
□サンタクロース・オフ!(1)
■阿部かなりさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.6)
○内容評価:★★★★☆(4.2)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
内容としましては、力を失ったサンタクロースと一緒に暮らすことになった女の子の日常を描いた4コマ、となるでしょうか。
主人公は睦月さんという小学生の女の子…年齢相応にかわいく素直な、ちょっとのんびりした子となるでしょうか。
もうすぐクリスマスを迎えるというある日、睦月さんは自分の部屋のベッドの上に謎の手のひらサイズな小人が眠っているのを見つけ、虫かと思ってそれを拾い上げ虫かごに入れてしまいました。
その虫かと勘違いした小人が実はサンタクロースだったのでございますけれど、睦月さんのその行動でそのサンタクロースは大変なことに…。
睦月さんが見つけたサンタクロースは雪降る子の日雫湖と同化せし頃夜明けと共に生まれし光なるかなり長いお名前をお持ちでしたので睦月さんは雪日と略して呼ぶことにいたしました。
サンタクロースとはいいましても長い髪をツインテールにしたかわいらしい女の子なのでございますけれど、サンタクロースは人間に姿を見られてはならず、ましては人間に触れられてはいけない存在でございました。
けれど雪日さんは睦月さんに触れられてしまいましたため、サンタクロースの力を失いそれを取り戻すまで人間界…睦月さんのお家で暮らすことになったのでございました。
ちなみに雪日さんはドジっ子でしたりいたしますけれど基本的には頑張りやさんで特にサンタクロースの仕事には誇りを持っておられます…しゃべりかたはやや片言ながら、これは彼女が自力で日本語を習得してしゃべっているからでございます(本来サンタクロースは能力で意思疎通ができる…)
その他の登場人物、睦月さんのお友達の咲さんは元気で活発な女の子でございますけれど、その彼女の家にもサンタクロースがおりました。
それがナナさんという和風な服を着て古風なしゃべりかたをするかた…彼女は別に能力を失ったから人間界にいるわけではなく、自分の意志で、サンタクロースの仕事を放棄してこちらにとどまっているご様子でございます。
サンタクロースな登場人物としましては他には雪日さんの友人な卯を迎え風静まりし日数多の命萌え出づる頃影に入る丘で生まれし花というやっぱり名前が長いので睦月さんに花ちゃんと略された、基本的に引きこもりでめんどくさがりやさんな手紙好きな子がいらっしゃいます。
また、中盤からはエルナさんという海外からの転入生の女の子がやってまいりますけれど、彼女はサンタクロースの本場な国からやってきたということで普通にサンタクロースを見たことがあるという、メインの人間な女の子3人は全員サンタクロースを見たことになります。
…ちなみに、サンタクロースは直接クリスマスプレゼントを子供に配るわけではなくって、儀式を行いサンタクロースの心を大人に広めそれによって大人から子供へプレゼントが贈られる様にしているそうで、サンタクロースを信じていた睦月さんはちょっとショック…。
お話のほうは、その様な不思議な小人さんたちと送る小学生な女の子の日常を描いたものでございます。
物語の半分はちょっと不思議な存在のいる日常もの、といった趣でございまして、これはこれで微笑ましくってよきものでございます。
もう一つは雪日さんが力を取り戻すべく頑張るお話…人間に触られたことによって雪日さんの持っていたサンタクロースの力はそれぞれ自我を持つ4つの精霊に分裂して飛んでいってしまいましたので、それを全て回収するのが目的となります。
こちらは色々ありながら2つは回収できたのでございますけれど、この巻の最後となりますお花見のお話の最後で何やら波乱を予感させる手紙が届いておりまして、果たしてどうなりますか…?
その他、巻末には『ナナの一日』なるタイトルどおりの番外編が収録されているほか、カバー下にはサンタクロース伝説に関するおまけ漫画も収録されております。
イラストはなかなかよろしゅうございます。
百合的にはいかがでございましょうか、特にはないかとは思いますけれど、登場人物は女の子だけでございますのでそのあたりは安心でございます。
ということで、こちらはちょっと不思議なお話でございますけれど登場人物の皆さんもかわいく微笑ましく、なかなかよきもの…続きも見守りましょう。
とっても大好きでお会いできない日々が続いたりもしてしまいますけれども陰ながらご無事を願って日々想いを寄せておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『クラフトソード物語2』を進めます…森の奥へ向かいますとゲドー氏がいたのでございますけれど、そのゲドー氏に操られたオルカさんと戦うことになります。
ここは武器破壊を狙いますけれど、相手はドリル装備ということもありこちらの武器の耐久度が結構減っていってしまいます。
戦い終わり、オルカさんは正気を取り戻しかけますけれど、ゲドー氏が召喚獣の力を強めて繋ぎとめようとします…この召喚獣の力で村人全てもああなってしまったのでございますし、何気にかなりすごいと思われるのでございますけれど…?
その様な中、主人公の閃那さんはオルカさんへタタンさんのお菓子を食べさせてみたり…「タタンのお菓子を食べさせていた!」なんて衝撃的な表示がされ、オルカさんは倒れてしまいますけれど、その衝撃の味に何とか正気を取り戻したみたいでございます。
怒ったゲドー氏と直接対決をすることに…武器破壊を狙おうともおもったのでございますけれど、先の戦いで耐久度がかなり減っておりました上にゲドガンナーなる召喚獣も同時に現れますので苦しく、ここは普通に倒しておきました。
戦い終わりますとリョウガさんがやってまいりまして、ゲドー氏の数々の外道行為の数々にリョウガさんも彼を見放し追放してしまいました…確かゲドー氏はこれでフェードアウトのはず…?
『サモンナイト』シリーズには結構外道なキャラは出ますけれど、以前しております正規ナンバリングな無印のオルドレイク氏はバノッサさんに消され、以前しております『3』のアズリアさん部下の外道軍人も死んでおりましたし、以前しております『5』のギフト氏はラスボスと化し最期は消滅、また以前しております『クラフトソード物語』の翡翠の鍛聖も落下物の下敷きになっており、こう見ると結構非業の最期を遂げている人物が多く、ゲドー氏が生命を奪われずあああっさり退場するだけですんだというのは非常に運がよいといえるでしょう。
…以前しております『2』でユエルさんにひどいことをした外道召喚師はフリップさんを殺害した後どうなったのでございましたっけ、捕らえられてはいるでしょうけれど…以前しております『4』には特に外道な人物はいなかったと思われますけれど、でも番外編でちょくちょく出てきた小悪党はおりましたっけ(彼らはどうなったのでございましたっけ…)
ともあれ、リョウガさんが魔刃を狙っていることは確かでさらにブルニードさんを破壊すると言い出しますけれど、今日のところは見逃してくださるそうで、閃那さんたちは魔刃を持って村へ戻ることになります。
護衛獣のティナさんは全員にタタンさんのお菓子を食べさせる気満々でございましたけれど、残念ながら(?)そうするまでもなく村人たちは正気に戻っており、けれど操られていたときの記憶もあるみたいで閃那さんに謝ってまいります。
これでひとまずはめでたしめでたしなのでございますけれど、魔刃の隠し場所は皆さん気づいていた模様…でもあまりにも解りやすすぎる場所ということで皆さんそれはフェイクだと思っており、ですのでティナさんの勧めもあり引き続きそこに置いておくのでございました。
昨日はその日の夜会話を終えたところまで…今日も引き続き新たなダンジョンが現れるところまで進めます?
こちらもあのかたもお好きな作品な『スズノネ』は引き続き仁乃さんルート…仁乃さんの魔力を制御するアイテムを作ろう、と主人公の幸村さんが考えられるところから…。
試作品2つはあえなく失敗いたしましたけれど、1つめがマッサージ機な上にそれがいたって大真面目に作っているあたり、幸村さんもどこか抜けているところがあるというか…?
しかもそのアイテムの名称が結構…そういえば幸村さんはネーミングセンスが微妙でした印象がありました様な…?
その様なある日、授業中に魔力を暴走させてしまった仁乃さんは落ち込んでしまい、放課後に一人箱船公園へ行かれます。
そこへ幸村さんがやってきて話をきくのでございますけれど、そこでこの箱船のことを少し聞けます…仁乃さんの母親はかつてこの箱船を飛ばして仁乃さんを乗せてあげる、とおっしゃっていたのでございますけれど、それが叶わなかったという…。
それを話しているときの仁乃さんがちょっとさみしそうで、幸村さんは何とかそれを自分が叶えてあげられないかと、仁乃さんの笑顔をもっと見たいと思われるのでございました。
そのまっすぐな想いはとってもよきもので、そしてお二人のやり取りも微笑ましくあたたかく見守りたくなるものでございますけれど、追い求める夢は今のところは途方もないものともいえてしまう…果たしてこの先どうなりますか、引き続き見守りましょう。
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