2019年03月19日

あの人を庇って死ねたらそれはとても素敵なこと

先日読みましたコミックの感想です。
やはり不穏な…?
□少女巡礼(2)
■にしお栞さま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『マナリアフレンズ』や『STARTING GATE!』『ふたりモノローグ』と同じものとなります。

内容としましては、漫画家さんに憧れるかたとその当人を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも引き続き漫画家さんを信奉、崇拝するかたとその正体を隠すことになった当人との関係を描いていき、東雲しおんことマオさんは一時はあいこさんにその真実を告白しようとしたのですけれど、やはり勇気が出ず…。
どうもマオさんには過去に何か似た様な状況で拒絶された過去がある様子で、それがかなりのトラウマになっている様子…ちなみにマオさんの名前は「眞魚」と書く様子です(何)

そのお二人の関係とともに、この巻ではあいこさんのアルバイト先の店員さん…前巻の最後でマオさんの正体について言い寄ってきたかたとの関係も描かれます。
このかた、松野瑠里花さんもまた過去に何かあった結果何かをまっすぐに好きだと思う人に対しいら立ちを覚える様になってしまったかた…ですのであいこさんを嫌っていたわけですけれど、あいこさんのまっすぐさに多少は気持ちに変化があった様子です。
ただ、一時は完全に見直しそうだったのですけれど、彼女のしおんさんへの恐ろしいまでの信仰っぷりを見て思い直すというか、彼女を正真正銘の危険人物だと認識してしまわれた模様…まぁ、あれは普通に引いても仕方がないのかもしれません…?
松野さんとの問題はひとまず解決したといってよさそうなのですけれど、やはり編集の人の暗躍があり、何やらしおんさんの影武者を演じていたという人が登場し…?

イラストなかなかよきものです。
百合的にはどうでしょうか、メインのお二人の関係がなかなか悪くなく…?
ということで、こちらはやはりかなり不穏な要素が見えるものではありますけれどもなかなか面白いもので、続きを見守りましょう。


『いつかのメモラージョ』ものんびり進行していますけれど、言葉が完全に通じないというのはやはり意思疎通のすれ違いを生じさせてしまう様子で、凜さんの行動や言動がことごとく裏目に出ており破滅的になっているのが悲しい…とはいえあそこでカナーコさんを執拗に引き止めたのはちょっと理解に苦しみますけれども…?
…そして駅の背景にはこの組織(?)の看板が…あの世界にもこの世界とは少し違った文体の日本語があるのでおかしくはないのですけれど、気付いた瞬間笑ってしまいました?