2014年06月19日

かみさまはなにもしない

先日読みましたコミックの感想です。
1冊完結?
□かみさまはなにもしない
■三国ハヂメさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『コンチェルト』や『TSUWAMONO!!』『ゆりキャン』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読んでおります『放課後カノン』などを描かれたかたとなります。

内容としましては、槙原家の4姉妹の日常を描いたお話、となるでしょうか。
その槙原家は母親はすでに亡く、父親は海外へ単身赴任しており姉妹だけで生活をしているのでございますけれど、元々は3人姉妹でございました。
主人公は次女となります17歳で高校生な風子さんでございまして、長い黒髪をポニーテールにしてすらりとした印象の、でも胸は大きなかた…しっかり者で家事を担当しておりまして、また本人も家事がお好きなご様子が見受けられます。
長女は蝶子さんといい26歳でどうやら年齢制限ありなゲームなどのシナリオライターをしている雰囲気…いわゆるオタクな面のある、そして日常生活はちょっとだらしないところのある様子なかたでございましょうか。
三女は月子さんといい12歳の小学生の女の子…年齢相応の、ちょっと背伸びをしたいお年頃といえるでしょうか。

その様な3姉妹の元に、ある日突然一人の女の子が迷子として連れてこられます。
その少女は父親からの手紙を持っておりまして、それによるとその少女はこれから4人めの姉妹となる、とのこと…かなり投げやりで他に何も説明もなく、またその少女も無口(というより言葉が解らない?)で事情がさっぱり解らないながら、一緒に暮らすことになるのでございました。
その少女はみこさんといいどこの国のかたかは解らないながら外国人らしい短髪で背も低い、でも年齢は風子さんと同じらしいかた…当初は日本語も通じずそのこともあり無口で無表情な、でも物覚えはかなりいい子でございます。

お話のほうは、その様な新たな子を迎えた4姉妹のお話…。
みこさんは風子さんと同じクラスへ留学生として編入してまいりまして、学校と家での日常がのんびりと描かれていきます…特に重い内容はない楽しいコメディなお話となっております。
みこさんは何だかかわいらしいかたでございまして、クラスでは完全にマスコット的存在になっておりまして、それを見守る風子さんが完全に保護者的な立ち位置…キャラクターは全然違いますながら以前しております『白雪の騎士』に登場する麻衣さんと玲緒さんの様な関係とも取れます?
このみこさんは色々謎な存在でございまして、裏に何かあるのかなと感じさせそれをにおわせるシーンも感じられたのでございますけれど、結局何もないままにお話は日常のままに…終わり、なのでございます?
そう、この作品はナンバリングが振ってない…おまけを除いた最後のお話はこれからも日常が続く、という感じで最終回にも受け取れますけれども、でも普通に作品が続きそうにも見える…。

イラストはなかなかよきものでございます。
百合的にはいかがでございましょう、風子さんとみこさんの関係が、何だか親子の様にも見えますけれど悪くございません。
ということで、この作品は普通にまだ続きそうな気もしますもののナンバリングが振っていないということはこの1冊で完結なのでございましょうか…悪くないお話でございましたのでもう少し見守ってみたいのでございますけれど…?


とっても大好きでご無事でいらしてくださいますことを日々陰ながら願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『天使のあこがれ』…ある日、千秋さんがお酒に酔ったためかりんごさんの服を脱がせた上に一線を越えようとされてしまい、それに対しりんごさんは泣いて拒否をしてしまわれました。
その様な反応をされては千秋さんは嫌われたと思ってしまいかねず、実際に翌日はお二人の関係がかなりぎくしゃくしたものになってしまいました。

学校でもりんごさんはその先日のことで落ち込んでため息をついてばかりでございましたけれど、拒否をしたのも千秋さんが嫌いだからというのではもちろんなくって、あまりに突然のことに驚いたり心の準備ができていなかったり、それに千秋さんの気持ちがまだ見えていなかったから…。
その様なりんごさんに対し、皐さんだけでなく晶さんも彼女なりの言葉で励ましてくださってちょっと前向きになれたりんごさんなのでございますけれど、でも千秋さんに思っていることを言うだけの勇気は持てなくって…。

色々思い悩んで考えすぎてしまった結果、翌日のりんごさんは熱を出してしまいました…彼女は昔から考えすぎると熱を出してしまうみたいです?
心配する千秋さんを半ば無理にお仕事へ行かせますけれど、そうして去っていった千秋さんを見てりんごさんは千秋さんのことがどれだけ好きか改めて自覚をして…ですので、帰ってきた千秋さんに思い切って自分の気持ちを伝えます。
もしかするとりんごさんに嫌われてしまったのではと思っていた、そしてりんごさんのことが好きでした千秋さんはもちろん喜びますし、りんごさんは一線を越える覚悟をここでは持っていたのでございますけれど、今日は病み上がりだからと千秋さんは遠慮…。
そう、遠慮したはずなのでございますけれど、身体を拭くと言ってりんごさんに…その結果、りんごさんは意識を飛ばしてしまいまして…?

昨日はここまででございましたけれど、お二人の気持ちが重なり合いましたのでまずはよろしゅうございました…そこへ至るまでのりんごさんの悩む様子もよろしかったのではないでしょうか。
そして口下手ながらりんごさんのことを励ます晶さんが微笑ましい…。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/100056875
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック