2014年10月17日

人魚が隣にいる。そんな日常。

先日読みましたコミックの感想です。
相変わらずの…?
□深海魚のアンコさん(3)
■犬犬さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは先日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『篠崎さん気をオタしかに!』や『部長に威厳はありません』『邪神ちゃんドロップキック』などと同じものとなります。

内容としましては、人魚のいる日常を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でも人魚のいる日常を主に学校生活を中心に描いておりまして、似た様な雰囲気の作品を他にも読んだことがある様な印象を受け、何かと思いましたら以前読んでおります『セントールの悩み』あたりに通じるところがある、かもしれません?(あちらにも人魚がおりますし)
もっとも、あちらの作品は現実世界における人間とは別の進化をたどった人間のみの世界なのに対しまして、こちらの作品は人間と人魚が共存する世界となっておりますけれども。

その様なこの巻でもまた新たに色々な人魚のかたが現れましたけれど、数も多くなってまいりました上にほとんどのかたが1話限りの登場に近い印象でございますので、ここでの登場は省略ということで…?
そうした中、人間でも目立つかたが登場し…それは新任の美術担当の女の先生なのでございますけれど、彼女はやや乙見さんに近しいところを感じられ…?

そうした多彩なかたがたが登場するこの巻でもやっぱり皆さんの賑々しい日常が描かれておりまして、色々なことが起こります。
第2巻ではヒーローにされかけたアンコさんでございますけれど、今回はうっかりアイドルにされかけたり…でも、先のヒーローといい今回のアイドルといい、アンコさんはどちらも案外まんざらでもないご様子でございます?
あとは沼津にいらっしゃるアンコさんの幼馴染に会いにいってなぜかアルバイトをさせられることになりましたり、人魚の皆さんが身体測定を受けることになりましたり…熱帯魚の皆さんの休日のお話はちょっと危ない方向で百合的に高めになっておりましたかも?
その他、巻末にはウナギやサメな女の子の番外編や人魚図鑑、それにこちらが連載開始される前に描かれたというお話も収録されておりました。

イラストは悪くございません。
百合的にはやはり乙見さんが変態的な方向で、というのと同時に、この巻では上で触れました様に熱帯魚のかたが高めになっていらしたかと思います。
ということで、こちらは相変わらずな作品でなかなかよきものでございましたかと…引き続き見守ってまいりましょう。


とっても大好きで日々ご無事をお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語』で引き続き武器の熟練度上げに勤しみます。


『バズー!魔法世界』はサリアさんとミマスさんにロマールさんの3人を引き連れてベラニード族の地である地下帝国へと続く洞窟へ乗り込みます。
道中にはベラニード族の兵士がおりますけれど、こちらは変装しておりますので通してもらえます…が、二度声をかけると正体がばれてしまい戦いになります。
また、道中魔物は変装しているにも関わらず襲い掛かってまいりまして、この魔物はもしかするとベラニード族に関係なく襲い掛かってくるのかもしれません。
しばらく進みますとこれまで何度か相対しましたクロイゼル氏と遭遇、さすがに彼ははじめからこちらの正体を見破っており戦いになりまして、倒しますと絶命した様にも見えるのでございますけれど…?
クロイゼル氏を倒したところで地上の様子が説明されるのでございますけれど、地上の連合軍は魔物の軍勢に成す術もない模様で、ラティーナさんたちが最後の希望とされておりました。

さらに奥へ進みますと、ベラニード族の都市であるベランへたどり着きます…ここは変装のおかげで普通に会話はおろかお店まで利用できます。
ただ、人々の暮らしはとても貧しく、それだけでも地上を渇望するに足ると思われますけれど、どうも彼らはかつて地上で暮らしていて人間によって地底へ追いやられたといいます。
これをどこまで信用していいのか解りませんけれど、ただ彼らと話しているととても切なくなってくるのは確か…。

町の奥には神殿がありまして、そこでは地上帰還を待望する人々が集っており、さらに奥へ行きますとベラニードの女王イネスが普通の人でも地上へ行ける様に結界を解いておりました。
そこへラティーナさんたちが乗り込みまして、戦闘へ…彼女を倒しますと、ベラニードと盟約をしている魔王オルヘスとの戦いとなります。
さすがに最後の戦い(と思われた)魔王だけございまして、現れかたも特殊で音楽も専用のもの、そしてHPもかなり高いもののこちらはレベル最大に近いので楽に勝てます…と、倒したところで歩いてみますと魔王が復活、再戦となってしまいました。
先に渡された神の目を用いなければ魔王を消滅させることはできない、ということで…再戦後にそれを用いて魔王を倒すのでございました。

ただ、その神の目はどうも天地創造の力を解放するというとんでもないものでしたみたいで、反動で地下帝国全体が崩壊をはじめます。
脱出をするラティーナさんたちの前に、女王イネスが登場…先ほど倒したのは影だといいます。
地上帰還を阻むだけでなく地下帝国すら奪うとは人間とは残酷だ、と言われてしまいますけれど、確かに相手に同情してしまうところはございます…少なくともロマールさんの様に人間だけの正義で語れるほど単純ではないのではないでしょうか(この女王イネスや後のクロイゼル氏との会話の際、人間のみの正義を口にするロマールさんが少々微妙に感じられる…正直に言うと彼よりもベラニード側のほうに好感を持ってしまいます)
滅亡する運命はもはや避けられないもののせめてラティーナさんたちだけは倒す、と女王イネスが戦いを挑んでまいりますけれど、やはり倒すしかなく…倒しますと、何かの力で復活したというクロイゼル氏が駆けつけます。
女王はクロイゼル氏にここを逃れてベラニード再興を託しますけれど、彼はここで見逃してもらうつもりはなく、ベラニードの誇りをかけて戦いを挑んでまいります…やはり、これも倒すしかない…。

全てを倒し、何とか地上へ脱出をいたしますと、地下帝国は完全崩壊…ベランの民の悲鳴がわずかに聞こえてきたといい、ラティーナさんはそれを見ることしかできない…。
その後、ラティーナさんは古の魔法帝国の皇帝の末裔として古の地であるファームを与えられ、ガゼルファン帝国皇帝として即位をいたします。
その他の仲間になったかたがたのその後も語られまして、スタッフロールへ…終盤はかなり切なく、これは共存の道はなかったのか考えさせられますけれど、お互いの憎しみが大きい以上難しい、ということなのでございましょうか…。

なかなか後味のよくないままに終わってしまった…かと思いきや、スタッフロール後にさらに物語が続きます。
先の戦いから10年がたち、何やらバズー!の魔法石から魔物が湧き出してきてしまい、何とロットさんやナッシュさんが犠牲になってしまっているといいます。
それを何とかするために、ラティーナさんは何やら秘密のあるというパメラ(以前PSP版をしております『ユーディー』や以前しております『ヴィオラート』に登場するかた…ではございません/何)へ向かうといい、そこへ繋がる次元回廊のある、伝説の地であり他に人間は訪れたことはなさそうな場所だというウルフェン族の地であるウルを訪れます。

ウルを訪れたところから物語は再開されまして、パーティにはすでにバイセンさんとロマールさんが入っております…前者はウルフェン族でございましてこの地までの案内でございましょうし、後者はガゼルファン帝国の騎士団長になっているためでございましょう。
そしてもう一人はすでに亡くなっているといいますロットさんとナッシュさん以外のメンバーから選択できる様になっておりまして、ここは先のベラニードとの戦いで選んだ二人からさらに絞り、現状女性キャラでラティーナさんと並んで好きなサリアさんといたしました。
昨日はここまででございましたけれど、エンディング後にもお話が続くとは少々驚き…よくあるおまけ、にしては物語がしっかりしていそうでございますし、10年もたつので一区切り入れたという感じなのかもですし、ともあれ引き続き進めてまいりましょう。
…ちなみに10年もたったということでラティーナさんやロマールさんのグラフィックは大人のものとなっております…エルフなサリアさんや年齢不詳なバイセンさんの外見は変わりませんけれど、これは他の人間キャラを仲間にしていた場合外見がどうなっていたのか、ちょっと気になるかも…?