
□邪神ちゃんドロップキック(3)
■ユキヲさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★☆(3.9)
こちらは先日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『篠崎さん気をオタしかに!』や『部長に威厳はありません』『深海魚のアンコさん』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読んでおります『武蔵野線の姉妹』を描かれたかたとなります。
内容としましては、悪魔のいる日常を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では、まずその第2巻の続きの顛末から…つまり邪神ちゃんが警察に捕まってしまったお話でございまして、このお話は意外な顛末をたどることになります。
邪神ちゃんを捕まえた警察の人、橘芽衣という女のかたなのでございますけれど、このかたが邪神ちゃんに一目惚れをしたご様子で、自分のものにするために捕まえたといいます。
その様子はちょっと病的なものすら感じられ、ちょっと危うい…ともあれ百合的には悪くないわけではございますけれど、ただこの芽衣さん、邪神ちゃんのことをどちらかというと一個の物体扱いで見ている雰囲気がございます?(彼女の家のコレクションも無機物ばかりでございましたし)
その様な危うい新キャラさんも登場いたしましたけれど、お話のほうはやっぱり既刊同様の内容でございます。
つまり邪神ちゃんが調子に乗って、あわよくばゆりねさんの殺害をもくろもうといたしますけれども例によって返り討ちにあってしまわれたり、メデューサさんや雪女なかたがたも交えた日常が繰り広げられたりいたします。
天使のぺこらさんは裏表紙側の帯でもネタにされておりましたけれど、かなり悲惨な生活の日々…邪神ちゃんには無慈悲なゆりねさんですけれど、でもなぜかぺこらさんのことは気にかけていらっしゃるご様子…?
…そういえば、パイのお話では珍しく邪神ちゃんがひどいことをしておきながら全く痛い目を見ないままに終わりましたり…ゆりねさんが絡んでいないからでございましょうか。
こちらの作者さまの作品の特徴としまして、最後のお話は波乱を思わせる終わりかたで次巻へ続ける、というものがございますけれど、それはこの巻でも同じでございました。
今回は魔界から邪神ちゃんの友人としてミノタウロス族のミノスという長身でちょっと荒っぽいところのある女の子が遊びにくるのでございますけれど、その子が邪神ちゃんの口車に乗せられゆりねさんの生命を狙おうとする、というところで終わっております。
邪神ちゃんよりは確実に強そうでございますけれど、あのゆりねさんがやられるところも想像できませんし、果たしてどうなりますか…?
その他、巻末にはおまけな1ページ漫画が少なからぬ数で収録されております。
イラストは悪くございません。
百合的には芽衣さんが少し危うい方向で感じられますかもしれません?
ということで、こちらは相変わらずおバカで面白い作品でございましたし、続きも期待したいところ…巻末によりますと次巻は2015年夏発売予定とのことでございますけれど、その予告が少々おかしなことになっておりまして…?
とっても大好きでお会いできない状態が長く続いてしまってさみしく不安にもなりますけれども陰ながら日々ご無事をお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語2』で先へ進みますことに…温泉の最奥には魔刃がございましたけれど、そこには忍者兄妹に呪いをかけた魔物がおりまして、主人公の閃那さんたちを追ってきた妹さんが魔物にやられそうになってしまい、それと戦闘になります。
さすがにこのあたりのボスになりますとロマンチックボムで一撃、というわけにはいかない模様…。
戦い終わりますと、妹さんを兄のところへ連れて行ってあげてお二人のことは一件落着…今度は魔刃の回収へ向かいますけれど、今度はリョウガさんが現れて彼と戦うことになります。
今回は武器破壊を行って何とか、というところ…倒してもリョウガさんは諦めないご様子で、それに対して閃那さんは魔刃使いの力を解放、両者の力がぶつかり合った結果、その場にいた全員が気を失ってしまった模様でございます。
気がつくと忍者兄妹に介抱されておりましたけれど、彼らの話では閃那さんたちがいた場にはリョウガさんの姿はなかったらしく、それで閃那さんたちはリョウガさんは力がぶつかり合った末に消滅した、と判断します。
親友でしたかたを消滅させてしまった、ということで閃那さんは非常に落ち込み、多少自暴自棄にもなってしまわれ、親方にその様な様子ではゴウラ封印はできない、と言われてしまいます。
落ち込んだまま夜会話となってそのお話は終わりとなります…昨日はそこまで、といったところでございました。
こちらもあのかたもお好きな作品な『スズノネ』は引き続き柚子里さんルート…また美奈都さんが魔法少女について書かれている『スズスポ!』を読んでいらしたところから…。
今回の『スズスポ!』には顔ははっきり見えないものの魔法少女の写真まで出ておりまして、すみれさんはもうその正体まで知っているのでは、と美奈都さんや主人公の幸村さんが問い詰めるのでございますけれど、すみれさんはとぼけます…ただ、その態度はもう明らかに正体を知っているとしか思えないわけで、柚子里さんは危機感を募らせます。
その様な柚子里さんの解りやすい態度を見て幸村さんもまさか、と考えますものの、でも普段幸村さんの魔法特訓をつけていたりして大変なはずなので夜にその様なことをしている体力などあるはずない、と結論付けたのでございました。
…この際の美奈都さんを巡るすみれさんと柚子里さんの魔法の応酬が面白い…(何)
課題のほうはやっぱりまだ糸口が見つからず、要先生に相談をいたしますけれど、桃子さんに聞くといいとたらいまわしにされてしまいます。
途中ちょっとしたハプニングがありまずは柚子里さんがお一人で図書館へ向かうのでございますけれど、そこで桃子さん作成かと思われるスペルカードを発見、それがあまりに高度なものでしたために気になってつい発動させてしまいます。
折り悪くそのときちょうど幸村さんがやってきて声をかけたものですから、驚いた柚子里さんの発動した魔法は幸村さんに吸収されていきました。
その後現れた桃子さんの話ではそれが何なのかは教えていただけませんでしたものの害のないもの、ということでしたものの、どうも不気味…お二人は納得して帰らざるを得ませんでしたけれど、その後の桃子さんの言葉ですとそれはあくまで幸村さんが魔力を持っていないから何も起こらない、ということで、今後の展開次第ではこれが何らかの影響を及ぼすことも…?
昨日はそこまででございましたけれど、でも結局桃子さんとは本題については何も話せていない…。
…そして幸村さんのこのルートでのこの時点での認識では、学園長にしろすみれさんにしろ桃子さんにしろ、代官山一族にろくなやつはいない、ということのご様子…(何)