2015年07月25日

龍崎さんと虎生さん

先日読みましたコミックの感想です。
短編集です
□龍崎さんと虎生さん 〜百合姫短編集〜
■くずしろさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.9)

こちらは過日色々なものとともに購入をしたものとなりまして、百合が確実と思われる作品ということで購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなる百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読んでいる『ラブデス。』などを描かれたかたとなります。

内容としましては、8つの短編を収録した短編集となります。
タイトルから解る様に、こちらに収録された短編たちは主に『百合姫』及びその系列のアンソロジーに収録されたもの…なのですけれど、そうといいつつも8つのうち描きおろし3つに同人誌からの収録1ですから、いうほど『百合姫』な短編集ではなかったりもします?
とはいえお話としてはどれも百合的に強いものとなっていますので、百合な短編集と受け取っておけばそれで間違いありません。
それら収録作品たちのうち2つは前後編、3つは登場人物の共通したお話ということで繋がりがあり、またお話は全体的には学校を舞台にした正統派な路線のものといえますけれど、お話の傾向は結構様々…どちらかというとドロドロした傾向が強めの印象を受けますけれど、でもこの作者さまですのでおバカなところはおバカでしたりして…?
また、以前最新巻を読んでいる『百合姫Wildrose』から収録のお話もありますので、お話によってはちょっと過激な描写も入っています。

収録作品、単行本のタイトルにもなっている『龍崎さんと虎生さん』は以前読んでいて以前観ている様にアニメ化もしている『犬猫』のスピンオフ…物語本編の過去、生徒会長さんたちの出会いのお話が描かれていまして、これは相当に生徒会長さんのツンデレっぷりが微笑ましいお話となっています。
『下衆ノ極ミ乙女』はずっと想いを寄せていた親友の女性が結婚することになりへこむお話…という、はっきりいえばつい最近にも似たお話を読んだ記憶のあるよくある設定の悲恋なお話なのですけれど、ただこちらはタイトルどおりその結婚することになった人がかなりアレな性格を隠していて…?
『言わない 言えない 言いたくない』は幼い頃に離れ離れになった幼馴染と高校で再会したながらその子はかなり昔と雰囲気が変わっていて、というお話…こちらも上のお話同様に少々いわゆる下衆な性格が見え隠れしますけれど、でもこちらは悲恋というわけではないのでまだ…?
前後編となっている『きみのせい』はひそかに想いを寄せていた親友さんが陰で先輩な女性と付き合っていた、というものを両者の視点から描いたもの…ちょっと個人的にこのいわゆる寝取られ、と呼ばれるらしいジャンルがものすごく苦手ですので、そのあたりはその、ね…?(何)
『源さんはビッチ』はそう呼称される性格をしていると思われる人のことが気になる沙耶さんという女の子の…このお話を読むだけだとその沙耶さんは源さんのことが好きなのかな、と思われましたけれどお話はそう簡単ではなく…?
『私の好きな人は国語が苦手』は上の作品の学校の先生を主人公としたお話で、こちらのお話ではその上の作品で源さんのことを気にしていた沙耶さんが先生のこと大好き、となっていて、でも先生は先生らしく生徒のそういう想いは受け入れられない、とおっしゃるのですけれど…?(そのあたりの展開はやっぱり結構よく見る設定ではありますけれど、でもそういうシチュエーションは結構好きでこのお話も面白いものでした)
『沙耶ちゃんは空気が読めない』は上2つの作品に出てきた源さんのお話…はじめのお話の流れから当然沙耶さんは自分のことを好きだと思っていたのになぜか先生大好きになっていて、そのあたりのまさにどうして、という気持ちの爆発したお話となっています。

イラストはなかなかよきものです。
百合的にはどのお話もよきものでしょう。
ということで、こちらはちょっと癖の強いお話が多い印象はありますけれど、でも全体的にはやっぱり面白くよき短編集でしたかと思います。


『艦隊これくしょん』は開発では烈風が出ました…もう7つめながら、3-5では烈風6でも航空優勢となれませんから、9つくらいあると安心かもしれません?
少なくとも、最近の開発の惨状からすると大当たりといってよいのは間違いありません。
…昨日の元帥枠の演習相手も高町なのはさんのスターライトブレイカー艦隊ですか…ものすごく印象に残るこのお名前のかたにお会いするのはもう4回めくらいです?(何)

戦いのほうはのんびり3-2でレベル上げをしつつ日々の任務をこなしますけれど、昨日の2-2は相当運の悪いことになって…?
艦隊がはじめの分岐でことごとく北へ流される、というのはいつものことなのですけれど…浜風さんと高波さん艦隊は高速建造材にしかたどり着かなくなってしまいました…。
弥生さん艦隊のみボスへ到達できたのですけれど、漏れなくヲ級さん編成…潜水艦隊による2-3もすぐに南下してばかりとなり、南西諸島制海権任務は諦めざるを得なくなったのでした…。

3-2のレベル上げではまた例の如く空母…というより翔鶴さんにばかり攻撃が集中、先日に続いてまた小破にまで至ってしまいました…。
大破でHPが2しか残っていない敵駆逐艦に9のダメージを受けるとか、やめていただきたいのですけれども…。

最後はケ号作戦を遂行します…けれど、昨日も先日同様に渦潮→北上となり、敵機動部隊にぼこぼこに、とまではいかないながらも手痛い損害を受けて終了、となりました。
この海域ですら羅針盤さんに悩まされることになるとは…。

その他、運営電文を見てみると来月にあるという夏のイベントについて触れられていまして、そちらも春同様に難易度選択ができる様になるらしい他、新キャラとして少なくとも秋月型駆逐艦第2番艦(となると照月?)が登場確定、とのことでした。
秋月さんは演習でしか見ないもののもちろん私は持っていないので、そちらが入手できれば嬉しいところ…あとは新しい水上機母艦なかたが出てくださればもう言うことないのですけれど…?
この記事へのコメント
一連のくずしろ先生の百合短編集は、男が絡む話が増え心配です。男キャラが嫌いな訳ではありません。普通に良い助力者として登場するのは悪くないです。ドロドロした展開も構いませんが、百合作品なのだから女性同士で充分ではないでしょうか。男キャラを安易に百合カップルを穢す悪者扱いすゐのは、百合ファンにも気持ち悪い展開だし、男性にも失礼だと思います。その点においては残念でした。
Posted by 白銀 at 2015年08月11日 04:31
「男が絡む」と言うより、「男を意識する」という表現が正しいかもしれません。そのような傾向を見せる先生は、徐々に百合カップルを否定する場合が多いと思います。その点が心配です。
Posted by 白銀 at 2015年08月11日 05:10
白銀さまへ>
この様な辺境のサイトへのコメント、ありがとうございます。

男性の扱いはなかなか難しい問題ではありますけれど、百合を主題とした百合な作品では、やっぱり極力ないほうが気持ちよく読むことができる、というのは確かですよね…。
百合作品でなければ、それは仕方のないところといえますけれど…こちらの作者さまが今後どの様な傾向のお話を描いていかれるかは解りませんけれど、まずは見守るしかないでしょうか…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2015年08月11日 23:02
そうですね。まずは見守るしかないと思います。おかげさまで、やるせない気持ちがちょっと楽になりました。ありがとうございます。

いつも書いてくださるレビューを見て、作品を購入しています。これからもよろしくお願いします。
Posted by 白銀 at 2015年08月13日 08:25
白銀さまへ>
再びのコメント、ありがとうございます。
連載作品である『犬猫』などが路線変更するとは思えませんし、やっぱりまずは大丈夫だと信じて見守るのがよいかと思います。

と、私の感想はかなり主観が入っていて参考になりづらいと自分でも解っているのですけれど、ありがとうございます。
Posted by 桜乃彩葉 at 2015年08月13日 22:35
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