2020年11月02日

単行本『田所さん(2)』 / 『一畳間まんきつ暮らし!(1)』紹介

【単行本紹介】
『田所さん(2)』
□田所さん(2/ヴァルキリーコミックス)
■TATSUBONさま
前巻(第1巻)

(個人的度数)
 ○おすすめ度:★★★★★
 ○百合度:★★★★☆

(作品について)
同級生なお二人の関係を描いたお話です。
この巻ではお付き合いをはじめたお二人の様子が描かれていき、初々しく微笑ましいかつ、第1巻同様に思ったよりも展開がはやく、でもそれもまたよいものです。
巻末のおまけ漫画には嫉妬するお話もあるものの、お二人の関係性については安心して読むことができます。

多少の波乱要素としては、田所さんをいじめようとしてくるクラスメイト、あるいは彼女が描いた漫画について…特に後者はこれからまだ何かありそうな雰囲気があります。
あとがきでも次巻ではちょっと波乱がありそうなことを書いていましたし、果たして…メインのお二人の関係は色々よく面白いものですし、引き続き見守りましょう。


【単行本紹介・その2】
『一畳間まんきつ暮らし!(1)』
□一畳間まんきつ暮らし!(1/まんがタイムKRコミックス)
■ひさまくらこさま

(個人的度数)
 ○おすすめ度:★★★☆☆
 ○百合度:★★☆☆☆

(特記事項)
 ○上の作品のメインキャラが漫画を描いており、タイトルからして漫画が関連していそうなことから同時に紹介

(作品について)
転入すればお金がもらえるという高校に、それにつられて編入をした田舎出身の女の子と周囲の皆さんを描いた4コマです。
主人公のかたが入ることになった学生寮は、学校経営者の娘の経営する漫画喫茶で、彼女が学校に編入できたのはその子に同名の新進気鋭漫画家と勘違いされたからなのでした…この勘違いは夏休みになっても解消されていなかったりします。

漫画喫茶を学生寮として生活する高校生のかたがたの日常を描いた、一風変わったといえばそうですけれどもきらら系の基本ともいえる学校生活を舞台にした日常ものなコメディ4コマ、といえます。
その意味では安定して悪くない作品といえ、続きも見守ってみましょう。
posted by 桜乃 彩葉 at 07:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介