□インプロ!(1)
■真田一輝さま
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(4.2)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、色々と気になりましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
作者のかたは以前読んでおります『落花流水』などと同じかたとなっております。
内容としましては、とある高校の演劇部の活動を描いた4コマとなるでしょうか。
主人公はその学校、響ヶ丘高校の1年生の天野優希さんという女の子…明るく元気いっぱいの女の子でございますけれど、ちょっと(いえかなり)おバカなかたでもございます(でもそのおバカなことが物事をいい方向へ運ぶことが結構多いかも…「七光り」の解釈とか…)
運動神経が抜群で色々な部活の助っ人をされたりしておられて女の子からの人気の高い子でございますけれど、そう真剣に活動していなくっていまいち燃えないという理由で運動部には入部をしておりませんでした。
その様な優希さんが演劇部に誘われて、そしてそちらへ入部をされて演劇の楽しさなどを感じていく…こちらはそうしたお話となっております。
優希さんを演劇部へお誘いしたのは彼女のクラスメイトの石川菜桜さん…こちらの子も明るく、そしてやっぱりちょっとおバカなところのある子でしたりいたします。
その菜桜さんが「姉御」と呼んで慕っていらっしゃる秋月沙耶さんが演劇部の部長さん…ちょっと変態的な方向で女の子が好きな様子がございましたり、よく部員の皆さんをからかったりされたりと色々癖のあるかたではございますけれど、根はしっかりとした頼れるかたでございます。
部員は他にお二人おられまして、まずはちみっこで実家は喫茶店をしておられます仁科美夜子さん…この子は髪の毛が猫耳の様に見えたり、その行動も猫っぽいところがございましたりと、皆さんからはミャー子と呼ばれております。
そして鷹梨帷さんはクールな雰囲気を漂わせた、実際クールなかたでございまして、演劇の実力も確かで真面目なかたながら好きで演劇をしているわけではない、と言ったりいたします…どうしてその様なことをおっしゃられるのかは彼女の家の事情があるのでございますけれど、彼女の母親は今のところは酷い人に見えてしまいます。
…ちなみに、部員は部長さんも含めて全員1年生となっております。
あとは先生がた…顧問は木曽路真綾先生とおっしゃる眼鏡をかけた、そして常に変な日本語の書かれた服を着た、演劇マニアの先生…とあるお話での服に書かれた「群馬海軍」って何でございます?(何/ちなみに「みそじばあや」と呼ばれることが…)
優希さんたちの担任の先生は軒下時雨先生というかっこいい雰囲気の先生で、真綾先生とかつてこの学校で演劇部を一緒にしていた関係…真綾先生はそうでもない様子でございますけれど、時雨先生は彼女のことが好きなご様子でございます。
…沙耶さんが演劇部を復活させるまでの間、演劇部は廃止されていたのでございますけれど、その原因を作ったのは真綾先生…舞台で火を使い教頭先生のかつらを燃やしてしまったといいます(何)
ということで、お話のほうは演劇部の活動を描いているということで、きらら系の王道路線である部活ものでございます。
きらら系で演劇部を舞台にしたお話、といえば以前読みました『どらまちゅ』という作品もございましたっけ…あちらもなかなか悪くない作品でございましたけれど、こちらもきちんと演劇部の活動を描いていらっしゃいます。
また、この作者さまらしく百合的な要素ももちろんございまして、メインとなるカップリングは優希さんと帷さん…当初は優希さんが一方的に懐いているだけで帷さんは心底迷惑そうだったのでございますけれど、次第に帷さんが心を開いたり、優希さんのおかげで演劇のことでも前進が見られたりと、よい関係となってまいります。
多少微妙な表現などが目につくところもございますけれど、目をつぶれるレベル…そう気にしなくってもよろしいでしょう。
この巻では優希さんが演劇部に入るところからはじまり、最終的には学園祭で演劇を公開するところまで…その学園祭の盛り上げかたは演劇よりもむしろ以前アニメ版を観ております『けいおん!』的なものがございましたけれど(要するにバンド演奏…)、それはよしといたしましょう。
イラストはなかなかよろしゅうございます。
百合的には上でも触れました様に優希さんと帷さんがよろしい感じ…他の皆さんにも少なからずあったりいたします。
ということで、こちらは同じ作者さまでやはり部活ものな『落花流水』と較べますとストーリー面を重視した作品の気がいたしますけれど、いずれにいたしましてもなかなかよろしいものでございました…続きも楽しみにいたしましょう。
…ちなみにタイトルは「improvisation」という「台本のない即興劇」という単語から取っている様子でございます。
とっても大好きなあのかたもご購入されておられます『あまつみそらに!』は昨日ものんびり進行…夏帆さんルートで県大会終了後のお疲れさま会が開かれているところからでございました。
やはり京佳さんと深景さんはたちが悪すぎて個人的には苦手…深景さんには完全に苦手意識がついてしまいましたので、このかたのみルートを目指さないことにしようと思います…(銀王さまは好きなのでございますが…/何)
そうした微妙に感じる人が出てきた一方、何だか第一印象は普通でしたはずの神奈さんの印象がここにきてかなりよくなってまいりました…今のところ穂乃里さんより上、夏帆さんと同じくらい好きなかたになっておりますかも?(奇しくもどちらも明るく愉快なかた、ということに…)
ちなみに、その他のかたがたについては、千紗さんや芹夏さんは普通にいいキャラで(一番まともと一番おバカという両極端なキャラでございますけれど/何)、妹さんは…ちょっと、思った以上に変態かも?(お仕事で遠くへ行くときなど、兄の洗っていない洗濯物を持っていったりしているみたいでございますし…)
と、それはともかく、テニス部に部員が1名入ってくださることが確定しましたものの、部が廃部を免れるには5人の部員が必要の模様でございました(っと、こういう存続の危うい部活の人数ボーダーラインってだいたい5人でございますよね/何)
そしてお二人の関係なのでございますけれど、この時点で夏帆さんの気持ちははっきりしているもののあと一歩の勇気が出ず、一方の主人公さんはまだ気持ちがはっきりしていないということで(いえ、好きなのは確かですのに自覚がいまいちない?)、まだはっきりしない関係…周りの人々のほうが見かねている様子があって、観崎家では家族会議が招集されたりしておりました。
結局、夏祭りの後に主人公さんが夏帆さんへ今の想いを伝えることになったのでございますけれど、もう完全にお互いの気持ちは決まりきっている様な…?
その夏祭りまでの間、そのお祭りの準備のお手伝いをされたり、あとは皆さんで海へ行って遊んだり…胸の大きさは深景さんのほうが大変なのでございますけれど、体勢の関係でやっぱり妹さんのほうが色々危うく見えてしまいます(何)
その中で観崎家の過去の様子を回想で知ることができました…まだ両親が健在の頃の、そして神奈さんがやってきて1年くらいの光景で、とてもよい家族の光景で、ただそれだけのことでございましたのにそのあたたかい様子に少し泣けてしまいましたり…。
それはよろしかったのでございますけれど、ここでちょっと新事実…昨日の日誌で主人公さんの主人公補正の説明をした際に以前第2期を観ました『スト魔女』の芳佳さんを例として挙げましたけれど、何とこのお二人には共通点がしっかりあり、昨日お名前をあげてすぐにこの様な共通の事実が現れたことに少し驚いてしまいました。
つまり、主人公さんも女の子の胸がかなり好き、ということ…男の人ならみんなそうなのではないか、という意見もあがりそうでございますけれど、この主人公さんの場合は筋金入りの様子でございますので、これは芳佳さんと共通する、といってもよいのではないでしょうか(何)
ともあれ、まだ夏祭りもはじまっておらず、準備の段階…引き続きのんびりと進めてまいりましょう。
…主人公である高久さんの父の名は義久、と…尼子氏あたりから取っているのでございましょうか(高久が尼子氏の祖で義久が戦国大名としての最後の人物となる、という家系でございますので…なんて、地味すぎてあり得ませんか?/何)
一方、先日購入をいたしました『白恋 リ・セラピー』のほうもはじめてみました。
こちら、ゲームを開始いたしますといつぞやのこの『ソルフェージュ 〜La Finale〜』の様に、まずは前作をクリアしているか、とたずねられます。
私は以前オリジナル版はクリアしておりますのでもちろんこれは「はい」と答え…続いてオリジナル版のメッセージは全て既読とするか、と主任さんのトゥルールートを解禁しておくか、とも聞かれますのでそちらももちろん開放しておきました。
上で触れました『La Finale』のときといい、すでにクリアしている作品の追加仕様版でこうした措置が行われているのはありがたい…のでございますけれど、以前しております『Sweet harmony』がPSPでしたのに対してPCでございました『La Finale』でしたらともかく、どちらもPSPな『白恋』はこのあたり、どうにかならなかったのでございましょうか…?
いえ、オリジナル版のデータを引き継げるとか、そういうことを…それができたら、もう手放しで喜んでいたのでございますけれど…『リ・セラピー』があればもう同じPSPなオリジナル版は必要なくなってしまいますし、引継ぎなどもございませんのでデータも削除して構いませんのかも?
そのオリジナル版と較べまして、この『リ・セラピー』はシステム周りでもちょっと変更があったりいたします。
たとえばシステムの効果音…オリジナル版ではかおりさんの声だけだったのでございますけれど、今回はルートありのキャラは全員用意されております。
ただ、どうもルートをクリアしないと開放されない様子…私は上の質問で開放してしまいましたのでさゆりさんと主任さんとなぎさ先輩は解放されましたので、ここはやはりさゆりさんにしておきました。
あとはメッセージスキップについて、従来のものに加えて快速スキップといって背景が完全に省略されるモードも用意されております…でもそれでもメッセージは早送りになるだけで、これでしたらいっそ以前廉価版をしております『アオイシロ』や以前しておりまして上で触れました『あまつみそらに!』と原作を同じメーカーさまが制作された『スズノネ』の様に選択肢までスキップ、という機能にしてしまったほうがよかった気がいたしますかも?(そういえば『あまつみそらに!』にはこの選択肢までスキップ機能がない…というより、『あまつみそらに!』はかなり機能を絞ってしまっている感じがいたします…ですのでシステム評価は結構低いことになりそう…/何)
その他、オープニングテーマが今回は主任さんの声優さまな喜多村英梨さまの歌うものに代わっておりましたけれど、こちらの曲はこれでよいものでございます(オリジナル版のさゆりさんの声優さまな今井麻美さまの歌うものもよろしゅうございまして、どちらもよいわけでございますけれども)
そういえば、BGMも増えている様な…ルートのできた山之内さんなどにもテーマ曲ができた様な感じでございます。
そしてゲーム本編のほうでございますけれど、上の処置を施しましたので序盤…というよりメイン3人のお話はオリジナル版のエンディングまでメッセージスキップをしようと思えば可能なわけでございます。
でもそれを行うのはさすがにさみしいかな、ということで1周めはきちんとスキップなしで進んだ上で、さゆりさんルートを思い返していこうと思います…さゆりさんルートは本当に素晴らしく、オムレットのお話などは今思い返しても泣けてきてしまうほどでございますから、これはもう一度観る価値がございます。
そうしてさゆりさんルートを終えたら、あとは主任さんとなぎさ先輩はオリジナル版のエンディングまでは一気に飛ばしてしまってから追加シナリオを見て、そしてルートが追加されたあみさんと山之内さん、そして新キャラさんのルートを目指そうかな、という流れでいこうと思います…主任さんはともかく、なぎさ先輩ルートはさすがにあの作品よりはるかに鬱で病んでいるお話でございますのでもう一度見る気にはなりません…(何)
…まどか、といえばこの作品のシナリオを描かれたのは円まどかというかた…もうお一人は佐倉さくら、となっておりましたし、何でございましょう、この名字と名前がお二人とも一緒、というのは…(何)
ということでまずはさゆりさんルートをはじめからスキップなしで進めることにいたしましたけれど、オリジナル版で個別ルートに入るまでに確か10時間以上の時間を要したはずでございますし、これはかなり時間がかかりそう…のんびり行くしかないでしょう。
しかも、これまで2作品同時進行というのは結構行ってまいりましたけれど、ノベル系のゲーム同士を同時進行するのはこれがはじめてな気のするものの、何だか思ったよりつらい…どちらも全然進んでいない様に感じられてしまうのでございます。
やはりここはまず『あまつみそらに!』を優先して終えさせるべきでございましょうか…目標は『ととモノ。』の新作が出るまでに、でございましょうか(『スズノネ』の全ルートクリアに1ヶ月以上かかっておりますのでなかなか厳しいところではございますけれど…)