2011年07月18日

純潔ロマンス

先日読みましたコミックの感想です。
懐かしの作者さま?
□純潔ロマンス
■むっちりむうにいさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★★★★(4.5)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたもので、帯に百合っぽいことが書かれておりましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスといたしましては『麒麟町ぼうえいぐみ』と同じものとなります。
こちらの作品の作者さまは感想は作品が古すぎて残っていないものの過去に読んでおります百合姫コミックスな『絶対浪漫』と同じかた…やはり感想は作品が古すぎて残っていない百合姫コミックスな『くちびる ためいき さくらいろ』の(百合姫コミックス以外でございましたら以前読みました『GIRL FRIENDS』の)森永みるくさまと並び、初期の『百合姫』でよく作品をお見かけしたかたでございます(そして両者ともいつの間にかいなくなり…)

内容としましては、大きく分けて3つの舞台に分けられる短編たちを収録した短編集、となるでしょうか。
お話たちは描きおろしの番外編を除きますと11の短編が収録されているのでございますけれども、その前半、中盤、後半とでお話が分けられまして、その分けられた3つでは登場人物は共通している、というわけでございます(でも基本的にはその中の二人の女の子にスポットを当てた感じ…)
前半はメイド喫茶を舞台にしました、そこで働く女の子たちを取り上げたもの…そういえば一番はじめのお話のみメイドさんとお客さまなカップリングが成立いたしましたけれども、その他のお話はメイドさん同士なカップリングのものとなっております。
個人的には今回収録されました大きく3つに分けました舞台の物語では、このメイド喫茶のものが一番好きでございましたかもしれません…アルバイトに入った新人女優さんとメイドさんとのお話『純潔ヒロイン』がその中でも一番好きでございましょうか。
…あとがきによりますと、『純潔トラブル』の主役でしたちみっこさんの薫さんは作者さまはお気に入りなものの周囲からは大ブーイングなキャラみたい…確かに少々困った子ではございますかも?

中盤のものは学校を舞台にいたしましたもので、親友から発展したお二人やその双子の妹さんを巻き込んだもの、保健室の先生と生徒さん、それに運動部のお二人というかたがたのお話となっております。
親友さんのお話や運動部のライバルお二人のお話は、舞台が学校ということもございまして王道路線を感じさせるものがあるでしょうか…よろしいものでございます。
保健室の先生と生徒さんのものに関しましては、先生のほうに男がいらっしゃるのでございますけれども、生徒さんと両想いになられた後、どうなったのでございましょう…?

その中盤までのお話はタイトルがそれぞれ『女の子のひみつラブ 純潔○○』とコミックのタイトルに準じたものとなっておりましたけれども、後半のお話は『ちいさいものくらぶ』というタイトルの、かわいい妹を愛でる会を舞台にしたお話となっておりました。
こちらはということでかわいい妹さんを愛でる姉とその妹さんのお話…妹さんは確かに小さくてかわいらしいのですけれど、色々妄想癖があるみたい?
こちらの2話めでは妹さんのライバルが現れた…と思いきや、実はその人も妹さんのことがお好きで、いつも妹さんをにらみつけていらしたのはどういう顔をすれば解らないためだったのでございました。

お話たちはその様な場所を舞台にいたしました、基本的にコメディ分の多いものとなっております。
同時に過激なシーンもやや多いのでございますけれども、以前以前に読みましてこの作品と同時に購入をしております『だいすきっ』『こいごころ』ほど激しいものではなくって、またコメディ分のほうが勝っておりますので、そう気になるレベルでもなかったでしょうか。
また巻末にはメイドさんのお話と『ちいさいものくらぶ』からそれぞれ1つずつの描きおろし番外編が収録されておりました…そういえばボス格の雰囲気漂わせるメイドさんとかわいらしいメイドさんはあれだけのことをしておきながらまだ正式に恋人さんになられたわけではございませんでしたか…(『ちいさいものくらぶ』のほうは…愉快なお話でございます)

イラストは普通でございます。
百合的には過激さ分を除きましてもなかなかあるものかと思います。
ということで、百合分の強い笑って読める作品、となっているでしょうか…保健室の先生たちのお話だけは、ちょっと笑えませんけれども。
…どうでもよろしいのでございますけれども、表紙折り目に書かれておりましたこのコミックスの既刊たち、ギャルゲー系や色々なシチュエーションの女の子に○の娘などの何だかそれっぽいもののアンソロジーばかりな中、『マリーとエリーのアトリエ』だけ妙に浮いている気がしてしまうのは私だけでございましょうか(その上の『超兄貴』なるものもかなり浮いたタイトルではございましたけれども、何でございましょう…)


とってもお世話になっておりまして大好きな、けれどとてもご迷惑をおかけしてしまい申し訳のないあのかたにお勧めをしていただけました『スズネノセブン!』のほうは昨日もゆったり進行…仁乃さんと一緒に課題を協力して進めていくということになりました。
その仁乃さんの課題といいますのは、彼女は少し精神に動揺をきたしただけで魔力暴走を起こしてしまうという問題がございまして、その暴走を起こらない様にする…というものでございます。
その暴走問題のほうは、昨日進めた中では解決の糸口もない状態でございました…。
ただ、どうやら仁乃さんはもともとかなり強大な魔力を持っていらっしゃるみたいで、魔法で誰かの願いを叶える、という課題を持っていらっしゃる主人公さんは、そのあふれてしまいそうなほど強い魔力を少し自分へ移して使える様にならないか、ということを思いついたみたいでございます。
それがうまくいきましたら、願いを叶えるというのはともかくといたしましても、魔法は使える様になりそう…仁乃さんの魔力暴走がそれでなくなるかは、よく解らないところではございますけれども。
…おそらく主人公さんは仁乃さんの願いを叶えてあげるのだと思いますけれども、彼女の願いって…まさか、船を空に飛ばしてそれで空を飛んでみたい、というわけではございませんよね?

課題のほうは主人公さんも仁乃さんもまだまだ達成の糸口が見えないのですけれども、お二人の距離はちょっとずつ縮まっている雰囲気でございます。
この仁乃さんはやはり見た目どおり、見ていてとても微笑ましい、かわいらしいかたでございます…そういう子が頑張る姿というのも、またよろしいものでございます。
主人公さんにお弁当を作って差し上げたりされる様になりましたけれども、その主人公さんというのがかなり料理上手で、もしかするとそれに対して仁乃さんは実は料理下手なのでは、という不安も見ていて少し抱いてしまいまして、お弁当の具に焼いたポテトチップスなど独創的で面白い具が入っているのを見てその不安がさらに大きくなってしまいましたけれども、いずれも味のほうはおいしかったみたいで一安心でございました。
…そのお弁当の面白い具は本当に面白かったです…タコさんウインナーのお話が特に面白く…。

そのお弁当を作ってあげるというのは仁乃さんの母親が彼女に助言をされたからなのでございますけれども、その母親…菜乃さんとおっしゃるのですけれど、主人公さんと仁乃さんの関係についてはちょっと、いえかなり気がはやすぎな面がございますかもしれません。
それはともかく、その菜乃さんが仁乃さんの魔力暴走について電話で触れた際のご様子、それに代官山一族に関わっていた過去など、菜乃さんに関しては色々気になる点が多く…柚子里さんルートでも気になる伏線は全て回収されておりましたし、こちらの気になる点もいずれ全て明らかになると思っておきましょう。

ということで2周めは仁乃さんルートを進めているわけでございました…今のところはまだ序盤かと思われますから、仁乃さんの微笑ましさと皆さんの愉快さが前面に出ております。
特に上で触れましたお弁当ネタなどはかなり愉快…あとはその前のカレーネタなど、やはり要先生と真さんが愉快要素の中心にいらっしゃった印象がございます。
引き続きのんびり進めてまいりますけれども、仁乃さんの魔力を暴走させてしまうという設定はなかなかよろしいもの…と、いえ、もうこれ以上あの場所にキャラクターは増やせませんし、使うことはできませんけれども…。