□リリウム×トライアングル
○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
○グラフィック評価:★★★☆☆(3.2)
○システム評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○音楽評価:★★★☆☆(3.0)
○声優評価:★★★☆☆(3.3)
○難易度:★☆☆☆☆(0.5)
○百合度評価:★★★★★(4.8)
○付加要素(おまけなど):★★☆☆☆(1.5)
○総合評価:★★★★☆(3.9)
こちらは過日届きましたものとなりまして、百合な作品ということで購入をいたしましたものとなります。
こちらはPCなゲームとなりまして、年齢制限のある作品となりますのでご注意くださいまし。
内容としましては、二人の姉妹と一緒に暮らすことになりました悪魔な女の子を描いたお話、となるでしょうか。
ジャンルはアドベンチャーゲームということで、以前最新作をしております『その花』などと同じ様な感じ…まぁ、はやい話がギャルゲーの様なものでございます。
イラストの雰囲気もいわゆるギャルゲーな感じでございまして、百合な作品でこういうイラストの作品は案外珍しかったりして…?
お話の主人公はハルカというちょっとおバカで元気な女の子なのでございますけれど、彼女は悪魔…サキュバスでございました。
女の子好きなハルカさんは人間の女の子の精気を吸うために人間界へやってきたのでございますけれど、どうやら好みの女の子に会うことができなかったらしく、行き倒れになってしまいました。
その様な彼女をたすけてくれたのが姉妹な女の子お二人でございまして、彼女たちの厚意でハルカさんはお二人の家で居候をさせてもらうことになったのでございました。
…ちなみに、彼女のサキュバス設定はほとんど意味がなかったりいたします…精気を吸うことは結局なかったり、3人で幸せになるルートでははっきりと体質改善をした、なんておっしゃられたりもするのでございました(何)
ハルカさんを拾ってくださった姉妹、まず姉は広瀬優奈さんとおっしゃり大きな胸をされたりしたほんわかほわほわ、のんびりとしてちょっと天然なところのあるかたでございます。
妹の広瀬紗奈さんはちょっとちみっこの、姉がその様なかたのためかしっかり者な、クールで口数のやや少ない、ツンデレ気味なかたとなります。
ハルカさんはそのお二人と過ごしていくうち、精気云々など関係なしに一緒に過ごすのが楽しくなってきて、ずっと一緒にいたいと思う様になっていき、またお二人のほうもその様に感じる様になっていくのでございました。
その様なこちらの作品、先日までに優奈さんと紗奈さんの個別ルートはすでに終えておりましたので、昨日は残された第三の道へ進んでみました。
こちらの作品は序盤にかなり解りやすい選択肢がございまして、それでお二人のどちらを優先するかでどちらかのルートへ分かれるのでございますけれど、八方美人になることも可能でございまして、その場合昨日進んだルートへ向かうわけでございます。
そのお話は夏休み、3人で海へお出かけする、というもの…。
3人で楽しい時間を過ごし、ハルカさんはずっとこの3人で過ごしていきたい、と思うのでございました…ということで、お話としてはとっても短く、また年齢制限のつく様な要素はないのでございますけれど、3人で幸せになるルートということでよろしいでしょう。
個人的には3人で一緒に、というのは十分にありだと思っており、またこの3人は微笑ましくよい関係でございますので、こちらのほうがむしろ個別ルートよりいいのではないかな、と感じるのでございました。
ということでこれで全てのルートを終えることができました。
この作品、価格が同人でないPCゲームにしてはかなりお安いものになっておりまして、その分ボリュームは同人ゲームくらいだったかもしれません。
また、内容もはっきり言ってしまえばかなり薄いものでございまして、女の子3人の賑々しく楽しい日常とラブラブな様子を描いただけ、といっても過言ではございません…ハルカさんの悪魔設定などもほとんど意味がなかったりいたしますので。
ですのでお話に深みを求めたりしてしまうと物足りないと感じるかもしれませんけれど、でも個人的には十分によい作品だと感じられました。
登場人物は3人それぞれに魅力的でよいかたがたでございましたし、日常パートは微笑ましゅうございましたし、個別ルートに関してはそのラブラブさを楽しめばよい、というものでございますから…それ以上を求めるのが酷というもので、コミックなどにもそれのみに特化した作品がある様にこれもそれのみに特化した作品、と受け取りましょう。
シリアスでしたり気持ちが重くなる様なお話も皆無といってよく、そのあたり特に気にせず進めることのできる作品ともなっております。
…ちなみに個人的には紗奈さんが特に好きで、何だかこういうちみっこでクールな感じの女の子に強く惹かれる傾向が最近強い…こういうかたに惹かれはじめたのはいつからでございましょう、以前しております『マイソロ』のソフィさんやプレセアさんあたりからでございます?
イラストはなかなかよろしゅうございます。
グラフィックも悪くないかと思います。
システム面、目に見える限りでは最低限のものしかない様に見えますものの、右クリックをいたしますとかなり詳細に設定できたりいたしますので、この手のゲームの中ではかなりしっかりしているほうなのではないでしょうか。
内容のほうは、上で触れましたとおり、特に深みなどを求めたりしない、明るく楽しく微笑ましいお話という面ではなかなかよきものになっていたかと思います。
音楽は悪くございません…ちなみにボーカル曲はございません。
声優さまは特に問題なく、3人とも違和感などなかったかと思います。
難易度はいくつか選択肢はございますものの素直に選べば思ったとおりのルートへ進めるものになっているかと思います。
百合的にはハルカさんとお二人の関係がもちろん、でございます…3人で幸せになるルートも個人的には十分ありかと思います。
付加要素につきましてはこの手の作品の例に漏れずCGギャラリーとシーン回想ができます。
ということで、こちらはボリュームは値段相応といったところでございましたけれど、重いところなどない明るく楽しい作品でございましたかと思います。
今後はまた、とっても大好きでご無事をお祈りしつつ日々想いを寄せておりますあのかたもお好きなシリーズの『その花』リプレイを再開いたしますけれど、今月末にまた新たな、そして現状では最後となる予約ゲームな『クオリア』が発売するはずでございますので、そちらを待つことになるでしょうか。
…こちらは軽く1年以上発売延期を繰り返しておりますけれど、今回は無事に出ますのかどうか…?
ゲームのほう、先日再開いたしました『サモンナイト5』は第7話から…まず真紅の鎖の様子が見られますけれど、組織員の名ありな人なロギンズ氏がギフト氏の人体実験にされてしまっている模様…。
この時点でギフト氏には過去作の黒幕と同程度の外道さ…いえ、明らかに以前しております『4』のギアンさんあたりよりははるかに外道な様子が見て取れてきまして、一体何がかの者をこうさせたのか…。
一方、スピネルさんはそのギフト氏が引き起こしアルカさんと出会う原因になった現象の夢を見て、色々不安になってしまっておりました。
そこでアルカさんにお会いしてその不安を晴らそうと思ったのでございますけれど、折り悪くイェンファさんがアルカさんにスピネルさんの出身地のことを聞いており、それを立ち聞きしてしまったらしい彼女は姿を消してしまいました。
ちなみにイェンファさんはどうもアルカさんやスピネルさんの周囲を調査する任務を帯びている雰囲気があって…?
姿を消してしまったスピネルさんを探すため、アルカさんはイェンファさんを伴って町の内外を歩き回ることになります…ちなみにフリーバトルや鍛冶屋に道具屋、釣りなど全てできなくなっております。
これまでアルカさんはスピネルさんと片時も離れたことがない、といっていい状態でしたみたいでしたので、とても不安でかなり動揺したりしてしまっておりました。
その様な中で色々な人にお会いするのでございますけれど、その道中で町が大鍋祭の準備をしている様子が見られたり…このお祭、どうやら起源は以前しております『3』で皆さんがことあるごとに集まって宴会を開いていたことからっぽいです?
一方のスピネルさんはギフト氏に遭遇してしまいます。
ギフト氏は自分はアルカさんの旧友だと素直に名前まで名乗り、その名前をアルカさんから聞いていたスピネルさんは普通に気を許します。
これは何かの罠なのかと不安になってしまいますけれど、この時点では特に何も起こらなかった模様…。
そしてアルカさんたちは再び繁華街へ戻ってまいりまして、歌を歌うエクセラさんとヴィローチェさんにお会いします。
彼女たちを捕まえようとするイェンファさんでございましたけれど、その前にギフト氏が登場し彼女たちを逃してしまいます。
同時にスピネルさんも現れますけれど、特にかの者に何かをされた様子もなく、普通にアルカさんと再会し一安心でございます。
アルカさんも旧友にお会いしてまずは嬉しかったのでございますけれど、ただかの者が真紅の鎖と繋がっていることを知り不穏な空気…とりあえず繁華街は人が多いので別の場所で話すことになりました。
普通に考えればギフト氏と一緒に次の目的地に移動しているはずなのでございますけれど、ここから普通に各施設が使用可能になっておりますので、まずは彼を放置して道具屋へ行ったり、あるいはフリーバトルを行ったりいたします。
釣りのほうでは新たなエサが現れており、それを用いますと猫な魚を釣ることが…それを釣りますとやっぱり釣りを終えた際のスピネルさんの台詞が少し特殊になって…?
昨日はそこまで、といったところ…仕方ございませんから、今日はギフト氏のところへ行ってあげますか?
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