2019年07月23日

とどのつまりの有頂天

先日読みましたコミックの感想です。
最終巻でした
□とどのつまりの有頂天(2)
■あらた伊里さま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
 ○内容評価:★★★★★(4.8)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.8)
 ○総合評価:★★★★☆(4.4)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『ブラックリリィと白百合ちゃん』や『遠藤靖子は夜迷町に隠れてる』『ダムマンガ』などと同じものとなります。
作者のかたは以前完全版を読んでいる『総合タワーリシチ』を描かれたかたとなります。

内容としましては、有頂天部のかたがたの日常を描いたお話となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも美古都さんと蓮さんを中心とした有頂天部の皆さんの賑々しい日常が描かれていき、そのハイテンションさんは上で触れた『総合タワーリシチ』に通じものがあります。
その中においてもそれぞれのカップリングなかたがたの関係の深さを見せるお話もありよきものです。

メインとなるお二人について、蓮さんは主に家庭の問題から恋愛というものについて、そして自分自身についてかなりマイナスな目で見てしまう傾向がありました。
ですので自身の美古都さんへ対する想いが何なのかについて気付いた際、自己へ対する嫌悪感と美古都さんに迷惑をかけてはいけない、という気持ちが先に出てきてしまい…?

この巻ではその様なお二人の関係に一応の決着がつくところまでが描かれるのですけれど、その様な今作はこの巻で完結、最終巻となります。
はっきり言ってむしろここから、というところで終わってしまっており打ち切りなのか…と思わせるものになってしまっていますけれど、ところがあとがきによるとどうも別の雑誌、レーベルで改めて連載をやり直す、とのことです。
これは連載移籍、ではなくやり直しであり、新たに1からはじめる模様…キャラクターの内面などは変わらないものの外見は変わる可能性があるっぽい…?
その他、巻末には皆さんのおまけ漫画に加え上で触れた『総合タワーリシチ』の番外編も収録されています。

イラストはよきものです。
百合的にはそれぞれのかたがたがよいものです。
ということで、こちらは帯の宣伝文が仰々しいのにこれで最終巻とはどういうこと、と思ってしまったものの新たに仕切り直すとのことで、そちらを改めて見守りましょうか。


また、同時にこちらも読みましたので…。
悪くはない…?
□ゆりでなるえすぽわーる(1)
■なおいまいさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.2)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.6)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

こちらも上の作品とともに購入をしたものとなり、百合が期待できそうなことから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『ねこむすめ道草日記』や『まめコーデ』『まんがの作り方』などと同じものとなりますけれど、今作はこのレーベルでは他に持っていない大判サイズなものとなっています。
…帯に上の作品と同じものにノミネート(「次にくるマンガ大賞2019」?)されていると書かれていたことから一緒に読んでみました(何)

内容としましては、百合な妄想をする女の子を描いたお話、となるでしょうか。
お話の主人公は駒鳥心さんという高校3年生の、美術部に所属する女の子…成績はあまり(いえ、結構?)よくない、ただ百合が大好きで仕方なく、ですので無理をして今の女子高へ入学したという経緯を持っています。
その彼女は結構なお嬢さまらしいのですけれど、高校卒業とともに政略結婚をさせられることが決定してしまい、そのとき自分は死ぬとして残りの余命1年、最高の百合スケッチブックを作り上げることを決意するに至ったのでした。

その彼女の妄想に付き合ってあげることになったのは、同級生で同じく美術部の雨海さん…お名前は不明です(何)
クールで真面目な雰囲気の、実際成績もよいかたなのですけれど、実のところ心さんのことが大好きで仕方ないという面を持っています。
ですので心さんのお話を聞いた後、何とか事態を打開できないかと考えるのですけれども…?

その他登場人物としましては、美術部の顧問な男性など…この男性は心さんの婚約者のことが好きらしく、ですので一時は雨海さんと共闘できるのではないかとも思われたものの、結局は価値観の違いによりどうにもならず…。

お話のほうは、ということで絶望的な境遇の中、百合な妄想をするかたを描いたお話…。
こちらは心さんと雨海さんのお二人の関係をメインとしつつ、同時にその妄想も主題に置かれています。
ですので1つのお話が前後編の2部構成となっており、後編では心さんが見かけた女の子お二人で百合な妄想をし、後編では実際にはそのお二人はどの様な関係なのかというのが描かれていきます。
もちろん妄想と現実とは全然違うわけで、その対比も面白く…実際にはものすごく不快な関係でしたりするものから、心さんが妄想した以上に百合なかたがたでしたりして…?
その点は面白いですけれど、現状心さんと雨海さんを巡る周囲はかなり読んでいて不快さを感じる状況…今後これが打開されると信じたいところではありますけれど、果たして…?

イラストは悪くありません。
百合的にはメインのお二人はもちろん、その1話ごとに妄想するかたがたも実際にも悪くないかたがたがいらしいて…?
ということで、こちらはなかなか悪くない作品で、続きも見守りましょう。


『夢現』は引き続きななさんルート、やはり現状ずっとななさん視点でお話が進んでいます。
そして現状、これまでのさきさんルートやマリーさんルートと較べて随分平和…いえ、暗い過去を思わせる描写などはあるものの、さきさんルートの様にこころさんがハイパー化して暴力を振るうこともなく、マリーさんルートの様にテロが発生する様なこともありませんから…。
また、昨日は以前している『クダンノフォークロア』や以前している『FLOWERS』を思わせる推理パートまで発生したりして…?
…ちなみに、こころさんとの関係修復作戦は案の定余計なことをしただけに終わり…(何)