2013年09月18日

魔カリキュラム!

先日読みましたコミックの感想です。
悪魔のお話…
□魔カリキュラム!(1)
■chiimoさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(3.7)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.3)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたもので、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスではございますけれど、こちらは4コマでも大判サイズでもないものとなっております。

内容としましては、人間界で生活をする悪魔な少女を描いたお話、となるでしょうか。
主人公の阿久マヤさんは名前から解るとおり(?)実は悪魔な女の子でございまして、その素性を隠して人間界で生活をしております…長い金髪の美少女でございましょうか。
人間界にいる理由は、一人前の悪魔となるために実習をしているから…その実習とは、人間たちの負のエネルギーを集めるというもので、これを集めれば集めるほどレベルが上がっていくわけでございます(最終的な目的は世界侵略、なのかも…第1話ではその様なことを言っておりましたし)
世を忍ぶ仮の姿として普通に高校に通っており、人間(でございますよね?)のおばさんの家に居候をしている模様でございます。
マヤさんは根はかなりいい子なのだと思いますけれど、悪魔ということでそれは許されない…あえて自分の心に嘘をついて孤独になったり人間の悪行を見てみぬ振りしようとしている節がございます。
…ちなみに彼女の通う高校の名前は出門高校というらしく、これまた悪魔を連想する名前かも?(何)

その様な素性を持つマヤさんでございますので極力孤独でいようとするのでございますけれど、クラスメイト3人がよく絡んできて友人になってしまいます。
その3人とは高めの背をして黒髪をされたしっかり者で皆さんのまとめ役な瀬名アラタさん、ほわほわほんわかしたとってもいい子(でもセンスが悪いかも?)な胡桃サワさん、そして常に無表情で感情が読み取れない橘スイさんでございます。
このうち特にサワさんが非常にマヤさんのことを気にしてきておりまして世話を焼いてきてしまいます。
その他、マヤさん同様に実習にきている少年な悪魔が登場し、妙にマヤさんを挑発してまいります…彼は妙にマヤさんに敵愾心を抱いている様子でございますけれど、その真意はよく解りません(レベルは彼のほうがはるかに上でございますから…)

お話のほうは、その様な悪魔なマヤさんが負の力を集めつつ、でもその様な友人などに振り回されたりする日常を描いたお話、となるでしょうか。
上でも触れました様にマヤさんは悪魔ながら悪に徹しきれないいい子でございまして、このあたり以前読んでおります『こあくまメレンゲ』のルーチェさんに通じますかも…あちらのほうが幾分幼く感じられますけれども。
お話の主題は、悪魔としての使命と仲良くなった皆さんとの友情などとの間で揺れ動くマヤさんの心情、といったものでございましょう。
ですのでこの第1巻の最後のお話の様に時としまして胸の痛くなる展開もございますけれど、でも基本はコメディ作品でございますので楽しく読めるものかと思います。
…そう、この巻の最後はマヤさんが悪魔としての使命を優先するため、気遣ってくださるサワさんたちに非常に冷たく当たってしまうというもの…果たしてこれからどうなってしまうでしょうか。

イラストは悪くございません。
百合的にはマヤさんへ対するサワさんあたりが悪くない様にも感じられましたながら、ちょっとそのあたりは期待できそうにない…よい友情のお話にはなりそうでございますので、それはそれでよろしいでしょうか。
ということで、こちらはなかなか悪くない作品でございましたかと…不安な展開で終わっておりましただけに、なおさら続きを見守っていきたいものでございます。
…タイトルがどうしても「魔力」リキュラムに見えてしまう…(何)


『願いの欠片と白銀の契約者』も進めつつとっても大好きでお会いできない日々が続いてとってもさみしく心配でございますけれどもご無事を願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『2』を進行…『アグリーメント』は璃子さんルートを終えましたけれど、やはりジェシカさんがあまりにいい子でかわいすぎて我慢ができないほどで、またジェイさんが非常にかっこいいです。
と、それはともかく、こちらのルートは自分の想い、つまり恋する気持ちを伝えるためにあえて璃子さんが光奈さんと戦う、というもので、ジェシカさんルートよりは色々背景が見える様になっておりましたながら、でも戦いの結末やその先の世界などは描かれず消化不良感の残るものでありまた普通に考えればどちらか(おそらく璃子さん)は犠牲になりますから(ジェシカさんとヤンさんは戦いを放棄し人形化…)どちらかといえばバッドエンド寄りでございましょう…とりあえずやはりこのルートでも少女Aさんは忘れ去られ、カミーユ声の人はいつの間にか絶命しておりました…。
今日からはヤンさんルートを見ますけれど、少女Aさんなどことやまだ埋まっていないCGがあまりに多いことを鑑みますとこれは第4の、つまり光奈さんルートが用意されていそう(現状選択肢のある3つのルートはそこに入るとそのかたがたの視点に変わるのでございます)と考えるのが自然かも…ちなみにサントラはこちらのメーカーさま公式サイトを見ると存在しておりましたもののすでに品切れという悲しい事態になっておりまして非常に残念、確認を全然していなかった、気づくのがあまりに遅すぎた私が悪いわけでいまさら激しい後悔をしてももう完全に手遅れながら、いずれまた再販などあるかもと一縷の期待を抱いてもう少しこまめにサイトのほうをチェックしておきますか?

そして『2』は第20話、ミモザ先輩たちの任務のお手伝いをするということで、彼女たちが調査をすることになった場所へ主人公のラティーナさんとネスティさん、それに護衛獣のかのかさん(ハサハちゃん)も同行いたします。
と、そこにどうしてもついてきたいといってエスガルドさんたちに頼み込んでいたアメルさんもきてしまいましたけれど、このお話は彼女がいなければどうなっていたか…?

調査対象となっている館はかなり古びた場所でございましたけれど、そこには失踪していた召喚師たちの亡骸が多数…ミモザ先輩たちの任務とは、この召喚師失踪事件についての調査、だったのでございます。
館の地下室にはレイム氏と外道3人衆の姿があり、どうも外道3人衆はレイム氏に従っている、という様子が見て取れました。
そしてこちらの存在に気づかれてしまいますけれど、ギブソンさんが外道3人衆の姿を見て驚かれます…彼ら3人、失踪した召喚師に人相がそっくりだったといいます。
その様なレイム氏たち、ここで召喚師たちの知識を血識として吸い取っていたそうで、まぁこれまた外道の所業…もちろんここで戦闘になります。
戦闘はラティーナさんとかのかさんとアメルさん以外はミモザ先輩とギブソン先輩にエスガルドさんとエルジンくん、そして全くレベル上げをしていないネスティさんというやや苦しいメンバー…それに対して敵はレイム氏に外道3人衆というなかなかの構成ではございましたけれど、でもかのかさんがおりましたので大丈夫でございました。

戦い終わり、外道3人衆はついにその真の姿を見せることに…彼らは悪魔だったのでございます。
その力に圧倒されそうになりますけれど、天使アルミネの力を持ったアメルさんの力によりその場は何とか切り抜け脱出…そのお話はここで終わりでございます。
…悪魔を率いているレイム氏をこの時点で彼もまた悪魔であるとラティーナさんは考えられたのか…ラティーナさんとアメルさんはなぜか彼に対し妙に甘いところがございますし、次のお話の反応を見たところでは怪しい?

第21話は、いよいよ聖王国がデグレアへ対し戦争準備に入ったらしいところから…その様な中、ラティーナさんたちはルヴァイドさんたちを説得できないか考えます。
ここでアグラ爺さんとギブソンさんがあのレイム氏についての話をしてくださいますけれど、あの人物はかつてアグラ爺さんと一緒に封印の森に入った召喚師と同じ姿であり、悪魔であると考えて間違いない、とのこと…つまりはメルギトスでございます(何)
そうした中、ずいぶん久しぶりの登場となるフリップさんがネスティさんに暴言を吐いていってラウル師範がそれを止めるなんて一幕もあり…一方では今回の戦いに蒼と金の派閥が協力しあう、というお話も出てまいります。
…ユエルさんがアグラ爺さんの肩たたきをしてあげていらしたのが非常に微笑ましくよろしゅうございました。

そしてファミィさんとケルマさんが聖王都へ向かってまいりますけれど、ここであの悪魔たちが血識を得るためにお二人を襲撃するのでは、とネスティさんが危惧し、それを聞いたミニスさんがお一人で飛び出してしまわれます。
その危惧は当たっており、黒の旅団に悪魔たちがファミィさんたちを襲撃、後一歩でお二人ともやられてしまう、というところまで追い詰められておりましたけれど、間一髪でミニスさん、それに皆さんも追いついて救出をいたします。
そうなった原因はファミィさんを処刑しようとしたレイム氏を止めたルヴァイドさんにあるとされ、彼ら黒の旅団が戦いを挑んでくることに…デグレアの真実を知っている身としてはこの様な戦いには当然意味がないため止めようとしますけれど、相手は完全に聞く耳を持ちません。
今回の戦いはミニスさんがファミィさんたちの護衛のために抜け、アグラ爺さんが強制出撃でございます。

戦い終わり、ようやくルヴァイドさんたちにデグレアの真実を告げることができます。
もちろんそれは彼らにとってショックなことで、ルヴァイドさんとイオスさんとゼルフィルドさん以外の隊員はこの直後に絶望のため鬼人使いキュラーによって鬼にされてしまいました…。
真実を知ったルヴァイドさんたちの前にレイム氏が現れ、それらは全て真実と認めたうえ、彼の父親を手にかけたのも自分だと言ってまいります。
あまりの外道ぶりにイオスさんが貴様それでも人間か、とおっしゃいますけれどもちろん人間ではなく、その場に現れたギブソン先輩によって本当の名が明らかにされます…その名はメルギトス、かつてリィンバウムを侵略しようとし召喚兵器にされた天使アルミネに封印された大悪魔でございました。
その圧倒的な力の前にルヴァイドさんも歯が立たず追い詰められますけれど、ここでゼルフィルドさんが自爆…このあたり、あまりに切なくて泣けてしまいます…。
けれどその自爆もメルギトスには通じず、かの者はラティーナさんへ呪詛の様な言葉を残して去っていったのでございました。
…夜会話はもちろんかのかさんとでございましたけれど、彼女の話してくださったゼルフィルドさんの気持ちがやはりとても切ない…。

昨日はそこまででございましたけれど、ここへきてようやくSランクな召喚術がいくつか、鬼属性を中心に出てまいりました…鬼属性は単体攻撃は鬼神将ガイエン(最大ダメージ240)に複数攻撃はひな&シロトト(最大ダメージ150)と使い分けられるのがよろしゅうございまして、特に240もダメージを与えられたらメルギトス以外でしたらだいたい倒せるのではないでしょうか。
その他獣属性も全体攻撃なものが出てくださいましたし、機属性は使い手がいない…残る霊属性はまだなし…。
…ということで、そろそろ無限回廊に挑んでもよさそうな気もいたしますかも?