
□ぷりんせすほりでー
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○グラフィック評価:★★★☆☆(3.0)
○システム評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★★★(4.5)
○音楽評価:★★★☆☆(3.4)
○声優評価:★★★☆☆(3.3)
○難易度:★☆☆☆☆(1.0)
○百合度評価:★★★★★(5.0)
○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(2.5)
○総合評価:★★★★☆(3.7)
こちらは過日届きましたものとなりまして、百合な作品ということで購入をいたしましたものとなります。
こちらはPCな同人ゲームとなりまして、また年齢制限ありな作品となりますので、ご注意くださいまし。
内容としましては、ある日突然異世界からお姫さまがやってくるお話となるでしょうか。
そう書きますとなかなかファンタジーな印象を受けますけれど、ゲームのジャンルとしましては発売タイミングを見るからにおそらくどちらも夏のイベントで出ましたかと思われます同時期に出ました同人ゲームで以前しております『サクラメントの十二宮』などと同様に説明不要のおなじみのものとなっております。
お話の主人公は、芝桜久遠さんという社会人の女のかた…この手のゲームで社会人なかたが主人公というのはなかなか珍しい印象を受けまして、あとは以前しておりますいわゆる赤文字系な『その花』から『あまとろちゅ』の貴子先生くらいしか思い浮かばないかもしれません?(と思いましたら以前完全版をしております『白恋』もそうでございましたのに、あまりそういうイメージがわかないのはかおりさんがまだまだ新人だから、でございましょうか)
久遠さんは登場人物紹介で「どこにでもいる冴えないOL。本当に冴えない。」だなんて書かれてい様に、お仕事もあまりうまくいってなくってちょっと疲れたご様子も感じられるかた…そもそもこの作品のコンセプトの一つがジャケットにも書かれております様に「地味×姫百合ADV」となりますから、地味なわけでございます(何)
その様な久遠さん、いつも通りお仕事を終えて一人暮らしをするアパートへ帰ってきたのでございますけれど、そのとき部屋に突如女の子が現れまして…?
突如現れた女の子、というのがもう一人の主人公となるリナリア=カンパニュラという異世界からやってきたお姫さまでございました(彼女の国は王国なのに彼女は皇女を名乗っておりました…気にしないほうがよろしゅうございますか?/何)
長い金髪をされた明るく活発な、立場上口調はややかためというか尊大さも感じるものの素直でいい子でございましょう。
そのリナリアさんは魔法のある世界から、お姫さまという立場に疲れてしまって転移魔法にて別の世界へ逃げ出してきたところをたまたま久遠さんのお部屋にたどり着いた、というわけなのでございました。
お話は、その様な突然の来訪者を部屋に置いてあげることにし、一緒に過ごしていくというもの…以前しております『ふたりのクオリア』に通じるものがあるかもしれません。
その『ふたりの』でも一緒に暮らすうちに主人公のナツメさんが誰かと一緒にいる幸せを感じていくのでございますけれど、こちらでも久遠さんがそういうことを感じてまいります。
そしてリナリアさんのほうも久遠さんのやさしさやお姫さまという立場とは関係なく普通に接してくださるさまなどに惹かれていきまして…?
その様な、ある意味王道路線でオーソドックスなお話といえますけれど、でもこういう設定のお話は個人的には好みでございまして、またリナリアさんがとてもいい子で微笑ましくって、それに久遠さんも初々しいのでそのお二人の日常でのやり取りがまたとても微笑ましくてよきものなのでございました。
こちらはタイトルからも解ります様に元ネタはあの有名な映画なのではないかなと感じられ、ですのでもちろん最後はリナリアさんが元の世界へ戻っておしまい…となるわけでございますけれど、それで終わりというわけではございません。
エピローグではその先、お二人が再会するご様子も見られまして…さらに、そのエピローグも終えますと、タイトル画面から新たに「リナリアside」というリナリアさん視点の物語をはじめることができる様になります。
こちらでも物語は基本的に同じでございまして、上で触れました『サクラメント』で自由に二人の視点が変えられたものを片方ずつに固定した、といった趣でございましょうか…このリナリアさん視点の物語は選択肢は現れずお話が進んでいきます。
昨日はそのリナリアさん視点で、最後の日…リナリアさんが久遠さんのお仕事場にくるところから最後まで進めました。
こちらではリナリアさんがもう帰らなければならないことを把握した上で行動をしますので、やっぱり切ない…でも、エンディング後に再会をするところまでもちろん描かれます。
そして、本編を終えますと久遠さん視点の本編を終えた際と同様にタイトル画面にエピローグが追加されまして、その後のお話を見ることができます。
お話のほう、作中で流れる時間はほんの数日なのでございますけれど、お二人両方の視点での物語があることも含め、ボリュームはまずまずといえるでしょう。
選択肢は多めなのでございますけれど、こちらについてはほとんどが一線を越える行為を行う際にどうするかというものとなっておりまして、CGコンプリートへの影響はありましてもエンディングに影響するかは解りません。
ただ、CG差分が1枚だけ埋まっていなくって、しかもそれがリナリアさんと想いを通わせた後の重要なシーンのものですので、もしかいたしますと身体を重ね合わせる選択肢で拒否をするとバッドエンドにいくのかもしれません…バッドエンドは見たくございませんので、ちょっと確認いたしませんけれども…(何)
イラストは悪くはございません。
グラフィックも特に気になるレベルではございませんので問題ございません。
システム面はこの手のゲームの基本的なものは備わっております。
内容のほうは、上でも触れました様にオーソドックスなお話ではございますけれども私はこういう設定のお話は好きで、またキャラクターの魅力もあり個人的にはとても楽しいものでございました。
音楽も悪くなくって、特にリナリアさんのテーマ曲の様な感じで使われている感じの曲が好き…また、エンディングはボーカル曲になっております。
声優さんはもちろん問題ございません。
難易度について、バッドエンドがあるのかは未確認ながら、普通に進めていけば普通にハッピーエンドまでたどり着けるでしょう。
百合的にはもちろんお二人の関係でございまして、よきものでございます。
付加要素につきましてはこの手の作品の例に漏れずCGギャラリーとシーン回想ができますし、クリア後にリナリアさん視点が増えるのはよろしゅうございます。
ということで、こちらは微笑ましくって個人的にはなかなか好みのお話…この夏のイベントでは上で触れました『サクラメント』にこの『ぷりんせすほりでー』と、2作品も百合な同人ゲームに出会えまして幸いでございました。
今後のゲームの流れでございますけれど、以前の日誌で触れました様に2作品同時プレイにとどめておくことにいたしまして、『サモンナイト』シリーズをしつつまずは『バズー!魔法世界』を終わらせ、その時点で他に何もなければ次は『永遠のフィレーナ』をしてまいりましょう。
『サモンナイト』シリーズについて、こちらを完全踏破いたしましたら、次は今のところは以前行いましたアサミーナさんとかなさまの放送で触れました様に『スパロボ』シリーズをしていこうかなと思っております。
ですので、『その花』シリーズ完全踏破などもうずいぶん長く続けてまいりましたノベル系ゲームは『永遠のフィレーナ』を終えるか何か新作が出るかまではお休み、ということになるでしょうか。
また、先日は同時にこちらのコミックも読みましたので…。

□艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(7)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★☆☆(2.6)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(2.8)
こちらは過日『百合姫』などとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『ネプテューヌ』『閃乱カグラ』の一部の作品などと同じものとなります。
こちらは元はゲームとなり以前コミカライズ版を読んでおりましたり以前別のアンソロジーを読んでおりましたりして、またアニメ化するという作品のシリーズとなります。
…上で触れましたアサミーナさんとかなさまの放送によりますと来月新刊が出る模様でございますので、やや優先度を上げて読んでみました。
内容としましては、『艦隊これくしょん』のアンソロジーとなります。
と、説明がやはり以前読みました第6巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
参加していらっしゃる作家さまで私がコミックなどを持っているかたといたしましては、作品の掲載順に以前読んでおります『ひめくり倶楽部』の智さまがいらっしゃいました。
また、カバーイラストは以前読んでおります劇場版『まどか☆マギカ』の作画担当などのハノカゲさまが描かれておられます。
私がコミックを持っているかたの姿は少なかったですけれど、この手のアンソロジーでよくお姿をお見かけするかたのお姿は少なからず見られましたかと思います。
お話のほうは、ということでその作品のアンソロジーとなっております。
こちらのアンソロジー、第6巻はなかなか悪くなかったのでございますけれど、この巻は以前読んでおります第5巻に近しいものに戻ってしまっていて、個人的には残念さを感じるものとなっておりましたでしょうか…。
とはいえ、その大半の個人的に「なかったこと」にしている要素のお話を除きましたら、なかなか微笑ましかったりするお話も見られましてよろしゅうございました…特にぐみちょこさまの『笑顔の法則』はちょっと泣けそうにもなるよいお話で…?
そして、カバー下には例によって原田将太郎さまの『虚報!鎮守府通信』が収録されておりまして、こちらはやはり百合的にもよきものになっておりまして…?
イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆といえますけれども悪いものではございません。
百合的には全体的には低めではございますけれど、作品によっては…?
ということで、こちらはこのシリーズのアンソロジーの中では個人的にはやや微妙な部類に入ってしまいましたけれど、それでもよいお話もございまして悪いものというわけではなかったかと思います。
とっても大好きで日々ご無事でいらしてくださいますことを願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語2』で引き続き武器の熟練度上げでございました。
昨日ではじめの素材で作れる武器の熟練度は全て上げられまして、また現状得られます素材はそれを含めた2種類しかなくって、ここでもう一つの素材の武器の熟練度を最大にしても次に作れる武器はございませんから、そちらの熟練度上げは次の素材を得られたタイミングで、ということにいたしまして、今日には先へ進もうと思います。
それにいたしましても、今作のドリルはやはり使い勝手がとてもよろしく、うまく使えば槍と並ぶ普通の敵をノーダメージで全滅させられる武器となっております…以前しております無印での対一般的最強でございましたナックルに代わって使っていってよさそうでございます。
…とはいえ、普通の敵と戦う際には常に武器の熟練度上げを行いながら、となりますから、全ての武器を使っていかざるを得ないわけではございますけれども…。
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