2014年12月22日

きのこ人間の結婚

先日読みましたコミックの感想です。
異世界へ飛ばされます?
□セントールの悩み(9)
■村山慶さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『まんがの作り方』や『ねこむすめ道草日記』『彼女の世界』と同じものとなります。

内容としましては、とある高校に通う皆さんの日常を描いたものとなるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第8巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でもやはりこの現実世界とは少々進化の道の違った人類の日常を描いておりますけれど、この巻に至りまして今までとは少々趣が異なる展開が見られてまいりました。
まず、主人公の姫乃さんの近しい関係のかたがたの日常が描かれる…というのは今までにもありましたことで、この巻ではちみっこさんたちだけでなくって中学生で姫乃さんをライバル視している女の子の日常も描かれます。
お話を通して現実世界の地球とは少々違う人類の解説をするところもまた既刊同様…魔法少女プリティホーンが再登場いたします。

では趣が異なる展開とは、となりますと…ある日突然、姫乃さんが妹さんとともに異世界へ召喚されてしまうのでございます。
召喚された先は中世ファンタジー世界といったところながら、姫乃さんたちにとって違和感を覚えるところがあり…それはその世界、現実世界と同じ姿をした、つまり二足歩行かつ羽根なども持たない人類の世界だったのでございます。
ケンタウロスの姿をした姫乃さんは当然その世界では魔物扱いを受けてしまいますけれど、ただその卓越した弓の実力などにより確固たる地位を確立されてしまわれます。
このお話、単なる夢オチかと思いきやそうではなくって、複数話にわたるお話の末にいまだ未解決…姫乃さんは元の世界へ戻る方法を探しているみたいでございますけれど…?
その他、カバー下の皆さんの住む町の歴史解説も現実世界における江戸時代に入ってまいりましたほか、お話の合間には空想のヒーローなどに関する解説がされております。

イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょうか、そこはかとなく感じるのは確かでございますけれど…?
ということで、今回は何だかものすごい展開となってまいりましたけれど、こちらは無事に元の世界へ戻れるのでございましょうか…引き続き見守ってまいりましょう。


また、同時にこちらも読みましたので…。
1冊完結…
□きのこ人間の結婚
■村山慶さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.6)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となく気になりましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては他には持っていないものとなります。
作者のかたは上の作品と同じかた…ということで同時に読んでみました。

内容としましては、きのこ人間な二人のかたの結婚を描いたお話、となるでしょうか。
この作品の舞台となっている世界は、タイトルどおりきのこ人間の世界になっておりまして、人間も外見上は現実世界の人間と同じながら菌類…動物も多少はおりますもののかなり希少種でございまして、菌類の繁栄している世界でございます。
物語の主人公は、その世界のとある国に生きるアリエラさんとエリエラさんというお二人…アリエラさんは牧人と呼ばれる畜産を生業とする一族でございまして、ボーイッシュな雰囲気なかたでございます。
一方のエリエラさんは書記と呼ばれる名前の通りのことをする一族でございまして、かわいらしい女の子…このお二人がひょんなことから恋に落ちまして結婚をすることになります。

ところが、エリエラさん王家の第三王女に気に入られておりまして、彼女が結婚したことを知って第三王女が彼女の奪還を図るべく陰謀を張り巡らします。
さらに悪いことにアリエラさんとエリエラさんは相性が悪く結合するとエリエラさんの身体が腐ってしまい子供ができないことが判明…けれどアリエラさんは彼女への想いを捨てることはできず、エリエラさんを守るべくそれらと戦うことになるのでございました。
…ちなみにきのこ人間は菌類ということで性別は女性しかいない模様…男性っぽい雰囲気の人もおりますけれど、やっぱり性別は一つの模様で、単独でも子供は作れますながら二人でも作れ、ただその場合相性がございまして、このお二人の様に相性が悪いと身体が腐ってしまったりする模様…。

お話としましては、ということでそのお二人の行く末を描いたものでございまして、この1冊で完結となります。
基本的にはそういうものなのでございますけれど、上の作品同様にかなり特殊な世界を舞台にしているということで、かなり独特な雰囲気のお話となっております。
そしてかなり世界観が凝っているところも上の作品と同様でございまして、お話の合間には世界観をかなり詳しく解説した文章もございます…そのあたりも含めて楽しむ、というわけでございます。

イラストは悪くございません。
百合的にはもちろん、女性しかいない世界でございますのでそういう意味で必然的にそうなります…ただ、必然的にというわけでございますから百合的にどうかといわれるとこのくらいかなとも思われます?(では以前読んでおります『恋愛遺伝子XX』などはどうなるのか、となりますけれど、あちらは曲がりなりにも過去に男性の存在した世界でございますから)
ということで、こちらはやっぱり作者さまが上の作品と同じこともありかなり独特な作品ではございましたけれど、なかなか悪くないものでしたかと思います。


ゲームのほう、昨日はとっても大好きで長くお会いできない状態が続いてしまいますけれども日々陰ながらご無事をお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』はお休みをして『スズノネ』のほうのみ…引き続き柚子里さんルートの続きでございまして、また『スズスポ!』に魔法少女の話題が出ておりまして柚子里さんがあたふたとしてしまわれます。
そしてすみれさんは魔法少女の名前を募集することにいたしまして、夕方にはいくつか案が出ておりましたけれど、今のところはこれといったものはない模様…ただ、仁乃さんのあげました魔法少女ましょちゃんという名前、その場ではすみれさんは0点として却下しておりましたけれど、その後普通に使っておりましたりして…?

放課後はその様な話題で盛り上がっていたこともあり柚子里さんは合宿所に居づらくってお散歩へいきますけれど、それを主人公の幸村さんとすみれさんがつけます。
お二人は先日の魔法少女の現場に居合わせ、そして協力体制をとることで合意したご様子で、お昼休みに話し合いもされたご様子…その際に柚子里さんのお昼の誘いを断ってすみれさんのほうへ行きましたので、少々やきもちをやかれてしまったみたいでございましたけれど…?
ともあれ、協力体制というのはすみれさんが敵方などの情報を提供する代わりに幸村さんは写真撮影の協力をする、といったもののご様子…と、その日はお二人ですみれさんの魔法で姿を消して柚子里さんのあとをつけていたのでございますけれど、さすが柚子里さんといいますか、お二人のことに気づいていた模様で姿を消す魔法を打ち消してきた上に目くらましの魔法を使ってお二人を撒いてしまわれました。
これにはすみれさんのプライドがひどく傷つきまして、何かに火がついた様に見えましたり…元々すみれさんと柚子里さんは魔法少女ネタで対立深く、この直前の合宿所でも火花を散らしておりましたし、果たしてどうなりますか…?

昨日はそこまででございましたけれど、昨日はひたすらすみれさんの独擅場といえるお話…やはりすみれさんは色々と独特すぎるキャラクターでございまして、でもそこが何だか癖になるよさでございます。
そういえば、敵となる男性の名前も出てまいりましたけれど、保村という苗字はやはり炎使いであることにかかっているのでございましょうか…(何)
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