□月と恋は満ちれば欠ける。(2/百合姫コミックス)
■トクヲツムさま
→前巻(第1巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★★★☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『伊勢さんと志摩さん』:同一作者さまの単行本
(特記事項)
○最終巻
(作品について)
子供の頃から一緒にいる時間の長い二人の女のかたの関係を描いたお話です。
この巻でも学生時代と社会人時代それぞれのお二人の姿を交互に描いていき、お二人の関係を見守ることになります。
学生時代のお二人の関係は本当に微笑ましく、百合の正統派といえるものになっています。
それが10年後には少々の紆余曲折を経てやや複雑な事情を孕むことになっているわけですけれど、一連で読んでいくとそのあたりも解りやすく、そして今巻が最終巻ということでその先へ向けて一歩を踏み出すお二人の姿を見ることもできます。
ですのでよい終わりかたをした、百合的にもよいお話といえます。