□超次元ゲイム ネプテューヌ 〜めがみつうしん〜(2)
■コンパイルハート(原作)/葉生田釆丸さま(漫画)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスといたしましてはこれ以外には持っていないものとなります。
こちらの作品は多分第2作までゲームの出ている作品のコミカライズ版となるはずでございます?
内容としましては、異世界ゲイムギョウ界を守護する女神たちの日常を描いた作品、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明は省略をいたします。
その第1巻の感想のコメントでとっても大好きなあのかたに教えていただけたのでございますけれど、女神の4人にはそれぞれゲーム機の元ネタがございまして、主人公のネプテューヌが幻のハードらしいネプチューン、ノワールさんがPS3、ブランさんがWii、ベールさんがXな箱360となる様子でございます。
この巻の一番はじめ、ドリームキャス島といういかにもな名前をした島でのお話では過去に滅びたセターン王国という国の姉妹が現れたのでございますけれど、これはセガサターンになるのでございましょうか(ドリームキャストはなぜか島にされてしまいましたけれども/何)
この巻でも皆さんの賑々しい日常を描いているのでございますけれど、この巻では先の巻でほんの少しだけ登場いたしました皆さんの妹さんが本格参戦しておられます。
ネプテューヌさんの妹さんはネプギアとおっしゃいまして、姉がああでございますのでかなりしっかりした子になっておられます(何)
ノワールさんの妹さんはユニとおっしゃいまして、姉に憧れている、そしてやはりツンデレな子となっております。
ブランさんの妹さんはロムという大人しくて無口な子とラムという元気いっぱいの子の双子…あれっ、ベールさんには妹がいないご様子でございます?
ゲーム業界の擬人化作品ということで、もしかいたしますとこの妹さんたちにも元ネタがあったりするのかもしれませんけれど、やはり私には解らず…でも皆さんそれぞれにとてもかわいらしく微笑ましい子たちでございます。
…個人的にはユニさんがよろしゅうございます…いえ、ノワールさんとのツンデレ姉妹が見ていてやはりとても微笑ましいものでございますので。
登場人物といえば、あとはアイドルのお話で5pb.というアイドルさん、バレンタインのお話でファルコムというかっこいい冒険家の少女が出てまいりましたけれど、これらは第1巻に出てきたがすとさんなどと同様にメーカー名からきていると推察…少なくとも5pb.は色々なCDを出したりしているメーカーさんでございますよね。
そういえば、この巻は夏のお話にはじまってクリスマスやお正月、バレンタインなど季節に沿ったお話が多かった様な…いずれのお話も妹さんたちが多いに絡んでまいりまして、微笑ましいものとなっているのでございました。
イラストは悪くございません。
百合的には妹さんたちが姉をとても慕っておりますので、姉妹愛という方向で結構感じられる様になってまいりました。
ということで、妹さんたちが登場してかなりよろしい雰囲気となってまいりました…なかなかよろしい作品かと思いますし、続きも楽しみにいたしましょう。
…っと、こちらは元はゲームでございましたっけ…PS3は私も持っておりますので買えないこともございませんけれど、現状ゲームがたまっておりますのでそれはやはり見送りでございましょうか(何)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□マジキュー4コマ ブラック★ロックシューター THE GAME(2)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★☆☆(3.3)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.1)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『dolce』や『麒麟町ぼうえいぐみ』などと同じものとなります。
こちらは以前コミカライズ版の1つを読んでおりましたり以前『ぶらっくろっくちゃん』なる作品を読んでおりましたり、またアニメ化もされたりと色々なもので展開されているもの…こちらはその中でも以前購入をしておりましてそのコミカライズ版を以前読んでおりますゲーム版を元にした作品となるでしょうか。
…上の作品を読みました際、ゲームのコミカライズ版繋がりでこちらも一緒に読んでみたのでございました(何)
内容としましては、タイトルどおり『B★RS THE GAME』を4コマにしたアンソロジーコミックとなります。
ということでこちらは第2巻ということで、第1巻は上で触れましたゲーム版のコミカライズ版と一緒に読んでおります。
参加していらっしゃる作家さまで私の知っているかたはあまりいらっしゃいませんでしたけれど、以前読みました『いいなり!!吸血姫』の草壁レイさまや以前読みました『ひめくり倶楽部』の智さまがいらっしゃいました…またなるあすくというかたはきっと以前読みました『学園Like Love Life』のNAL=ASKさまかと思われます?
ということでお話のほうはそれを題材としました4コマたち…作者さまによって内容はもちろん違いますけれども、全て4コマということもあって基本的にはコメディなものでございます。
このゲーム版についはゲームは購入しましたもののやっておらず、またコミカライズ版も1巻しか出ておらず結局人類は絶滅した、というところまでしか解らなかったりするのでございますけれど、この4コマを見ておりますとやはりナナさんというかたとの絡みが多い印象がいたします。
お話によってはそのナナさんと百合的に悪くない雰囲気にもなっておりますけれど、そのナナさんは基本的にツンデレの様子でございます?
…しかし、このゲーム版って結局のところ人類は絶滅、という救われない結末を迎えるのでございますよね…その様な重い内容もこうしてコメディな4コマにできてしまうのでございますから不思議なものでございます(何)
イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆ではございますけれども、悪いものではなかったかと思います。
百合的にはステラさんとナナさんのお二人がお話によっては悪くない感じでしたでしょうか。
ということで、コメディに特化した内容で特に重いところもなく、気軽に楽しめる作品でしたかと思います。
上でも触れましたあのかたもご購入をされておられます『あまつみそらに!』のほうはきのうものんびり進行…穂乃里さんと神奈さん、それに夏帆さんと満広さんとともに穂乃里さんの父親、隠神刑部に会いに行ったところからでございました。
こちらの話し合いのほうは結構すんなりといったのでございますけれど、夏帆さんたちを連れて行った意味はあまりなかった様な気がしてしまいます?
穂乃里さんは人と狸との架け橋になろうとされたり色々一生懸命な子で、神奈さんもその彼女に触発されてか神さまとしての役割を果たそう動き出しまして、よろしいことでございます。
そして主人公さんなのでございますけれど、これまで態度や言葉にはおくびにも出していなかったものの、やはりはっきりと穂乃里さんのことが好き、と思っていらっしゃるご様子で、それを告白されようとするのでございますけれど、種族の壁、というのが引っかかってしまってこの時点ではまだそこまではいけないのでございました…。
主人公さんがずっとスルーしていた様に見えていきなり相手のことが好き、という感情を考えたりいたしますのは以前しております原作を同じメーカーさまが制作された『スズノネ』でも同じでございましたのでそう気にしないでおきましょう。
…そして深景さんの祖父なのでございますけれど、このかたはやっぱりその『スズノネ』の学園長に結構近しいかも…つまり暴走しがちな変態?(何)
穂乃里さんが神奈さんのお仕事を手伝ったりしながら、時はいつの間にか夏祭りの時期になっておりました…確か夏祭りは7月の下旬か8月の上旬かのどちらかに設定されるはずでございますので、もう結構な時間が流れた印象を受けます?
それに合わせて計算高い深景さんが神奈さんを神社へお迎えしたりもされましたけれど、メインは主人公さんが穂乃里さんと一緒に祭へ行く、というもの…途中で京佳さんや漁師のかたともお会いしたのでございますけれど、それに対して穂乃里さんもそのお二方も何の反応もなかったのがかなりさみしゅうございました…(穂乃里さんは主人公さんと出会う前にそのお二人にたすけていただいているのですが…)
そしてお祭りの場でついに主人公さんから告白をされます…けれど、穂乃里さんのお返事は「お返事は少し待っていただけますか?」とのことで、やはり種の壁が気になるご様子?
でも、その割にはその次の瞬間には口づけをされておられて、それはもう受け入れたということでは…いえ、考えるのはそのままお付き合いをされるのか、ということでございますか…。
種族の違い、というものが壁になっているものの両想いなのはもう確定しておりますので、周囲の皆さんがその関係を応援してくださったり…妹さんが兄に恋愛感情としての好き、という想いを告白してきたのには驚きましたけれど、それも彼女なりにお二人の背中を押すという意味でございましたし、よい妹さんでございます(何だか昔いたしました『みずいろ』という作品の雪希さんが思い浮かび…/何)
その妹さんや芹夏さんを連れてまた穂乃里さんの里へ行くことになって、その道中で神奈さんが主人公さんたちと一緒に暮らすことになるまでの流れを教えていただけたりいたしましたけれど、まさかその帰り道であの様なことになるなんて…。
いえ、詳細は触れないでおきますけれど、主人公さんは人間であることを捨ててまで穂乃里さんをたすける決心をされて…彼女のほうがどうなのかは明示されておりませんけれど、神奈さんの力が入っておりますのでともに長く生きていくことになったのでは、と思われます?(私はてっきりこの事象の結果穂乃里さんはずっと人間の姿のままになる、という展開になるのかと…)
こうしてエンディング…エンディングテーマを歌うのが、何と小坂りゆさまでございました。
懐かしのお名前でございますけれど、こうした作品のエンディングが合うかということも含め(何)ここでそのお名前を見るとは思わず少しびっくり…ちなみにオープニングテーマは榊原ゆいさまが歌っていらっしゃいました。
エピローグ…穂乃里さんは狸であるという事実を受け入れられた上で引き続き学校に通うことに…やはり神奈さんという存在がもう知れ渡っているからか、島の皆さんはあまり驚かない様子でございます(狸の行列が街中を進んだ様子もございますし/何)
主人公さんとともに歩むことを誓い合ってハッピーエンド…よい終わりかたでしたかと思います。
あと、そういえば夏の海辺の島でのお話の割に海でのお話がこれまでなかったのでございますけれど、エピローグで出てまいりました…妹さんの胸が色々危ういです(何/ちなみに穂乃里さんはスクール水着…)
ということで『あまつみそらに!』はじめてのルートクリアは穂乃里さんルートとなりました。
穂乃里さんはちみっこでとってもいい子で頑張り屋さん…『スズノネ』の仁乃さんタイプでございますし、そこに惹かれてはじめにルートを目指した面が大きいでしょうか(胸は先生と並んで一番小さいくらいでございますけれども/何)
彼女の父親の隠神刑部も楽しい狸さんでよろしゅうございました。
そう、彼女は人ではなく狸であり、これは人と動物との恋になってしまいます…それがあまり重く感じられなかったのは、彼女がずっと人の姿のままで一度も狸の姿にならなかったからかもしれません?
ストーリーは正直に言いましてちょっとあっさりしすぎな面がございましたものの、まずまずよろしかったかと…恋愛要素はそこそこといったところで、それよりも穂乃里さんが人間と仲良くなろうとされる様子や、彼女に触発されて神奈さんが変わっていく様子のほうがしっかり描かれておりましてそれはよろしかったかと思います。
ただ、あっさりしすぎ以外にも不満な点もあり(いえ、これも「あっさり」に含まれるかもですけれど…)…上で触れました様に、穂乃里さんが主人公さんに会う以前にお世話になった人たちに対する再会時のイベントが(先生も含め)特になかったのはさみしいとしか思えません(芹夏さんは少しだけ触れていただけましたけれど)
また、穂乃里さんと似た境遇で友人でもあるという姫さんの出番がルートに入って少しした以降全くなくなって一切出てこなくなってしまったのも残念…そういう周囲の皆さんとの関係をもう少し描いてくださればもっとよろしかったのに、と感じます。
ともあれ、一つめのルートを終えて、やっぱり全体的な雰囲気は『スズノネ』に近しい…つまり基本は明るく楽しいお話で、恋愛要素ももちろんあるのですけれど、それと同じくらい、もしくはそれ以上に人の絆や友情などの大切さを感じさせてくれたり、何だか心があたたくなる様なお話が多くてよろしゅうございました。
また、イラスト、音楽に声などもよろしく…っと、このあたりは全体的な感想を書く際に触れることにいたしましょう。
『スズノネ』と同じ、といえば、こちらも(少なくとも穂乃里さんルートに関しましては)個別ルートに入った後は選択肢がございませんでしたので、バッドエンドなどの心配をすることなく安心して進められます。
ということで、今日からは引き続き2周め、他のかたのルートを目指しますことに…次は夏帆さんルートを目指そうと思います。
…穂乃里さんと夏帆さんはどちらも原作にはルートがない様子で、『スズノネ』のトアさんと真夜さん同様にルート分岐が非常に解りやすい…と、その様な理由で夏帆さんを選んだわけではなくって、本当に特によいと感じたのがこのお二人なのでございますよ?(何)