2014年11月19日

永遠のフィレーナ

先日クリアいたしましたゲームの感想です。
結構百合な…?
□永遠のフィレーナ
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○グラフィック評価:★★★☆☆(2.8)
 ○システム評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○音楽評価:★★★☆☆(3.0)
 ○声優評価:-(-)
 ○難易度:★★★☆☆(2.5)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.8)
 ○付加要素(おまけなど):☆☆☆☆☆(0.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日購入をいたしましたものとなりまして、百合な作品とのことで購入をしてみましたものとなります。
機種といたしましてはこの作品と同時に購入をして以前しております『バズー!魔法世界』同様にスーパーファミコンとなりまして、1995年に出ましたらしい作品となる模様でございます。
こちらはノベルが原作となる模様で、さらにOVAまで出ているという作品となっております…OVAといいましてもその当時でございますから当然DVDは出ておりませんので、今となっては観るすべはなさそうでございましょうか。

内容としましては、性別を偽り再起のときを計る亡国の王女の再起を描いたお話、となるでしょうか。
ゲームのジャンルといたしましては上で触れまして同時に購入をしております『バズー!魔法世界』同様にオーソドックスなファンタジーRPGといえまして、やっぱりそれ以上でも以下でもないといったところ…。
『バズー!魔法世界』の主人公は男女選択式で名前も変更できましたけれど、こちらはお話の設定が亡国の王女、でございますからもちろん主人公の性別は女性でございまして、名前もまた作品のタイトルにもなっておりますフィレーナ、で固定となっております。

物語の舞台はデビス帝国という国家が世界征服を成しえている世界…他の国々はその帝国によって滅ぼされておりまして、主人公のフィレーナさんはその滅ぼされた国の一つである海洋国家フィロセラ王国の王女でございます。
ただ、フィロセラ王国滅亡時に彼女はまだ生まれたばかりでございまして、最後の希望として国から逃され、その身分を隠すために男として、さらに闘技士として育てられます。
帝国に統一された世界は帝国人民が最優等人種とされ滅ぼされた国の人々はクレチアという被差別階級とされてしまっているのでございますけれど、フィレーナさんがそう育てられた闘技士というのはクレチアの男性が就かされる、負ければ生命がなくなるバトルショーに出場させられる奴隷なわけでございました。

フィレーナさんは自分が闘技士以上の存在だとは当初知らないのでございますけれど、自分を育ててくれた恩師との対決の末に自分が実はフィロセラ王国の王女であるという事実を知り、その故国復興のために立ち上がるのでございました。
とはいえ、物語の中盤までは帝国の追っ手を振り切る逃避行な物語となっていたりいたしますけれども…。

それでも終盤になりますとフィレーナさんたちが帝国を追い詰め、そして最終的にはその本拠地へ乗り込むことになります。
昨日までにそこまですでに進んでおりまして、昨日はフィレーナさんとリラさんのレベルを99まで上げたところでいよいよ最後の戦いへ赴くところから…。
帝国の本拠地たる塔の最上階は黒い悪魔のいた機密情報兵団の本部となっておりまして、そこで待っていたのは黒い悪魔の真のリーダーだというルーブラムという人物…彼が帝国の真の支配者であるともいいます。
情報組織の長が帝国の支配者というのもちょっと違和感を覚えますながら、それはともかく彼との戦いになるのでございますけれど、これがとても強い…サイコレーザーという技を放ってくるのでございますけれど、これが全体攻撃+守備力低下+こちらの行動完全キャンセルというちょっとあり得ないほどの極悪な攻撃となっておりまして、しかもこれを連発してくるものでございますから、ここにきて最序盤でリラさんが一度なってしまって以来二度めとなる戦闘不能に陥るキャラまで出てしまいました。
ただ、この塔で手に入るアクセサリにはパラメータ低下防止の効果のあるものがございまして、これを優秀な回復役でもあるリラさんに装備させておいて彼女を中心に立て直せば何とかなるでしょう。

ルーブラム氏を倒すと彼は普通に絶命し全て終了…かと思いきや、いつぞやの謎の胎児が現れます。
その胎児は生まれる予定のない生命だといい、帝国の生命を弄んだ実験の結果その様な生命がたくさん現れてしまったといいます。
そしてそれらは帝国を憎むあまり実体化し、今の帝国を支配しているのはその憎しみだという、ちょっとここにきてよく解らないお話になってまいりました。

フィレーナさんたちはその胎児に導かれ妄想の間なる憎しみの塊のいる部屋に連れて行かれ、危うく幻にやられそうになりましたもののそれを打ち破って憎しみの亡霊との戦いに挑みます…いえ、あれって結局ネストさん以外は幻に打ち負けていた気もいたしましたけれども…。
ともかく憎しみの亡霊はそう強くなく倒せるのでございますけれど、今度は実体を失った憎しみの心として襲い掛かってまいります。
最後の戦いとなるその戦い、敵は叫びという全体へ対するパラメータ低下攻撃を連続してきた上で全体攻撃を放ってくるという、先のルーブラム氏とよく似た嫌らしい攻撃をしてまいります…けれど、行動をキャンセルされない分、体感的にはルーブラム氏のほうが強く感じられるかもしれません。
いずれにしましても、リラさんにパラメータ低下状態を回復させてもらいつつ戦えば何とかなるでしょう。

戦い終わると憎しみは消滅し、命の壺というものを託されます…これを清らかな海に沈めると、生まれる予定のない生命も新たな生命として生まれることができるといいます。
その壺を持って、フィレーナさんたちは海も浄化されたフィロセラへ戻り、その壺を沈めようとしますけれど、そこへ現れたのは帝国の本拠地の入口で培養液浸けにされていた、過去に倒した黒い悪魔のリーダー…フィレーナさんたちに襲い掛かってまいりますけれど、どうやら本人に自覚はないものの彼はレプリカントと呼ばれるロボットだった模様…。
一応戦闘にはなるのでございますけれど、こちらの攻撃は1ダメージ固定で相手の攻撃はミスになるというイベント戦闘…しばらくしますとフィレーナさんが壺を海へ沈め、するとそのレプリカントは海に溶けていってしまいました。

そうしてエンディング…世界に平和が戻り、台詞はないので映像で判断するしかないながら、どうやらリラさんは普通にフィレーナさんの王妃となったご様子でございます。
でもフィレーナさんもドレスを着せられていたりと女性であることを隠さなくなった様で、でもリラさんは確かにその様な立場になっておりまして…これは1995年の作品にしてはかなり思い切ったことをしている様に見えます?
エンディングではフィロセラのことしか見られませんでしたけれど、ラリテニアがどうなったのか気になる…憎しみの亡霊が見せた幻の中にラリスさんの姿もございましたけれど、やはり亡くなられたのか…。
…最後は「fin」の画面で固定となり、『バズー!魔法世界』の様にしばらくそのまま待っていれば何か起きるのでは、と思いましたものの特にその様なことはございませんでした…。

その様な今作はオーソドックスなRPGとなっておりまして、『バズー!魔法世界』同様にそう特筆すべきシステムはなかったかなと思います。
ストーリーのほうもちょっとあっさりした感じを受けますけれど、今のゲームが演出過多なのかもしれませんし、このくらいでいいのかも…ただ、フィールドマップがあるとはいってもかなり一本道な進行の作品になっているのは間違いございません。
戦闘のシステムはちょっと独特なものとはなっておりましたけれど、ただこれは以前借りておりますもののちょっと古すぎて感想は残っていない『ファイナルファンタジー5』の戦闘時間システムと以前しております『2』や以前しております『3』な『ロマサガ』の武器選択システムを組み合わせたもの、といっていいものとなっておりまして、ですのでそう新鮮味はないのでございました。

キャラクターのほう、主人公のフィレーナさんは性別を偽っている亡国の王女、ということで設定からしてなかなか魅力的なキャラクターなのでございますけれど、物語中ではむしろパートナーのリラさんのほうが色々と主導権を握っていた印象を受けます。
そのリラさんは闘技士に妻としてあてがわれたやはりクレチアな身分のかたなのでございますけれど、フィレーナさんが女性だと知って当初は名目上の妻として行動をともにされ、そのうちに本当に彼女のことを好きになっていくのでございました…一人称は「リラ」なのでございますけれどもなかなかしっかりしたかたでございまして、多分リラさんがいなければフィレーナさんは道半ばで終わっていたのではないでしょうか(何)
今作は最大4人パーティなもののこのお二人以外は目まぐるしくメンバーが入れ替わっていきまして、事実上メインキャラはこのお二人といってよいのではないかなと思われます…戦闘面でも、当初はリラさんは相当弱いのでございますけれど、中盤には3人め以降に仲間になるかたがたと同等以上の活躍ができる様になってまいりますし。

イラスト…仲間キャラはメニュー画面でイラストが表示されますけれどなかなか悪くなく、特にリラさんは美人さんでございます(そのことや性格なども好感が持てるかたということもあり、私はリラさんをパーティの先頭にしておりました)
グラフィックは悪くはなくって、上で触れました『ロマサガ』でいえば『2』以上『3』以下、といったあたりに位置するのではないでしょうか。
システム面は特に良くも悪くもない、オーソドックスなRPGといえるでしょう。
内容のほうは、OVAにまでなったというノベルが原作ということもあり、最後の展開や敵が唐突でしたことを除けばなかなか悪くないもの…『バズー!魔法世界』は終盤が重い展開でしたのに対しこちらは序盤が重い…。
音楽はやっぱり機種の関係もあり音質は微妙ながら悪くはないでしょう。
声優さん…って、もちろん今作は声はございません。
難易度について、ダンジョンなどは最後まで難解なものはなく、戦闘もレベルを上げれば楽に戦える…のでございますけれど、最後のルーブラム氏と憎しみの心だけ強さが抜けておりまして、これらのためにちょっと難易度を上げておきます。
百合的にはリラさんがとてもよろしゅうございまして、フィレーナさんの心情はあまり見えなかったりするもののでも大切に思っているのは伝わってまいりますし、結末を見ても十分なものとなっているのではないでしょうか。
付加要素は特にございません。
ということで、こちらはコンシューマーな作品では最古かもしれない百合な作品、と教えていただけましたことからやってみましたけれど、確かに百合な作品といって問題のないものとなっておりましたかと思います…ゲーム自体も普通にRPGとして楽しめるものとなっておりましたし、物語も含めてなかなかよいものだったのではないでしょうか。
スーパーファミコンな作品はひとまずこれ以上購入する予定はございませんけれど、やっぱり古い=つまらない、というわけではないというのは確実でございますし、他にも何かよいものがあれば、あるいは…?

今後でございますけれど、まずはこれと『バズー!魔法世界』がなければ手をつける予定でございました、以前PS2版をしております『スズノネ』のPSP版をのんびりやってみようかなと思います。
その次でございますけれど、最近いよいよアサミーナさんやかなさま、すみれさんに里緒菜さん分が不足してまいりましたので、『ととモノ。』シリーズか『マイソロ』シリーズか『七竜』シリーズのいずれかを無印から一連でやってみようかな、と…これら、本来でしたら下で触れます『サモンナイト』シリーズ踏破後にはじめようと思いましたものの『サモンナイト』シリーズの次は『スパロボ』シリーズをしようかなと考えている上、踏破はまだまだ先のことになりそうで、そこまであさかなやすみりお分の不足が我慢できそうにございませんから…(『はじまりの石』はすみりおにする予定なのでございますけれども…)
…あさかなとすみりお、4人全てを補給したいので、やっぱり『ととモノ。』、あるいは無印(DS版)は4人パーティ編成できるという『七竜』のどちらかになりそう、でしょうか…ちなみに以前PC版をしております『FLOWERS』春編PSP版は夏編発売の直前に振り返りの意味でやろうと思っておりますのでそれまで眠らせておきますことに…。


上でも触れました、とっても大好きでお会いできない状態が続いたりもしてしまいますけれども陰ながらご無事でいらしてくださいますことを日々お祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語2』は昨日の続きということで新たな魔刃のある場所へ…今度は雪山でございましたけれど、ここはマナに満ち溢れているらしく、護衛獣のティナさんが珍しく悪魔状態でもやる気を見せておりました。
その様なところを進んでいきますと、おいもはいーもん♪の歌を歌う子供たちに会いますけれど、こちらを悪の召喚師集団と言ってきて逃げてしまいます。
他に誰かいるのか、と考えながら先へ進みますと、今度は召喚師たちに遭遇…明らかにどこかで見た人たちなのでございますけれども、お互いに何をしているのか明かさないためにお互いに不審に思い戦闘に突入してしまいます。
久しぶりの対人戦となりましたけれど、今回の相手はこちらがガードしていてもひたすら武器で攻撃してまいりましたので武器破壊がかなり容易に行えました。

戦い終わり、そして何とか誤解も解け、彼女たち…トリスさんとアメルさんとネスティさんはこの山から感じられる邪気の調査にきているながら一人とはぐれてしまったためにそちらを探しているといいます。
そうして皆さんと別れ、さらに先へ進みますと、狐耳な女の子と先ほどの歌を歌っていた少年に似た子が迷子になっているのを発見…二人ともティナさんにおびえますけれど、おいもはいーもん♪の歌を歌ってあげると何とか落ち着いてくださいました。
魔物に襲われたりもしましたものの、それを撃退して少年は主人公の閃那さんたちが送り届けてあげますことに…と、その女の子、ハサハちゃんはやっぱり最終的にはティナさんにおびえて逃げる様なかたちになってしまいました…。

少年を送り届けてあげますけれど、先ほどお会いした彼の兄はまだ閃那さんたちを悪の召喚師と思っているご様子で逃げてしまいました。
どうしようもございませんから探索を続けまして…ここでもやっぱり新たな素材が得られますので、例によってまたしばらく武器の熟練度上げでございます。

『クラフトソード物語2』で一番印象に残っているのはこの雪山、つまりおいもはいーもん♪の歌と以前しております正規ナンバリングタイトルな『2』の皆さんが登場する場所なわけで、ついにここまでたどり着きました。
『2』の皆さんの『2』本編後のお話としましては以前しております『3』の番外編でも語られますけれど、個人的には『2』が一番思い入れもあって大好きな作品でございますので嬉しいこと…そして両者ともに護衛獣がきちんとハサハちゃんになっているのもよろしゅうございます(と、『3』の番外編は選択できるのでよいのですけれど、今作は『2』主人公の性別しか選べないのでございますけれど、どうして自動的にハサハちゃんになっているのか…もちろんそれでよいのでございますけれど、少し不思議でもございます?)
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