2014年10月30日

この町はいつも、円盤と共にあった―。

先日読みましたコミックの感想です。
今期のアニメの…?
□天体のメソッド(1)
■浪咲ゆかさま(作画)/久弥直樹さま(原案・脚本)
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となく気になりましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『ラブライブ!School idol diary』や『こもりクインテット!』『あやかしぃのに』などと同じものとなります。
こちらは帯によりますと今期放送しているアニメのコミカライズ版といいます…今期のアニメはとっても大好きでお会いできない日々が続きますものの陰ながら日々ご無事をお祈りしておりますあのかたに教えていただけました『結城友奈は勇者である』という作品以外全く何も把握していなくって気になりましたので、他にも優先して読みたい作品は多々ありますながらこちらを最優先で読んでみました。

内容としましては、円盤のある町に帰ってきた女の子を描いたお話、となるでしょうか。
物語の舞台は霧弥湖町という北海道にある町…名前どおり霧弥湖という湖のある町なのでございますけれど、この町には7年前からその湖の上に謎の円盤が現れておりました。
ただその円盤は上空に漂ったまま7年もの間何もしなかったといい、ですので人々の円盤へ対する恐怖心や興味も消えていき、今では観光アイテムの一つになっているといいます。
主人公はその町に引っ越してきた古宮乃々香さんという中学3年生の女の子…元気でいい子といった趣の、ごくごく普通の女の子でございます。
その彼女は7年前までこの町で暮らしていたことがありまして、当初はその頃の記憶を完全に忘れていたのでございますけれど…?

その乃々香さんの前に、ノエルさんというちみっこでかわいらしい女の子が現れます。
彼女は乃々香さんにとっても懐いておりまして、また7年前の約束を果たしたいと言ってきたりもするのでございますけれど、乃々香さんには何のことか全く解りません。
そのあたりはこの巻でも明らかにはなりませんけれども、7年前からずっと乃々香さんを待っていらしたということもあり、やはり円盤関連の存在なのは間違いないところ…そもそも、円盤は乃々香さんが転校直前に呼び寄せたものだったりいたします。

その他の登場人物は、7年前に乃々香さんが円盤を呼び寄せた際に一緒にいた友人たちとなってきます。
水坂柚季さんは何となく以前読んでおります『ご注文はうさぎですか?』のシャロさんに似た雰囲気を感じる子で、円盤を目の敵にしていて円盤追放活動をしております。
その柚季さんの双子の兄となる湊太さんは現状では柚季さんとの仲がよくない…というより、柚季さんが一方的に突っかかっている様に見えます?
椎原こはるさんはおっとりした雰囲気の、お土産屋さんの看板娘でございまして、上の水坂兄妹と仲がよろしゅうございます。
戸川汐音さんは長い黒髪でクールな雰囲気の子でございまして、唯一乃々香さんが転校してきた当初から昔のことを覚えていて、それゆえに乃々香さんのことを目の敵にしている子…逆にいえば、汐音さん以外のかたがたは乃々香さんが7年前に転校した子、ということに気づいていなかったりいたします(このあたり不思議で仕方ないのでございますけれども、とにかくそうなのでございます)

お話は、その様な以前暮らしていた町へ戻ってきて、不思議な女の子と出会う女の子のお話…。
そのノエルさんは本当にかわいく微笑ましくって、これだけでDVDを購入しようかなという気になってしまいそうになりましたけれど、お話は意外とシリアスな面がございます。
問題は7年前に円盤を呼び寄せた際の乃々香さんにある様子…どうやら転校する事実を皆さんに話せないうちに転校した様子が見られまして、汐音さんあたりはその様な彼女が許せず、またそれを思い出した柚季さんがこの巻の最後で乃々香さんへビンタをしてしまったりと、色々複雑な背景がありそうで…?(汐音さんも乃々香さんへビンタを食らわせていたりと、この作品は妙にビンタが多い…/何)
この巻の最後は乃々香さんが7年前の記憶を取り戻し、他の皆さんも乃々香さんが7年前の子だと思い出したところまででございましたけれど、果たしてこの先どうなりますか…?

イラストはよきものでございます。
百合的には乃々香さんに懐くノエルさんがよき感じでございます。
ということで、こちらはとにかくノエルさんがかわいすぎなのでございますけれど、お話自体は何となく以前コミカライズ版を読んでおります『夏色キセキ』に似た雰囲気を感じますかも(あちらは転校するお話でこちらは帰ってくるお話、でしたけれど/何)…なかなか悪くはない作品かとは思うのでございますけれど、何となくノエルさんが消えて皆さんの友情が戻るという結末しか思い浮かびませんし、今のところはDVDを購入、とまでは踏ん切りがつかないでしょうか。
…ちなみにタイトルはああ書いて「そらのメソッド」と読むみたいでございます。


上でも触れましたあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』の『クラフトソード物語2』は武器の熟練度上げで、『永遠のフィレーナ』ものんびりレベル上げと、どちらも特筆すべきことはなし…。
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