2014年06月24日

ガールズ・シンドローム

先日読みましたコミックの感想です。
短編集です
□ガールズ・シンドローム
■慎結さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.2)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.9)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、百合が確実なことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなります百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読みました『星降り坂一丁目三番地』などを描かれたかたとなります。

内容としましては、6つの短編を収録した短編集となります。
お話の傾向といたしましては、いずれも主人公は高校生の女の子、という百合の王道路線を往くものとなっております…お相手のかたはときには年上でしたりすることもございますけれど…?
内容のほうは結構一筋縄ではいかないものが多かったかも、という印象が少しあったり…バッドエンド、というか怖い終わりかたをするお話も1つほどございましたりしまして、とはいえやはり全体的に見ますと良質な王道路線のお話になるかと思います。
短編たちは全て1話完結の読み切りとなっておりまして、特にお話ごとに繋がりがあったりはいたしません。

収録作品たち、『ストレンジ・フレーバー』は学園祭のお化け屋敷の準備をする中、友人たちと怪談をして、その帰り道に不思議な声を聞いて怖くなってしまった女の子のお話…これは結末も含めまさに百合の王道なお話といえるでしょう。
『解ケヌ鎖』は美術部に入部してきたかわいらしい編入生を巡る部長さんのお話なのでございますけれど、その編入生は双子でございまして…これはちょっと、いえ結構怖いお話になっておりますかも…?
『ネムレルモリ』は失恋をした年上の幼馴染さんのことが好きな高校生の女の子のお話…その幼馴染さんがなかなか付き合っていた人のことを忘れられずやきもきしてしまうのでございますけれど、これは主人公の子を応援したくなるお話でございます。
『Dear...』は幼馴染が有名な女優になりそしてお付き合いをしている女の子のお話…お相手が有名になるあまり壁の様なものを感じて複雑な気持ちになるわけでございますけれど、お相手の子の気持ちはずっと変わっていなくって、これもまた王道なお話といえるでしょう。
『箱の中の姫君』は住民間で格差のあるマンションに暮らす、上位に位置する子と下位に位置する子のお話…こういう差別などを越えて結ばれるお二人、というお話はよきものでございます。
最後の作品『夏の終わりに』は描きおろしとなるしれないお話…受験を控え、そしてその先は離れ離れになることになりそうな高校生二人のお話でございます。

イラストは悪くございません。
百合的にはお話によって変わってまいりますけれど、でもどのお話もよきものでございましたかと思います。
ということで、こちらはなかなかよき短編集…この作者さまはこれで4冊めの短編集となっていて短編集なコミックスを出されているかたとしては百合姫コミックスの中でも一番多いといえるほどになっておりますけれど、これからも期待をしたいところでございます。


とっても大好きで日々陰ながら想いを寄せておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『天使のあこがれ』の続きから…といいましても、昨日はエピローグだけでございました。
想いが重なって、二人一緒に幸せなひとときを過ごすのでございますけれど、千秋さんの妄想癖が明らかになりまして、りんごさんが少し引いてしまわれる、というもの…。
でも、それでもりんごさんの千秋さんへの想いは変わらず(一瞬だけはやまったかも、なんて思ってしまっておりましたけれど/何)、自分が想う人はこれからも千秋さんだけ、という気持ちを口づけに乗せるのでございました。

これで以前しております『天使のあこがれ』も無事に終了、ハッピーエンドでございます。
これがいわゆる「青文字系」なシリーズ第1作になるわけでございますけれど、りんごさんというキャラクターがとても微笑ましくよいかたになっておりまして、このあたり「赤文字系」の皆さんにも負けていない…以前しております『はなひらっ!』もそうでございましたけれど、どのシリーズもよいものでございます。
千秋さんはやはり何だか某スクールアイドルのかたを思い浮かべますかも…外見や物腰など、色々似ている印象を受けます?
これで次は第2作へ行くわけでございますけれど、例によってその前にドラマCDが一つ挟まりますのでまずはそちらを…。