな『BAMBOO BLADE』の作画担当でございました五十嵐あぐりさまがされるみたいでございます)