□忍者と殺し屋のふたりぐらし(1/電撃コミックスNEXT)
■ハンバーガーさま
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★★☆☆
(作品について)
タイトル通りのものを描いたお話です。
忍者のさとこさんは忍びの里で生きてきた女の子なのですけれど、世間知らずで天然なところがあるため流れで周囲の里抜けに加担、抜け忍となり行き倒れてしまったところを殺し屋のこのはさんに拾われました。
このはさんはかなりシビアな人物なのですけれど、さとこさんが死体含む物質を葉っぱに変える能力があることを知り仕事に役立つということで拾って一緒に暮らすことになったのでした。
その他、さとこさんの里抜けを主導した女のかたなリーダーも結構な頻度で登場、女のかたと恋人になり同居していらして…?
お話はその様なお二人の共同生活を描いたもの…。
イラストの雰囲気含め基本的にはおバカなコメディであり、さとこさんの世間知らずさや天然さんがそれを加速させますけれど、ただ今作の殺し屋は本当に普通に殺し屋であり、抜け忍のさとこさんを追ってきた忍者を含め普通に殺人が横行するかなり物騒なお話でもあります。
巻末には殺された忍者たちの前日譚があり、切ない…そういう物騒なお話ではあるもののコメディとしてなかなか面白いお話であり、続きも見守りましょう。
【その他】
昨日は先日届いたアニメDVDたちのうち『プラオレ!』第2巻を観てみました。
こちらは1巻4話収録ですので2巻にして第8話までの収録となっています。
こちらは部活ではなくプロというところはあるものの、それでもかなり正統派のスポーツものとなっており安心して観ていられます。
ただ唯一残念なのは、第1話の冗談かと思っていた、アイスホッケーとは全く関係のないアイドル要素を、ビクトリーダンスなる意味不明のものを作ってまでねじ込もうとしている気配がある、というところ…アイドルなんてそれこそ今作と同時に届いた『ラブライブ!』に『セレクション・プロジェクト』など確固たる一ジャンルとして存在していますので、わざわざ関係ないジャンルにねじ込むなんて本当に理解できないことをしないでください、ね、ね…?
そのビクトリーダンスなるものは現状ではまだ構想段階ですので、今後実体化しないことを願いながら最後まで見守りたいものです。