
□ハナヤマタ(6)
■浜弓場双さま
○イラスト評価:★★★★☆(3.6)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★☆(4.2)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなりますけれど、こちらは4コマでも大判サイズでもないものとなります。
こちらは今期アニメが放送しておりましてまた以前にはアンソロジーも読んでおりまして、またどうもゲーム化もするという作品となります。
…ゲームはヴィータさんで出るご様子ながら、おそらく音ゲーでキャラゲーかと思いますし、今のところは見送りの方向で…(何)
内容としましては、よさこいを頑張る女の子たちのお話、となるでしょうか…よさこいとはもちろんあのよさこいでございます(何)
と、説明がやはり以前読みました第5巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
その第5巻でお祭りに出場という大目標を達成したわけでございますけれど、この巻ではそのお祭りが楽しすぎたためになるさんが想い出に浸りすぎていたりあるいは将来に不安を覚えたりしてしまうところから…。
それも何とか乗り越え、皆さんは夏休みに合宿へ向かうのでございますけれど、いつの間にかなるさんと真智さんが仲良くなっていて、それを見ているヤヤさんと多美さんがかなり気分を害してしまって、その空気を何とかしようとハルさんが奮闘されます。
その様なことがあったりしながら、2学期を迎え…何とよさこい部に新入部員が入ります。
その子は1年生で笛田蘭さんという女の子なのでございますけれど、かなり態度が大きく特にハナさんを敵視していてよさこい部を潰す、というより彼女から奪うために入部したと公言する様なかたでございました。
この蘭さんはどうやらバンドをするヤヤさんに憧れていたみたいで、それがよさこい部に入ってしまったこともあり、そしてその原因と目されるハナさんがダンスも大したことないと感じるためにより敵視をしてしまうのでございました。
あと、多美さんのお知り合いで同じく1年生の十二所わ子さんという無口で無表情な感じの子が蘭さんと何らかの関係がありそうなのでございますけれど、それはこの巻でははっきりせず、今後の展開によるものとなるでしょうか。
蘭さんは最終的にはハナさんとの関係も多少は緩和しており、このままよさこい部にいてくださいそうな雰囲気もございますけれど、果たしてどうなりますか…?
イラストはなかなかよきものでございます。
百合的には今回は結構見所が多かった印象を受けます…特にヤヤさんが色々とよろしゅうございました。
ということで、おそらくアニメの最終話に使われそうなクライマックスとなるお祭りが終わってお話としては既刊よりは落ち着いたかなという印象は受けますけれど、新キャラも登場してまだまだ続きそうな雰囲気…引き続き見守りましょう。
…上で触れました様にゲームは購入を控えようと思いますけれど、でもアニメ化だけでなくゲーム化までしたきらら系作品となると、以前読んでおります『ひだまりスケッチ』と以前読んでおりまして以前そのゲームをしております『GA』に以前読んでおります『けいおん!』くらいしかないはずで、ゲーム化しやすい題材とはいえなかなかにすごいことでございます(『ハナヤマタ』がゲーム化するなら同じく音ゲーにできる『けいおん!』も解る…のでございますけれど『ひだまり』『GA』はなかなか不思議な感じ…)
また、同時にこちらも読みましたので…。

□和太鼓†ガールズ(2)
■すたひろさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★★(4.9)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★★(4.5)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『大科学少女』や『受付の白雪さん』『りきじょ』などと同じものとなります。
…上の作品と非常によく似たコンセプトの作品、ということで同時に読んでみました(しかもこの作品、当初の構想ですと和太鼓かよさこいかでテーマを考えていたそうで、後者にしていた場合は…)
内容としましては、和太鼓部の皆さんの活動を描いた作品、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では、引き続き部員集めから…道長神乃さんという背が高い眼鏡をかけたかたに目をつけた皆さんが彼女の様子を見て見ますと、彼女はゲームセンターで太鼓ゲームをされておりました。
どうやら神乃さんは(かなり重度の)ゲーマーでございまして、そこで太鼓ゲーム対決をして皆さんが勝ったら和太鼓部に入部してもらう様に提案をしてみました。
結局その勝負はうやむやになるのでございますけれど、友達とゲームをする楽しさを思い出した神乃さん、部員になってくださったのでございました…神乃さんには少々悲しい過去があったのでございますけれど、皆さんがそれを解いてあげることができまして…?
こうして和太鼓演奏ができるだけの最低人数を集めることができまして、部活動の発表会へ向けて練習を行う日々…。
そして発表会当日、無事に演奏も終えられそうだったのでございますけれど、環さんがよかれと思ってしたことが最後に失敗を招くことに…いえ、これは皆さんのいう通り些細なものといってよかったのでございますけれど、でもちょっと打たれ弱さのある環さんにはかなりショックなことで、皆さんの前から逃げ出してしまいます。
もちろんそこは皆さんの関係の強さで解決するのでございますけれど、この局面で大きな役割を果たしましたのはオカルト部のくるるさん…彼女は色々と以前しております『新・ととモノ。』のザッハトルテさんに重なる、相当な変わり者なのかとは思いますながら個人的にはとっても大好きなかたなのでございますけれど、彼女の力もあり環さんも立ち直れまして、また部員不足の問題も解決いたしました(寿さんは結局正式な部員にはなっていない…)
最後はマリアさん視点でこれまでの回想やそれから少しした皆さんのことが描かれますけれど、彼女の失われた過去のことなどは結局解らずじまい…いえ、それは大して重要な問題ではないといえるでしょう。
ただ残念でございましたのは、この作品はそれで完結、最終巻でしたこと…しかもカバー下のおまけ漫画を見る限りではどうも打ち切りだったのでは、と感じたりもしてしまうところでございましょうか。
個人的にはこの作品は内容も登場人物もかなり大好きで、むしろアニメ化までした上の作品よりもさらに好きといえるほどでございましたから、もっと読みたかったのでございますけれども…特に登場人物に関しましてはかなり私の好みに合致したかたがたばかりでございまして、特に環さんと寿さんとくるるさんが大好きすぎてたまらないほど…(何)
…カバー下には引き続き作者のかたの和太鼓体験記が収録されております。
イラストは悪くございません。
百合的にはやはり寿さんがなかなかよろしい感じではないかなと思います。
ということで、こちらの作品はこの巻で最終巻ということになってしまいましたけれど、個人的には色々好みに合致したこともあり大好きといえるものでございました…それだけに打ち切りっぽい終わりかたをしてしまったのがなおさら悲しく、そこが唯一の不満点として残ってしまい残念でございます…(それがなければ内容評価を5.0にしておりましたかと…?)
とっても大好きで長くお会いできない日々が続いてしまいメールなども届いていない可能性を感じたりしてしまって不安にもなりますけれども陰ながら想いを寄せてご無事を願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』の『クラフトソード物語』も『バズー!魔法世界』のほうものんびりレベル上げでございます。
『魔法世界』は一番効率がよいと感じる砂漠でレベル上げをしているのでございますけれど、どうやら古代の王ジャラは何度でも現れる模様…経験値が多い敵なのでもちろんそれはよいことでございます。
『ふたりのクオリア』は日曜日、毎月一回あるといいますナツメさんと両親との食事会から…今回は母親しかこられなかったのでございますけれど、その途中で偶然にもギンザさんがやってきてしまいます。
しかも妙に母親と意気投合してしまいまして、一緒にカラオケや甘味処、さらに夕食まで一緒に行くといいます…二人きりにしたら何を話されるか不安になったナツメさん、夕方に用事があるのをキャンセルしてついていくことにいたしました。
その後カラオケなどで何があったのかは特に語られませんでしたので、うまく切り抜けられたみたい…なのでございますけれど、問題はキャンセルした予定のほう…。
この予定とは来夏さんと花梨さんを引き合わせる、というものだったのでございますけれど、ナツメさんは自分抜きで二人を直接会わせることにした、となるわけで…つまりこれは以前しております『ひとりの』でありましたあのシーンへ繋がるわけでございます。
ただ、『ひとりの』につながることは昨日はそれで終わりでございまして、そこからはナツメさんとギンザさんのお話に…翌日の夜、ギンザさんはついにナツメさんへアルバイトが決まりそうなのでそれが決まったら部屋を出て行く、と伝えます。
その様な事態にナツメさんはショックを受け、翌日の学校は上の空…その様な中、遊園地へ一緒に行った友人からナツメさんとギンザさんは付き合っている様に見えた、と言われ、そもそも自分はギンザさんのことをどう思っているのか、ということへ考えをめぐらせます。
そして、一つの結論に達したみたいで、それに気づいたナツメさんは席を立ち…?
ここからはギンザさん視点となり、まだ学校が終わる時間には間がありますのにナツメさんが急いで家へ帰ってまいります。
ギンザさんがもういなくなったのでは、と心配して帰ってきたというナツメさんですけれど、何か言いたそうで言えない様子…しばらく様子を見た後、ギンザさんから話を振ることにいたしました。
学校で何があったのかを聞いたのですけれど、お二人の会話は微妙にずれていて…それはよいのですけれど、最終的にはナツメさんはギンザさんに出て行ってほしくないといったことを言ってまいります。
それに対しギンザさんは嘘をついてでも出て行く理由を説明しようとしますけれど、それに対するナツメさんの言葉を聞く途中でめまいを覚え…気がつくと、ナツメさんが帰ってくる前の部屋の状態に戻っておりました。
白昼夢でも見たのかそれとも自分が幻なのか、と戸惑うギンザさんでございますけれど、これは本当に一体…ナツメさんの「左右の世界」に巻き込まれたとでもいうのでございましょうか、でもあれは他人の記憶は巻き込まないはずでございますし…?
昨日はその様な不思議な現象が起こったところで終わりでございましたけれど、お二人の関係もいよいよ答えを見つけなければならない段階…終わりは近そうながら、『ひとりの』の結末を見る限りまともな終わりかたはあまり期待しないでおきましょうか(何)
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