□ガールズ&パンツァー(2)
■ガールズ&パンツァー制作委員会さま(原作)/才谷屋龍一さま(作画)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『Candy boy』のコミカライズ版と同じものとなります。
こちらの作品はアニメが放送されたものとなりまして、それのコミカライズ版となるはずでございます。
内容としましては、大洗女子学園の生徒の皆さんの戦車な日常(?)を描いたもの、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻ではその第1巻の続き、強豪校との練習試合の続きからでございますけれど、市街地戦なども行われており、この市街地は一体どこから持ってきたのでございましょう…わざわざ演習用に設置されたりしているのでございます?
ともあれ、その戦いはあくまで練習試合、そして大洗女子はあくまで無名状態からのスタートなのでございますから、ここは相手に侮れないライバルと認めてもらいつつも負けに終わります…スポーツ部活ものの基本でございましょう。
…この作品、戦車道というかなり不思議なものとなっておりますけれど、お話そのものはスポーツ部活ものと受け取ってよろしいでしょう。
その様な戦いも終わり、新たな戦車を導入したり既存の戦車を強化したりして、いよいよ戦車道の全国大会へ挑みます。
第1回戦はサンダーズ大付属との戦い…こちらは特に深く描かれることなくあっさり勝利を収めます。
この巻のメインは第2回戦のアンツィオ高校戦…部長がドゥーチェと呼ばれていたりイタリア戦車で揃えてきたりとイタリアな気配のする軍備で、そのドゥーチェはみほさんをちょっと敵視していらっしゃいます。
試合のほうはこの巻で決着がつきますけれど、この作品ってやっぱり戦車戦の描写が妙に濃くって、アニメもこんなものなのか少しだけ気になります…これが再現されているのでしたら以前のいちごさんたちの集会で触れました『重力戦線』第2話にも本当に負けていない気がするのでございますけれど…。
ただ、ちなみにこの第2回戦そのものは、帯によりますとアニメでは空白とされているそうで、第1回戦ともども飛ばされたことが予想されます…飛ばされたことからも解ります様に、この戦いも大洗女子の勝利でございました。
この戦いを通じてみほさんは少し嫌いになっていたらしい戦車道について前向きになれたりもいたしましたりと、皆さん少し成長できたでしょうか。
…ところで、サンダース大付属とかアンツィオ高校とか、これって日本のお話でございますよね…?(何)
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、試合の描写中心となってまいりましたのでなかなか難しいところかも…でも登場人物は女の子のみでございますし、それに優花里さんとみほさんの関係など悪くございません。
ということで、こちらは戦車というのは特異なところではありますものの、内容としましては運動系部活を頑張る女の子のお話でございましょう…それ以上に戦車戦の濃い描写が引っかかってしまいますけれども、本当にアニメではどうなっているのでございましょう…?(何)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□ガールズ&パンツァー リトルアーミー(2)
■槌居さま/ガールズ&パンツァー制作委員会さま(原作)/鈴木貴昭さま・グラフィニカさま(協力)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『のんのんびより』『こあくまメレンゲ』や『ささめきこと』『ひまわりさん』などと同じものとなります。
タイトルからも解ります様にこちらも上の作品と同じアニメのコミカライズ版となりまして、そういうことで同時に読んでみました。
内容としましては、アニメ本編の登場人物である西住みほさんの小学校時代を描いたお話となります。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻ではみほさんが姉を嫌うエミさんに姉のことを解ってもらおうと、彼女たち小学生チームと姉のまほさんたち中学生チームとで戦車戦を行うことに…この戦いで皆さんの絆は深まってエミさんのわだかまりも多少解消されますけれど、代わりにみほさんの心にわだかまりができてしまいます。
それは戦車道、特に実家である西住流の流派について…エミさんのお話では世界大会でまほさんは結構非情な手段を取ってしまっていたらしく、それがみほさんにとってはショック…しかも姉、それに母親もそれは間違っていないと言ってきたりして、戦車道とは何なのか解らなくなってきてしまったのでございました。
そうした中、エミさんはドイツへ帰ることになってしまい、一時のみほさんはその別れからも逃げる様になってしまっておりました…この作品のみほさんは小学生であるということもありますけれど、相当弱い描写が目立ちます(何)
その別れは皆さんの強い絆で乗り切れましたけれど、このお話はここで完結…続きは上の高校生編で、ということになりますけれど、果たしてエミさんとは再会したのかどうか…?
…みほさんが高校時代に戦車を嫌いになっていた理由は、この作品では判明できませんでしたかも…いえ、確かに一時は嫌いになっておりましたけれど、見る限り最後はかなり前向きになっておりましたので…。
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、皆さんの友情といった趣が強いでしょうか。
ということで、こちらはこれで完結となりますけれど、なかなかよきもの…それだけに、ここで出てきたご友人がその後上の本編で出てきたらいいのに、と感じるのでございました。
また、先日はさらにこちらも読みましたので…。
□ニーナとうさぎと魔法の戦車(2)
■藪口黒子さま(漫画)/兎月竜之介さま(原作)/BUNBUNさま(キャラクター原案)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(3.6)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては他には何も持っていないものとなります。
…上の作品を読みました際、戦車つながりでこちらの作品を思い出しまして、1日3冊となってしまいますけれども同時に読んでみました(本当は以前読みました『ご注文はうさぎですか?』の際にうさぎつながりでこちらを思い出して読もうとも思ったのでございますけれど…/何)
内容としましては、大戦後の世界を生きる戦車乗りたちを描いたお話となるでしょうか。
と、説明がやはり一番上の作品の第1巻と同時に読んでおります第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では、この世界がどうしてこの様に野良戦車などのあふれる怖い世界になってしまったのかを知ったニーナさんが、その根源である人物に憎しみをたぎらせてしまわれます…。
その人物はアドリオ・マドガルドという元軍人で今は犯罪者…一言で言えば以前コミカライズ版を読んでおります『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』のホプキンス大佐や以前しております『スパロボA』のヴィンデル氏と同じ思想、つまり戦争こそ人間を進化させるといった思想を持った人物であり、また凶悪な人物ながら才能も非常に持ち合わせているためにその才能を惜しんで死刑になどはならない、という人物でございます。
その様な人物により荒廃してしまった世界の中、ニーナさんは彼に対する憎しみを大きな理由としてラビッツ戦車隊に正式に参加されることになります。
そして周囲の戦車隊の皆さんと共同作戦を組んで野良戦車の巣をつぶす作戦に参加されるのでございますけれど、ここで激戦の末に作戦は達成されますけれど、親しくしてもらった姉妹のかたのお一人が戦死されたりと、それが彼女の心に大きくのしかかってしまい、過去の経験やかの男の存在なども合わさり非常に精神的に危うくなってしまいます…。
しかも非常に悪いことに、そのマドガルド氏がまさにニーナさんのいる町に現れ攻撃を仕掛けてくる、という…この町には何かある模様でございます。
憎しみだけで戦おうとされるニーナさんに、ラビッツ隊の皆さんは自分たちのつらい過去を明かしながらもなおも明るく振舞い、ニーナさんの心を解きほぐしていきます…そして町を守るためにかの人物と戦うことにする、といったところでこの巻は終わりでございます。
ちょっとニーナさんの精神状態が危うすぎる場面が多すぎて心配になり通しでございましたけれど、まずは大丈夫でございましょうか…それにしても、こちらはなかなか重いお話…。
…作中で登場人物のかたが戦車の様なかっこいい車を戦争なんかで使いたくない、といったことをおっしゃっておりましたけれど、その理想を体現したのが上の作品たち、となります?(何)
また、今回も巻末に番外編が収録されておりまして、これは上中下巻の中巻に相当するご様子…このお話ではすでにマドガルド氏は倒されたことになっており、まずは一安心でございましょうか。
あと、あとがきによりますとこの第2巻の内容は原作となるノベル第1巻の中盤に相当するらしく、次で終盤、ラストバトルが描かれる模様…原作のノベル自体は第7巻まで出ているご様子なのでございますけれど、コミカライズ版は何だかそこで終わりそうな予感がしてしまいます?
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょうか、一番上の作品同様に同じ戦車に乗るかた同士の絆、というものがあるかと思われます…あの姉妹のかたは片方が戦死されてしまいまして、悲しいことでございましょうか…。
ということで、今日の日誌のタイトルは言うまでもなくこちらの作品の帯からでございます…上2作品はもちろん魔法で戦車を動かしてなどはおりません(何)
とっても大好きでご無事をお祈りしておりますあのかたにお勧めをしていただけました『第2次スパロボα』は昨日も第32話にて資金集めでございました。
と、ふと気になりまして上でも触れました『A』を少しだけやってみたのでございますけれど、こちらとは全然勝手が違うことにちょっとびっくり…。
いえ、『A』は皆さんの攻撃力が全体的に高めで、でも命中率が全体的に低くって、主人公のサリサディアさんでもない限りは命中率100%を期待できない状態…それに対しましてこちらは相手が大物でない限りは命中率はほぼ確実に100%になっております。
敵へのダメージが大きいとはいえ当たりづらいとなると、やはり難易度としては『A』のほうが上になりそう…でも、『A』はエースボーナスや機体完全改造ボーナスがございますし、これはどちらともいえないのかもしれません?
『星彩のレゾナンス』のほうは2周め、真琴さんルート…結論からいえば昨日で真琴さんルートは終了いたしました。
ただ、ハッピーエンドでしたのは確かなのでございますけれど、奈岐さんルートに較べて何もかもがあっさり気味…かなり拍子抜けをしてしまいました。
CGが1つ埋まっておりませんし、もしかするとこれはトゥルーエンドではないのでは、とも感じてしまいます…お話そのものはハッピーエンドでしたながら、奈岐さんルートを終えたときとは違う後味の悪さ、というより物足りなさを感じます。
物足りなさを感じる一番の理由は、色々と説明不足…というところが第一でございましょうか。
さすがに真琴さんの家庭の事情に関する描写はきちんとございまして、終盤は彼女視点になることも多くってそのあたりはよろしゅうございましたけれど、その他諸々が飛ばされすぎ…扉の向こう側は何だったのかとか、奈岐さんと大切なものを失うほどの力をもってようやく閉じられた門がどうしてこちらでは勝手に閉じたのかとか、母親の姿をした、けれど確実に別人としての意識があったあれは何だったのかとか、末来さんはどうなったのかとか、結局理事長は何をしたかったのかとか、神住さんはどうして遠山家を継いでしまわれたのかとか、すっきりしないことだらけでございます。
奈岐さんルートでしたら、そういう疑問に感じるところは全て描写されておりましたのに、この差は…と思うと、描写の終盤の展開の淡白さも思うとやはりこれはトゥルーエンドではないのでは、なんて感じるのでございました。
とはいいましてもその奈岐さんルートそのものがトゥルーエンドではなかったりして…それに、この真琴さんルートはそういう物足りなさは多分にございますものの、ハッピーエンドでしたことだけは確かなのでございます。
ですので、これはもう気にせず次のかたのルートを目指すことにいたしましょう…次については、本命の由布さんルートは後回しにして、まずは恵さんルートを目指しましょう。