2014年10月28日

15才

先日読みましたコミックの感想です。
最終巻でした
□15才(3)
■あさぎ龍さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★★(5.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『くちびるためいきさくらいろ』や『悪戯ちょうちょ』『ゆめゆめうつつ』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読みました『恋は密かに実らせるもの』と同じかたとなります。

内容としましては、中学生の女の子と周囲の皆さんの関係を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では、先の巻の終盤で杏奈さんの部屋が荒らされていたことから杏奈さんの気持ちが急激に恵麻さんから離れてしまい、美紅さんとお付き合いをされることにしたところから…。
その件はもちろん誤解でしたわけでございまして、また恵麻さんと付き合っていると杏奈さんが思っていた由乃さんが実は片想い状態であるということを知って、気持ちの奥にあった恵麻さんへの想いが抑えられなくなっていって…?

恵麻さんも杏奈さんのことはお好きなのは確かで、それに杏奈さんはその様な自分の気持ちに気づいて美紅さんと別れることにいたしまして、ならお二人で付き合えばいいと思ってしまいますけれど、ことはそう簡単には進みません。
お二人の想いを知った美紅さんと由乃さんが共闘してお二人を別れさせようといたしますけれど、その様な動きに関係なく…いえ、美紅さんの最後の行動は多少の影響を与えましたけれど、ともかく色々と想いが抑えられなさすぎて自分が汚れていて恵麻さんにふさわしくないと感じられてしまわれた杏奈さんは、恵麻さんともう会わない決意をいたします。
幸いというか不幸にしてというか、想いが抑えられず他のことに全く身の入らなくなった杏奈さんは学校での成績を大幅に落としてしまいまして、そのため帰国した母親から自宅に帰ってくる様にされてしまわれたのでございます。
お互いの気持ちが同じところまできていたと感じていた恵麻さんはもちろんショックだったのでございますけれど、彼女が自宅に帰るのは止められない…ただ、いつの日かまたお会いする約束はできて…?

それから時は流れて1年後…杏奈さんは高校生になり、その間恵麻さんとは一度もお会いしていなかったのでございますけれど、それでも彼女へ対する想いは変わらなくって、またそれは恵麻さんも同じでございました。
ですのでこの先はもちろん大丈夫…お二人は一緒に歩むことにいたしまして、そうしたところでたどり着けたところでハッピーエンド、そう、この作品はこの巻で完結、最終巻となります。
相変わらず非常に過激なシーンが多くって同人誌でしたら年齢制限がつくのは間違いないかなと感じられるもので(そのあたりは同人誌のほうが厳しい?)、また結構どろどろした展開なお話ではございましたけれど、終わりよければ全てよしとも言えて…?(何)
…ちなみに、お二人のことで共闘をされた美紅さんと由乃さんのお二人は、それがきっかけで…。

イラストは悪くございません。
百合的には杏奈さんと恵麻さんの関係など、いうことのないところまでやってきているといえるでしょう。
ということで、こちらは多少(いえ、かなり)過激な描写のある作品ではございましたけれども、それでも中学生の杏奈さんの成長する姿も描け百合的にも申し分のないよき作品でしたかと思います。


また、同時にこちらも読みましたので…。
こちらも最終巻…
□学園ポリーチェ(2)
■森永みるくさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.2)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては上の作品と同じもの…ということで同時に読んでみました。
作者のかたは以前読みました『ひみつのレシピ』などと同じかたとなります。

内容としましては、高校に勤務をする警察官の日常を描いたもの、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では、前巻の最後に縁さんにメールを送ってまいりました、かつての縁さんのパートナーでございましたかたが登場されるところから…。
そのかたは柊紅梨さんといい、縁さんのことが好きな印象を受けるのでございますけれど、彼女が考えているのはそういったことだけではなく、自分たちの考えている計画に縁さんも引き入れたく、そのスカウトにきたご様子でございました。
お二人には警察の闇に関わる案件に巻き込まれた過去がございまして、紅梨さんがその計画を考えたのも、また縁さんが何か過去を引きずっている様子にも見えるのもそのためなのでございますけれど、ただ紅梨さんの計画や彼女の存在そのものが最後にはちょっとうやむやになってしまったのは残念…。

紅梨さんは一時的にお二人の学校に転校というかたちでやってまいりまして、ちょっとした三角関係になってしまいます。
そうした中でも青葉さんはちょっとおバカながらまっすぐに学校の事件を解決しようと努力をされたりして、その様子は同じ作者さまで上で触れました『ひみつのレシピ』の若槻さんに通じるところがございますかも?
ちょっと暴走しがちなところもあって、最後にはそのために今の学校を離れることになってしまいましたけれど、でもあれは正義感のある人なら見過ごせませんし仕方のないところかなと…。
縁さんとも離れ離れになるのでございますけれど、青葉さんはこれまでの間に縁さんへパートナー以上の感情を抱くに至っておりまして…?

はい、こちらの作品もこの巻で完結、最終巻となっておりました。
最後には数年後のお二人のご様子を見ることができまして、無事に再会できていて一安心なのでございますけれど、こちらの作品、何かもやもやというか、物足りなさが残る印象を受けてしまいます。
最後がずいぶん駆け足な印象を受けたことや、紅梨さんに関することなどがちょっとうやむやになってしまったところなど、でございましょうか…。
…その他、巻末にはちょっとした番外編が2つ収録されております。

イラストは悪くございません。
百合的には青葉さんの縁さんへ対する想いがなかなかよきものになって…?
ということで、こちらはちょっと物足りなさを覚えるものではございましたけれども、でも悪いものというわけではないかなと思います。


とっても大好きで少しお会いできない日々も続きますけれども陰ながらご無事でいらしてくださいますことをお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語2』で武器の熟練度上げ、一方の『永遠のフィレーナ』もレベル上げと、昨日はどちらも特筆すべきことはなし…。
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