
□大室家【おおむろけ!】(2)
■なもりさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★★(4.7)
○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
○総合評価:★★★★☆(4.3)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなります百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読みました『ゆるゆり』などを描かれたかたとなります。
内容としましては、大室家の3姉妹の日常を描いたお話となります。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でも『ゆるゆり』の登場人物となります大室家の3姉妹…撫子さんと櫻子さんに花子さんをメインとしたお話が展開されます。
『ゆるゆり』の他の登場人物も時には登場いたしますけれど、メインはあくまでその3人でございますので、他の『ゆるゆり』登場人物はゲストキャラ的な感じ、ということで?
お話はその3姉妹のお話のこともあれば、姉妹の一人とご友人たち、というお話のときもあり…撫子さんや花子さんのご友人は『ゆるゆり』ではほぼ登場いたしませんから新鮮でございます。
どちらのご友人もそれぞれによろしい感じで、花子さんのご友人のお一人のツンデレなみさきさんがやっぱりとってもかわいく微笑ましい…。
一方、撫子さんは3人のご友人のどなたかとお付き合いをされているご様子ながら、まだ誰なのかは明示はされていない…普通に読んでおりましたらあの人の気もするのでございますけれど、果たして…?
姉妹3人のお話では、櫻子さんが案外いいお姉さんをしていらしたり、花子さんが年齢相応のところを見せていらしたりと、やはり楽しいものなのでございました。
…あと、カバー下が無駄にスケールが大きくて、シンプルながら少し面白かったでしょうか(何)
その様なこの第2巻は第2巻同様に特装版となっておりまして、付録といたしまして…

…『古谷家』なる小冊子がついてまいりました。
こちらはタイトルどおり古谷家…つまり向日葵さんと楓さんをメインにして描かれたお話、ということになります。
楓さんは相変わらずいい子でございまして、そして向日葵さんの少し意外な一面を見られたりいたしまして、こちらもよきものでございます。
イラストはなかなかよきものでございます。
百合的にはやっぱり姉妹それぞれに対応するかたがいらして…?
ということで、こちらはこちらでやっぱり『ゆるゆり』同様に、あるいはそれ以上かもしれないよき作品でございまして、続きも楽しみにしたいものでございます。
とっても大好きで暑くて厳しい日々が続いてしまう中お会いできない状態が長く続いて不安にもなってしまいますけれどもでもご無事でいらしてくださいますことを願ってやみませんあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は引き続き『5』のほうでレベル上げを…レベル96まで達しますともう敵に苦戦する要素はなくなってきます。
一方の『ひとりのクオリア』はまずは花梨さん視点でナツメさんとお話しをするのでございますけれど、真希理さんがどうして今の様な状態になったのかの原因の一端となるのでは、という事象について聞かされます。
それは真希理さんが5年ほど前に地震による火災事故に巻き込まれていた、ということ…彼女は友人とその現場にいたとのことで、花梨さんの推測では友人がそこで亡くなっているのでは、ということ…。
ただそれは5年前であり、時間がたちすぎているという疑問もあり…?
…そして個人的にはそれ以上にナツメさんという人物が色々おかしい…妙に花梨さんとの会話に対し記憶力がなかったり、その地震の事実を知ったのが昨日というのもまたよく解らない…。
翌日は真希理さん視点でございましたけれど、お二人の関係がついに決裂…真希理さんが勝手に、しかも一週間も前から花梨さんの私物をいじっていたことがついに知られてしまい、約束を破ったどころか忘れていた真希理さんに花梨さんは呆れ果ててついに彼女の部屋を出て行きます。
真希理さんは必死になって止めようといたしますけれど、これは完全に彼女の自業自得でございますので、どうしようもない…いずれこうなることは予想されたのでございますけれど、最悪のかたちでそうなった、といえるでしょう。
ただ、その後花梨さん視点になりますけれど、どうも完全に見捨てた、というわけではない模様…少なくとも真希理さんが自立した生活を送れる様になるまでは見守るつもりではいるそうでございます。
それでも、真希理さんの部屋に戻るつもりはなく、もう二度と戻らないとナツメさんに宣言をされておりました。
昨日はそこまででございまして、ちょっと急展開ながら真希理さんのやっていたことを思うといずれはこういう日がくると予想されたわけで…ともかく引き続き見守ってみましょう。
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