□ウリとツメ(1)
■佐野妙さま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.7)
○内容評価:★★★★☆(3.6)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『晴れのちシンデレラ』や『小杉センセイはコドモ好き』『ちゅーちゅーブレインわーるどS』と同じものとなります。
作者のかたは下で触れます作品を描かれたかたとなります。
内容としましては、中学生の同級生お二人の日常を描いた4コマとなります。
主人公はその中学生な女の子お二人となりまして、お二人は幼馴染でもございます。
一人は瓜生桜子さんでございまして、明るく成績も優秀で運動神経も抜群でよく色々な部活の助っ人をしているというかたなのでございますけれど、ただかなりの不幸体質の持ち主でもございます。
ですので日々色々不運に見舞われてしまいまして…このあたり以前読んでおります『サチウス』に通じますけれど、その主人公のサチさん同様に自分にはあまりその自覚がない様にも感じられます。
家はクリーニング店を営んでいるのでございますけれど、両親によると彼女の不運体質はそのお仕事の上ではよい面があるとのことでございます?
もうお一人は百爪小春さんでございまして、ちょっと小柄に見え目つきの鋭い女の子…言葉遣いもちょっときつめにも感じられます?
小春さんは桜子さんに対しては面倒見がよくって、桜子さんに降りかかるトラブルの対処などは彼女がしてあげておりまして、調理部に入って料理の実力を上げているのも桜子さんのために見えます…そのこともあって、桜子さんは彼女のことをかなり慕っております。
彼女の実家は神社なのでございますけれど、家族構成はちょっと色々特殊…特に兄は今は男性なのでございますけれど、そのうち女性になりそう…(何)
その他の登場人物はお二人のクラスメイトとなりますけれど、メインはあくまでこのお二人でございますので特に気にしなくってもよい様な気もいたします。
お話のほうは、その様なお二人の日常…お二人の苗字を見てもらえば解りますとおり名前でいうと桜子さんがついていて小春さんがついていないながら、実際には桜子さんのほうがついていないわけでございます。
その桜子さんの不運体質によって巻き起こされる事態を楽しむ、というのがこの作品のメインとなるところで、このあたりやはり上で触れました『サチウス』、あるいは以前読んでおります『あんハピ♪』などの同じく不運体質なかたがたのお話に通じるところがございます(桜子さんでしたらきっとサチさんともども『あんハピ♪』の学校に通えることかと思われ…)
一応季節に応じてお話も流れていっておりまして、この1巻で1年がたった様に見えます?
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、お二人の関係がなかなかよきものに見えます。
ということで、何気に不運体質持ちなかたが主人公のお話、というのは上で触れました作品など少なからず見られるのでございますけれど、こちらはこちらで悪くないものでございまして、引き続き見守ってみましょう。
…この作品の帯にも広告の掲載されていた、同じ作者さまな作品な『森田さんは無口』という作品が気になりますながら、もう8巻も出ているご様子で、今更手を出すのはためらわれます(何)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□村ドル(2)
■佐野妙さま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.7)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『レーカン!』や『サチウス』『笑って!外村さん』『桜乃さん迷走中!』などと同じものとなります。
…上の作品と同じ作者さまの作品、ということで同時に読んでみました。
内容としましては、とある村のご当地アイドルの活動を描いた4コマ、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でも引き続きご当地アイドルとして活動をするあおいさんと、その彼女といつの間にかコンビを組むことになった紅子さんのお二人の活動を描いております。
主に紅子さんがツンデレなこともあり、お二人は常に口げんかをしたりする有様で、周囲からはその仲の悪さがこのユニットの特徴と受け取られていてまたそれを売りにしているのでございました。
そのお二人のご様子は最後までそう変わらないものではございましたけれど、後半になりますとそれも仲の良い証拠という感じになってきたでしょうか。
その様なお二人がやっていることといえば舞台がかなり田舎の村というだけで、その他は以前読んでおります『ろこどる』と同じ、といえます…ご当地アイドルでございますから(マネージャになった女性が眼鏡で少し危ない性格なのも共通するところ…/何)
そして地道な活動が実を結びまして、後半ではCDデビューなど少しずつでございますけれども知名度を上げてきております…お二人のやり取りがコメディ過ぎますので芸人と勘違いされがちではございますけれども(何)
けれど、お二人は中学3年生でございまして、特にあおいさんは成績が芳しくないことから、将来について悩むことに…終盤はそのあたりで少し波乱があったりもいたしますけれど、何とかそれを乗り越えまして、高校へ進学しつつもアイドルの活動も続ける、という道を選ぶことができました。
その様なこの作品はこの巻で完結、最終巻となっております…高校生になって、でもお二人一緒にご当地アイドルも続ける、という終わりとなるわけでございます。
終盤では将来的なライバルとなる様子なメジャーなご当地アイドルも登場いたしまして、もう少しお二人の活動を読みたかった気もいたしますけれど、でも終わりかたとしましてはなかなか悪くないものでございます…最後はあおいさんが紅子さんとの関係は一体何なのかを考えますけれど、確かに友人でありそうで違いそうで、ライバルとなりそうな気もするものの一緒にユニットを組んでいるのですから仲間な気もして…?
ともかくこのお二人の関係が面白い作品でございます(芸人と勘違いされる、という意味での面白さも含めて…/何)
イラストは悪くございません。
百合的にはあおいさんと紅子さんのお二人の関係が何ともいえず…百合とは違うのでございますけれど、でもよい関係なのでございます。
ということで、こちらはこの巻で最終巻ではございましたけれど、この巻になって面白くなってきておりましたので、これで終わりなのはさみしい…。
とっても大好きでお会いできない日が続いたりもいたしますけれども日々陰ながらご無事などお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語2』で先へ進みますことに…雪山の最奥へ行きますと、魔刃を取ろうとしていたゲドー氏やパスゥさんに遭遇いたします。
そしてパスゥさんが召喚術を使える様になっており、彼女の召喚したボスと戦いますことに…動きが鈍いこともあり、護衛獣のティナさんによるロマンチックボムを使いノーダメージで撃破できます。
戦い終わり、どうやらこの雪山を守っているっぽい人が現れ、主人公の閃那さんやゲドー氏などその場にいる全員を悪の召喚師集団と言ってきますけれど、面倒になったゲドー氏は召喚術を使おうと…と、そのとき魔刃のそばにあった結晶が暴走をしはじめます。
ゲドー氏たちは去っていきましたけれど、魔刃を取ってもその暴走を抑えられず困った…と、以前しております正規ナンバリングタイトルな『2』の皆さんがやってまいりまして、アメルさんがその暴走を抑えてくださいました。
おいもはいーもん♪の子たちも現れまして、閃那さんたちが怪しい人ではないということがその子たちの父親にも解っていただけまずは一安心…おいもを分けていただけたりいたしました。
そして『2』の皆さんたちも去っていきますけれど、彼女たちが探しているのはやはりメルギトスが振り撒いた黒き源罪の様子…ただ、結晶が暴走したのはそれによるものではなかった模様でございますけれども。
村へ帰りますとそのまま夜会話になって次のお話へ…ガブリオさんが怪我をした状態で村のそばにきているというお話を聞きますので会いにいきますけれど、例によってその前に猫探しなど村の中でのイベントを行っておきます。
ガブリオさんの話ですとボルザックの花園といういつか行った場所にパスゥさんが現れたそうでございますので、彼は皆さんに任せてそちらへ向かいますことに…ニーニャさんが身体を取り返そうとして返り討ちにあってしまったりもしておりましたけれど、ともかく彼女の召喚した召喚獣と戦います。
ここは例によってロマンチックボムで撃破をいたしましたけれど、パスゥさんの目的は閃那さんをここへおびき出すことだったらしく、すぐに去っていきます…ニーニャさんも身体を休めるために帰っていき、閃那さんたちも戻ることにいたします。
ところが、村に戻りますと村人たちの態度が非常におかしなことになってしまっており…どうやら閃那さんがいない間に魔刃がゲドー氏たちに盗られてしまい、その隠し場所を知っているのは閃那さんだけでしたはずですので、それで結局リョウガさんとグルだったのでは、と疑われているといいます。
それは残念なことに親方やタタンさんたちもそうなってしまっており、非常に悲しい…今作の鬱要素はこのイベントで間違いなさそうでございますけれど、でも落ち込んでばかりもいられませんので、ともかく魔刃を取り戻すことにいたします。
…村人たちは恐ろしいほど敵対的で暴言をぶつけてきて道具屋も利用できませんけれど、釣りは普通にできましたり、あと普段全く鳴き声を聞けない猫さんが「わんっ!」と鳴いているのを聞けるのはこのタイミングだけでございます(何)
再び森へ行きますと、今度は黒の剣士がおりまして、彼が魔刃を盗って行ったらしいながらそれはすでにゲドー氏に渡してしまっているらしく、ともかく戦闘に…例によって武器を破壊して勝利をいたします。
すると黒の剣士の正体が明らかになりますけれど、何とガブリオさん…ゼライドさんも彼に協力をしており、どうしてその様なことをしていたのかといえば、ゴウラが復活すれば元の世界、メイトルパへ戻れるというリョウガさんたちの言葉に一縷の望みを託した、というわけでございます。
つまりは以前しております『4』でギアンさんたちが為そうとしていたことに似ているわけでございますけれど、村人たちはゲドーの召喚術の力でああなってしまっているといい、それを倒すために森のさらに奥へ向かうことになります。
ガブリオさんたちは謝ってきた後、さっき怪我の手当てをしてくださったというタタンさんのお菓子を受け取る資格がないと言って返してきて去ってしまいました…。
森の奥へ向かいますと、そこは新規ダンジョンでございまして、敵も新しくなりますのでまたのんびり武器の熟練度上げ…といいたいところながら、どうもこのダンジョンでは敵を含め新たな素材が手に入らない模様でございます。
ただ、釣りでは2つも新たな素材が得られますので、それらを鍛えることになりますから、やっぱり少しはのんびりしていくことになるでしょう。
こちらもあのかたもお好きな作品な『スズノネ』は引き続き合宿生活の、まだまだ序盤といえる時期のお話でございます。
莉里さんが主人公の幸村さんを警戒しているご様子が見られましたり、すみれさん命名「のののハウス」が登場されたりと相変わらず楽しい合宿生活でございますけれど、昨日の一番の大イベントはやっぱりすみれさんが幸村さんの妹になった、というエピソードでございましょう。
これは幸村さんがすみれさんに歯磨き粉を貸してあげたお返しということで、すみれさんが幸村さん理想の妹さんを一日演じることにしてあげた、というもの…その演技は完璧でございまして、幸村さんは一瞬で妹さんの虜になってしまわれました。
最終的にはすみれさんの実の姉が登場して破綻してしまいましたけれど、あれが破綻せずに一日続いておりましたら果たしてどうなりましたことか…?
…まだまだ序盤の合宿生活、今のところはその様なことをされたりと、すみれさんが一番幸村さんとの距離が近い様に見えましたりして?
ちなみに、1日での物語進行でございますけれど、今作には以前最新作をしております『その花』などの様にきりのいいタイミングでアイキャッチ画面が入りますので、基本的にはそれを一区切りとしてのんびり進めていこうかな、と思っております。
2周め以降はさすがに既読スキップでいってしまうかと思いますけれど、1周めはもちろん全てを飛ばさず見て楽しみましょう。
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