
□ひらり、別冊 部活女子アンソロジー ほうかご!(2)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★★(4.8)
○百合度評価:★★★★☆(4.0)
○総合評価:★★★★☆(4.4)
こちらは先日他の百合アンソロジーとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては特にレーベルなどはなさそうです?
内容としましては、タイトルどおり「部活」をテーマとしたアンソロジーコミックとなります。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
つまりは学校の部活ものに特化した以前読んでおります『ひらり、』でございまして、分厚さもその『ひらり、』よりあるいはさらに厚いくらいでボリューム十分(多分百合アンソロジーなコミックたちの中で一番分厚いほどかと…?)、そして『ひらり、』の別冊ということできちんと百合なアンソロジーにもなっております。
…『ひらり、』も初期の数巻には小特集としていくつか作品が同じテーマで書かれていて、その中に部活というのもありましたはずで…?
参加していらっしゃる作者さまで私が過去に作品を読んだりしておりますかたといたしましては、作品の掲載順に以前読んでおります『あさがおと加瀬さん。』の高嶋ひろみさま、以前読んでおります『購買のプロキオン』のふかさくえみさま、以前読んでおります『むげんのみなもに』の高崎ゆうきさま、以前読んでおります『ふたり』などの大朋めがねさま、以前読んでおります『きれいなあのこ』の吉田丸悠さま、以前読んでおります『ベツキス』の百合原明さま、以前読んでおります『○本の住人』のkashmirさま、以前読んでおります『放課後カノン』などの三国ハヂメさま、以前読んでおります『村ドル』の佐野妙さま、以前読んでおります『オトメシュラン』の王嶋環さまがいらっしゃいました。
他のかたも『ひらり、』でお見かけした記憶のあるかたが少なからずいらっしゃいました。
お話のほうは、ということで部活をテーマにした、そして百合要素もある作品を収録したアンソロジーでございます。
はじめに収録な高嶋ひろみさまの『ショートケーキと加瀬さん。』はいうまでもなく『ひらり、』のほうで連載されております『加瀬さん。』シリーズのお話で、以前読んでおります『SAKURA』の一番はじめのお話が以前『桜Trick』なお話になっていたのと同じ様な感じといえるでしょうか…お二人の関係が本当にもうずいぶん進展してきておりまして、また7月にコミックもまた出てくださるご様子でございます。
他の作品もそれぞれに部活を絡めた百合要素の強い作品たちになっておりまして、それぞれによろしいもの…ただ、一つ二つ部活ではない作品もあった印象を受けます?(ユキムラさまの『ねがい』はよいお話ではございましたけれど部活要素が皆無でした様な…小橋ちづさまの『本日の部活会議』は部活を作ろうというお話でしたりして…?)
楽しく面白い、という意味ではその『本日の部活会議』や高崎ゆうきさまの『茅野ユミは知っている』などが特に面白く感じられました印象でございましょうか。
微笑ましかったり百合的によかった、という意味になりますと結構たくさんのお話がそう感じられまして、ですので個人的には満足…その中でもきよたともさまの『花が咲くように』が個人的には特にお気に入りかもしれず、このお話は以前読んでおります『前略、百合の園より』第1巻収録の短編『恋初め』の様なお話でございまして、個人的にこの手のお話に弱い模様…。
…『ひらり、』で部活もの、といわれて思い出すのはやっぱり『加瀬さん。』と並んで上で触れました『ひらり、』最新巻とともに読んでおります『箱庭コスモス』なのでございますけれど、あれはもう完結してしまったということで存在いたしませんでした…。
イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆ではございますけれど、よろしいものでしたかと思います。
百合的には比較的高めなお話が多かった印象を受けます?
ということで、この『ほうかご!』の第2巻が出てくださるとは、これはとても嬉しいことで、内容もやっぱり個人的にな好みに合ったお話が多くって大好き…いずれは第3巻など出てくだされば、幸いなことでございます。
その様な先日はこの様なものが届いておりました。
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○のんのんびより(ごっなのん)
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…こちらは今までに既刊を購入しておりますアニメのDVDとなります。
昨日はこちらもさっそく観てみました。
第9話は『文化祭をやってみた』ということで、秋のお話…前半はタイトルどおりに文化祭のお話となります。
夏海さんの思い付きから文化祭をすることになりまして、招待客として卒業生のかたがたを呼びますことに…これ、次の週末に開催するという本当に急な開催になったみたいで…?
東京にいるひかげさんも呼ぶことになりまして、このみさんの巧みな話術(?)によって説得をいたしましたけれど、この際にひかげさんと一緒にいらしたのは、台詞はございませんでしたけれど春風さん…やっぱり以前読んでおりまして以前には新装版も読んでおります『こあくまメレンゲ』もアニメで観てみたくなります?
もうお一人、駄菓子屋さんもお誘いいたしますけれど、当初はにべもなく断ってまいります…けれど、れんげさんのお願いには弱いみたいで…?
迎えた文化祭当日、動物喫茶が開かれますけれど、夏海さんはUMA…その夏海さんは好き放題された挙句にやる気を失いますけれど、周囲の皆さんがそれを許すはずもなく…?
後半は夏海さんのお部屋のお掃除を小鞠さんとこのみさんがお手伝いし、懐かしいものが出てきて思い出話になるのでございますけれど、この最後の最後で夏海さんに手痛いしっぺ返しがきてしまい…ということで、このお話は夏海さんメインのお話、といえるでしょうか。
第10話は『初日の出を見た』ということで、タイトルどおり冬、そして年末年始を迎えるお話でございます。
蛍さんがこまぐるみを作る姿も見られましたけれど、今回のメインは宮内家…いいなー、こまぐるみいいなー。
宮内家の3姉妹、つまり一穂さんとひかげさんとれんげさんに駄菓子屋さんも加えて初日の出へ向かうことになりますけれど、その道中、駄菓子屋さんはれんげさんとはじめてお会いしたときのことを思い返します。
その頃のれんげさんは1歳でございまして、駄菓子屋さんが面倒を見ることになったのでございますけれど、その頃からずいぶん仲がよろしい感じで、非常に微笑ましい…。
最後のシーンもその頃のお二人に重なるものになっており、よきもの…そして一穂さんが色々とどうしようもない…(何)
ということで今回の2話は文化祭にお正月と大きなイベント続きのものとなっておりましたけれど、それぞれによろしいものでございました。
文化祭のお話でも垣間見れましたけれど、れんげさんと駄菓子屋さんの関係がとても微笑ましくてよろしいものでございます。
夏海さんと一穂さんはなかなかどうしようもない感じもございますけれど、それはそれで面白いのでよろしゅうございます…今回も満足できる内容でございましたし、次回も楽しみにいたしましょう。
ゲームのほう、昨日もとっても大好きで長くお会いできない日々が続いておりますけれどもご無事でいらしてくださっておりますことを日々陰ながら願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は時間の関係でお休みをして『FLOWERS』のほうのみ…第6章の続き、マユリさん視点でお話が語られるところからでございます。
そこでの回顧、それにその後マユリさんを探して図書室へやってきた蘇芳さんへ語る言葉から彼女がどうしてこの学校へきたのかや本心などが解りますけれど、マユリさんは過去に好きな人がいらして、その恋が破れたこともありここへいらしたご様子…。
立花さんに対してはその人の影を見て好きになったご様子でございますけれど、でも立花さんは蘇芳さんのことが好きなご様子でございましたので蘇芳さんのことを疎ましく思っていらしたのでございますけれど、いつしか…?
心配する蘇芳さんにマユリさんは過去の回想について話したのでございますけれど、そのことについて聞いていた人がもう一人…立花さんも陰からそれを聞いてしまっておりました。
そして、今度は立花さん視点の少し語られますけれど、立花さんはこのマユリさんの秘密を利用しようと、少しよくない考えを抱かれたご様子で…?
翌日、表面上は皆さん和解した様な雰囲気に見える中、放課後は蘇芳さんとマユリさんでバレエの練習をしたりするのでございますけれど、ここで蘇芳さんが虫嫌い、特に蝶が嫌いなんてことが明らかになったりいたしまして…?
それを知ったマユリさんは蛾が蘇芳さんの肩に止まっている、なんておっしゃり、驚いた蘇芳さんはマユリさんに抱きついてしまいお二人は倒れこむことに…。
この抱きついたかたちで倒れこんだ姿をお二人を呼びにきた立花さんに見られる、という一種の王道的展開になってしまい、この際の立花さんは平静な様子だったのでございますけれど…?
その夜、蘇芳さんは立花さんに図書室へ呼び出されまして、蘇芳さんは夜中に誰かにこの様な場所に呼ばれる、というシチュエーションに少し嬉しくなっておりましたけれど、事態はその様な甘いものではなく…。
立花さんはここで蘇芳さんについに告白をいたしますけれど、蘇芳さんはちょっと自分でも最悪かと思える反応を示してしまった後、マユリさんのことも頭に浮かび、誰とも付き合うつもりはない…とお返事をいたします。
すると立花さん、先日のマユリさんの秘密を自分も聞いたと言った上で蘇芳さんに何かおっしゃり…それが何なのかはここでは明らかになりませんでしたけれど、この際の立花さんは蘇芳さんでもそう感じた様に何だかとても怖くて…?
これで第6章は終わりとなりまして、昨日はそこまででございましたけれど、3人の関係がかなり厳しいものになってきた印象…蘇芳さんはアミティエとして3人全員の関係を壊したくない、という立場で行動をしたいみたいでございますけれど…?