2015年01月22日

スパイスガールズ

先日読みましたコミックの感想です。
短編集です
□スパイスガールズ
■大沢やよいさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
 ○内容評価:★★★★★(4.6)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.2)

こちらは過日『百合姫』などとともに購入をいたしましたものとなりまして、百合が確実な作品なことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなります百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読みました『屋上ぴかぴかロマンス』などと同じかたとなります。

内容としましては5つの短編を収録しました短編集となります。
うち一つは前後編なお話となっておりますから、正確にいえば4つのお話を収録したもの、ということになります…お話同士に繋がりなどはございませんけれども、その前後編なお話のみは過去に同じ作者さまが描かれた短編と繋がっております。
お話の傾向はいかがでございましょう、裏表紙の説明の最後の一文「リビドーから友情、家族愛も描く振り幅の大きい短編集です」が表しておりますようにカップリングから内容までかなりバラエティ豊かといえるのではないかなと思います。
そして4作中3作がどちらかといえばおバカといいますか、全体的に笑えるところが多い楽しいお話でした、という印象も受けたりいたしまして…?

収録作品、単行本のタイトルにもなっております『スパイスガールズ』は古書買取でアルバイトをしている女の子がクラスメイトが過激な本を度々売りにきたりすることに悶々とされるお話…まさに以前コミカライズ版を読んでおります『シンデレラガールズ』の凛さんの様にクールな雰囲気漂わせるそのクラスメイトがその様なことをされるご様子は以前読んでおります『女子かう生』に通じるギャップで面白いわけでございますけれど、そのかたがその様なことをしてくるのにはもちろん理由がございまして…?
『水色メソッド』は不登校な中学生の女の子の家庭教師をすることになったちょっと冴えない大学生のかたを描いたお話…こちらも内容はシリアスなはずなのでございますけれどお二人のやり取りなどが楽しく、また最後はよい関係となれましてよろしゅうございました。
前後編なお話となります『先生、卒業。』は上で触れました『屋上ぴかぴかロマンス』収録の『in secret…?』の後日談でございまして、先生の過去も明かされたりいたしますけれど、先生と教え子を描いた百合なお話としましてはかなり正統派で個人的には好きなお話でございまして、今回はハッピーエンドまで描いてくださいます。
『隣のお嫁さん』は夫が行方不明になったという親戚な女の人と一緒に過ごすことになった高校生な女の子のお話…この親戚な人が色々とものすごい天然な人で振り回されてしまいまして、百合的には淡い片想いというところながらおバカで面白いお話となっております。
…ちなみに今作には描きおろしの番外編などはなくって、そこは少しさみしいかもしれません?

イラストは悪くございません。
百合的にはお話にもよりまして特に最後のお話はちょっと薄めにはなりますけれど、それでもそれぞれによきものでございます。
ということで、こちらは楽しいという意味も含めましてよい短編集でございましたかと思います。
…それにいたしましても、この作品の帯は表題作の影響かちょっとどうかしている気が…してしまいましたものの、同時に購入をしております『あやめ14』の帯のほうがはるかにどうかしておりますのでまだよいほうでございましょうか(何)