2014年02月22日

ここが限界のオーバル学園

先日読みましたコミックの感想です。
あまり期待は…
□ここが限界のオーバル学園(1)
■大井昌和さま(原作)/卷さま(作画)
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★☆☆(2.6)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★☆☆(2.8)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなりますけれど、こちらは大判サイズでも4コマでもないものとなります。

内容としましては、謎の生命体と戦う少女たちを描いたお話、となるでしょうか。
物語の舞台は近未来…2311年、突如現れた廃思物なる謎の巨大生命体、この既存の科学では全く対処のできない、以前以前に劇場版を観ております『トップ!』の宇宙怪獣の様な存在の敵によって地球上の全都市は壊滅してしまいます。
2335年、火星へ移住をした人類の前にまたその生命体が襲い掛かりますけれど、このとき人類はそれに対処する力を得ておりました(ですのでこの物語の舞台は『トップ2!』などの様に地球化された火星でございます)…それが音楽や絵画といった芸術でございまして、これらを奏でたり描いたりその他諸々のことをしたりすることによって発動する力によってその敵と戦うことができる、というわけでございます。
そして、それら芸術は全てその敵と戦うための力とされているそうで、一般で公開したりすることはできない模様…物語の舞台はそれらの力を持った生徒を主に集めた(普通の運動部や帰宅部も存在いたしますのでそれが全て、というわけではないっぽい…)星立オーバル学園という学校になります。
異生物襲来時、既存の軍が対処できない場合はオーバル学園に全権が委ねられ、部単位でそれと対峙することになる、というわけでございます。

物語の主人公は、その学園の吹奏楽部に所属する桃雲桜さんという女の子…明るく少し天然でおバカな気配のする子でございまして、楽器は何も演奏できないながら指揮者として頑張っております。
物語の主要キャラは皆さん吹奏楽部のかたがたとなりまして、演奏の力で異生物と対抗しているわけでございます…でも、それの襲来がない際はあくまで普通の部活といった雰囲気を感じることができます。
その様な桜さんのクラス、そして吹奏楽部に転入生がやってまいります…それが淡島・YY・ひまわりさんというクールで無表情で中性的な外見をした少女(?)でございます。
彼女は声楽として吹奏楽部へ入りましたけれど、その歌声はかなりの破壊力を持っているながら作中の描写ではそれが異生物を呼び込んでいる様にも見えたり、謎が多い…いえ、謎が多いのは彼女の存在自体でございまして、彼女は撃破された異生物の中から発見され、しかもどうも女性にはない器官を持っている様子で、そもそも女性ではないのかもしれません。
…ちなみに、この世界はどうも男性は絶滅しているらしく女性しか存在しない、という以前読んでおります『恋愛遺伝子XX』の様な世界となっております。

お話のほうは、ということで異生物と戦う皆さんのお話でございます。
戦いのシーン以外は普通の学園ものの雰囲気が漂っていて明るい作品でございまして、また登場人物もやや多めでございますのであえて紹介はいたしませんでしたけれど皆さんよろしい感じで…特にライバル関係なツンデレお嬢さまと大和撫子なお二人が非常によろしく感じられます。
その様な中、ひまわりさんがやってくるのでございますけれど、中盤以降の彼女に関する展開が個人的には何といいますか…まだまだどうなるか解らないのでございますけれど、桜さんの反応などを見ていると、やはり残念と思わざるを得ないのでございました(特に終盤のあの描写の連続にはげんなり…)
それを見ていると、設定は『恋愛遺伝子XX』あたりに通じるものながら、あまり過度の期待をしてはいけない作品なのかな…と感じてしまいますかも?

イラストはなかなかよろしゅうございます。
百合的には、その様な設定の作品なのでございますから普通にあるはずなのでございますけれど、ひまわりさんの設定のためにそう感じられない様にもなっております。
ということで、こちらは今後の展開次第、といった作品…あまり期待はせずに見守ってみましょう。
…と、こちらの作品も以前読んでおります『悪魔のリドル』などと同様、原作のかたも漫画家らしいもののあえて作画が別のかたになっている作品、となる模様でございます。


とっても大好きでお会いできない日々が長く続いておりますけれどご無事でいらっしゃいますこととまたいずれはお会いできます日がきてくださいますことをお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズたち、『サモンナイト』は先日『4』が終わったということで、引き続きナンバリング順に進むことになりまして『5』へ移行いたします。
こちらは同じPSPの作品でもその『4』や以前しております『3』の様なリメイクではなく純粋な新作、ということになります。
…そのPSP版『3』『4』にはインストールデータはございませんでしたけれど、今回はございましたのでまずはそれをインストールしておきます。

はじめからはじめてみますと、PSP版『3』『4』同様に難易度が選択できますので、ここは普通を選んでおきます…過去作も普通を選んで何とかなっておりますので、きっと大丈夫なはずでございます。
その『3』『4』のセーブデータがございますと特典が得られますけれど、どちらもパーティ能力のお弁当だけっぽい…『3』のデータに対する『4』の特典がすごすぎましたので、これはかなり拍子抜けでございます?(でも以前しております『Fate/EXTRA』のデータに対する以前しております『CCC』の特典(スクール水着だけ…)を思うとこのくらいのものなのかもしれません)
主人公は男女から選択できもちろん女性を選びますけれど、お名前は残念ながら変更できずアルカ、で固定でございます…過去作は全て変更できましたのでこれは非常に残念で、しかも名前が変えられえない割に主人公さんに声がないのは相変わらずでございまして、名前固定ならもう声もつけていいと思うのでございますが…。

主人公を選択いたしますと軽く世界の成り立ちが語られますけれど、説明書の補完によりますとどうやらリィンバウムはエルゴの庇護を離れ、異世界との間にあった結界も全て取り払ったといいます。
少なくとも『4』までの間にはそうした流れは全くございませんでしたから、どうしてそうなったのかは全くの不明…どうもこの『5』は『4』の数百年後のお話とのことでございますから、その長い間に何かあったのでしょうけれど、いきなり過去作の流れ全てを断ち切る様な展開はどうなのかと…。
…数百年後、となると過去作との繋がりは薄れそうにも感じますけれど、でも数百年程度では寿命のこない登場人物もいそうでございますし、また町などは数百年程度で消滅することもないと思いますから、きっとどこかで何らかのつながりは感じさせてくださる、とそこはひそかに期待しておきましょうか。

お話は第0話から…以前しております無印と以前しております『2』にはございました第0話が復活いたしました(何)
その第0話は主人公のアルカさんがまだ子供なときのお話…何やら一緒の村に暮らす友人の男の子が森に迷い込んでしまったらしく、久しぶりに村へ帰ってきたその子の兄で召喚師なエルストさんというかたを連れて森へ探索にきておりました。
その子は無事に発見されるのでございますけれど、同時に謎の生物も現れ、エルストさんが響友と呼ばれる異世界の友人とともにそれを食い止めている間に二人で逃げることになりました。
けれど、逃げる途中でその少年ともはぐれてしまい、アルカさんは謎の沼地(?)に落ちてしまいます…後の話ではそこは異世界へ通じる門だったっぽく、謎の生物もそこから現れた模様でございます(少年が何か儀式をして失敗した気配が見られますが…?)

沼地の中でたすけを求めるアルカさんに応える声があり…アルカさんはそれにお礼をしようと自分の持っている4つのアイテムから何か1つを渡すことになりますけれど、どうやらこの選択肢が無印でいうところの召喚師さんや『2』の護衛獣に『3』の生徒、『4』の竜の子に相当する響友の選択となる模様でございます。
唯一無二のずっと一緒にいられる関係だといいます響友は男女2人ずつ、合計4人の中から選択できまして、説明書の説明を読む限りサプレスの子もメイトルパな子もどちらもかわいい感じでよろしく非常に迷いましたものの、今回は直感でサプレスな子を選んでみました(無印のエルカさんやモナティさん、『2』のユエルさんに『3』のマルルゥさん、そして『4』のミルリーフさんと続くメイトルパのかわいい女の子の系譜を繋げておきたい気もしたのでございますけれども…/何)
すると小さな天使がアルカさんをたすけてくださったのですけれど、彼女は自分の名前も何も覚えていない様子で、アルカさんが絵本の登場人物からスピネル、と名づけます。

スピネルさんのおかげでたすかったアルカさんは元の世界へ戻ってくることができ、スピネルさんもアルカさんに非常に懐いており、二人はずっと一緒にいたいと願います。
その様なお二人を見つけたエルストさん、お二人がすでに響友の関係になっていることを知り、一緒にいるには召喚師の学校へ通って召喚師にならなければならないとおっしゃり、その手続きを取ってくださることになりました。
ちなみに、行方不明になった少年についてアルカさんがたずねると、エルストさんは何だか目をそらした様子でもう気にしなくていいと、今回の件もあり遠くへ引っ越した(アルカさんが沼地に落ちてからすでに3日たっていたり…)、なんておっしゃられましたけれど、何だか誤魔化している様にしか見えなくって、その態度を素直に受け取ると死んでしまったかあるいはあの異生物を呼び込んだかしたために追放されたかのどちらかと考えるのが自然っぽいながら真相は解らず、すっきりしない…。
…これで第0話、パートナーとの出会いを描いたいわゆる過去の回想編は終わりなわけでございますけれど、流れるBGMに『3』のものがございましたりして…?

昨日はちょっと短いながらここまで…まだ主人公さんが幼少の頃のお話かつ戦闘なども一切ない第0話のことでございましたので、これで『5』がどうなのかは全く解りません。
ただ、立ち絵の雰囲気が過去作とは少し変わっており、常に動いているというか、ちょっとアニメーション気味になっているみたいです?
そのくらいの変化でございましたらまだよろしいのでございますけれど、説明書を見ると戦闘の画面に不安しか覚えない…まぁ、これは実際に戦闘を経験した際に触れることにいたしましょう…。
それはともかくといたしまして、昨日の総評といたしまして…幼い頃のアルカさんとスピネルさんはかわいい、これだけはいえると思います(何)
…そう、主人公さんの第一印象はかなりよい…それだけに、お名前の変更ができないのが非常に残念…。


一方の『その花』は引き続き『リリ・プラチナム』の続き…雫さんの周辺で最近よく「リリ・プラチナム」なる謎の単語が耳に入る様になり、その意味の解らない雫さんはそれをとても気にされてしまいます。
エリスさんにたずねても何も知らないご様子だったのでございますけれど、その後その話題をするかたがたのお話をよく聞いてみると、どうもエリスさんに関することのご様子…。
最終的にはエリスさんが他の子にたずねてくださったのですけれど、それはエリスさんご自身のことを指す言葉であると同時にエリスさんのファンクラブのお名前でもあったのでございます。
それを知った雫さんは少しやきもちの様なものをやいてしまわれ不機嫌になるのでございますけれど、エリスさんが愛の言葉をささやいて機嫌をよくします…と、その愛の言葉が止まらないために恥ずかしくなって逃げ回ることになってしまいましたりして、その様なお二人のことを周囲の皆さんが微笑ましげに見守るのでございました。

リリ・プラチナムの名の由来はエリスさんの好きな花の睡蓮の英名であるウォーターリリーと彼女の一番の特徴である髪を白銀に見立ててそれを組み合わせたもののご様子…皆さんはエリスさんのことを「リリ様」と呼ぶ様になっておりました。
放課後、帰りが少し遅くなりましたので家のかたに迎えにきてもらうことにした雫さん、迎えがくるまでの間、そういったお話もございましたのでエリスさんと一緒に花の図鑑を見て過ごすことにされました。
そこで雫さんの好きな花のお話になりまして、それがすでに亡くなられた雫さんの祖母の誕生花ということで祖母のことを思い出して少し切なくなる雫さん…その様な彼女のことをエリスさんがやさしくなぐさめて差し上げまして、そのままあつい口づけを交わしたりされるのでございました。

昨日はそこまででございまして、ゲームのタイトルにもなっておりますリリ・プラチナムという単語の由来が明らかになるお話でございました…そういえば以前しております『白雪の騎士』でも謎の単語について調査をするお話、がございましたっけ。
けれど、そのお話…黒髪会なる組織について調べる玲緒さんは結局答えにたどり着けなかったわけでございますけれども(何)
ともあれ、やっぱり雫さんとエリスさんはどちらもとっても素敵なかたで、引き続きお二人のその素敵さを楽しんでいきたいものでございます。