…と、V系の人が昨日言ってきました。
そう言われると、根方氏やナミさん、保美さんでもゲームを起動させてみたくなるものです。
ちなみに、今日そのゲームを起動すると、根方氏ならば「今日は…相沢保美の誕生日だ」と一瞬言葉を詰まらせました。
ナミさんと保美さん…維巳さんと保巳さんは双子らしいのですが、日をまたいで産まれたということでしょうか。
では、先日クリアしたゲームのレビューをば♪
□アオイシロ
○イラスト評価:★★★★☆(4.4)
○グラフィック評価:★★★★☆(4.4)
○システム評価:★★★★☆(4.0)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○音楽評価:★★★★★(5.0)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○難易度:★★★☆☆(3.0)
○百合度評価:★★★★☆(4.4)
○付加要素(おまけなど):★★★★☆(4.0)
○総合評価:★★★★☆(4.4)
これは過日購入をしてきて、それからずっと進めていた作品…かつてPS2初かもしれない百合ゲームとして名を馳せた『アカイイト』の姉妹作となる作品です。
『アカイイト』ほどの衝撃はさすがにありませんでしたけれど、無闇に比較するのは愚かというものでしょう。
内容としては、ゲームのジャンルとしては和風伝奇ホラー…アドベンチャーゲームとなるでしょうか。
ギャルゲーといえばそうにもなりますけれど、この作品は女の子が主人公ですので…♪
ゲームのジャケットを見るとナミさんがメインヒロインに見えますけれど、ガイドブックの表紙では明らかにコハクさんがメインに見えるという…。
物語などについては、過去の日誌で散々ストーリーを追って書いていますので省略…。
ゲーム自体のほうは先日にはグランドルートの4日め…夏夜さんがV系の人こと馬瓏琉氏を止めている間に梢子さんが剣を持ってナミさんと逃れるところまで進んでいましたので、昨日はその続きから進めておりました。
魍魎が襲い掛かってきて危ないところでしたけれど、今まで何をしていたのか全く解らない汀さんが現れたすけてくれました(コハクさんはどこへ?)
けれど、さらに逃れた先は崖で、しかもV系の人…な、何と、V系の人によって剣を持つ梢子さんの腕が斬り落とされてしまいました…!
崖からも転落しましたし…正直、バッドエンドになったかと思いました。
けれど、バッドエンドにはならず、夢を見ました…。
それは元寇の折に安姫さまによって使われた剣の力…弘安の役においての神風は剣の力、というわけですね。
この設定は、V系の人が剣の存在に気づいてしまう…そのための伏線?
目が覚めると、梢子さんとナミさんは夜の卯良島の対岸の浜辺に打ち上げられており…剣はいずこかへ消えましたけれど、なぜか腕が元に戻っていました。
そして、なぜか保美さんの声…霊体になった保美さんが目の前に現れました。
どうも、お寺のほうに魍魎が現れて保美さんの身体がさらわれ、霊体だけが抜け出したというのですが…和尚さんが戦ったということで、お寺の様子が非常に気になるところです。
保美さんがナミさんの双子の妹であることも判明し(実は今までのルートでは明らかになっていなかったはずです)、とりあえず霊体のままであるのは危ないというのでナミさんの中へ…中へ入った保美さんの声だけがするのはやや不気味です。
梢子さんとナミさん&保美さんは再び卯良島へ渡ろうと決意しますけれど、鬼の踏み石はまだ沈んでおり、また頑張りすぎたこともあり意識を失ったところで4日めは終了です。
…4日めいっぱい、それに5日めにかけても、梢子さんは何も食べていません…大丈夫ですか?
5日め…今まで現れてはすぐに消滅してきた摩多牟が、しかも味方側となって、梢子さんたちが島へと渡るために一応の活躍をしました。
保美さんルート以外では綾代さんや百子さんと同列の存在であった保美さんが卯良島にまで渡りました。
その保美さんとナミさんが同時に梢子さんの力を得るために…わ、悪いシーンではありませんけれど、一体どこでそんなことができるなんて判明しましたっけ?
それにしても、それだけの力を与えても全く疲れない、そう食事も全くしていないのに元気な梢子さんはもう化け物の域に達した模様です。
その後の展開は簡潔に…地下祭殿に見事メインキャラに根方氏とV系の人が揃ったというのは、さすがグランドルートです。
梢子さんと根方氏との一騎討ちで信じられない出来事が…本当に化け物になったのかと思ってしまいました。
根方氏は言葉もないままに夏夜さんに倒され、しかも門を開く贄としてV系の人に刺されてしまいました…夏夜さんルートから考えると非常に不遇です。
ついに、今まで越えることのなかった、どうなっているのか気になっていた門の奥へと梢子さんたちは進み…仲間は途中で他の敵を抑え主人公を奥へ行かせるという定石を踏み、最終的には梢子さんとナミさんがさらに奥にいるV系の人のもとへと向かいました。
V系の人は今までのルートで最大の力を発揮し強大な敵となったのですけれど、梢子さんはそれ以上に他のルート以上に主人公らしいところを見せ、V系の人は混沌に飲み込まれてしまいました。
梢子さんとナミさんのお二人も、その混沌の中へ…そして…。
…そういえば、5日めに入ってから選択肢が全く現れませんでしたね…。
ということで、グランドルートハッピーエンディング『うなさかをこえるきざはし』終了です♪
やはり、メインヒロインはナミさんなのですね…このルートではナミさんルート以上に重要な役回りを演じ大活躍をしました。
最後はメインキャラに加え綾代さんや百子さんに先生や和尚さんも含めた皆さんで、お寺にて梢子さんとナミさんを迎えましたけれど…他の部員は?
他のルートに較べればしっかりした大団円でしっかりしたエンディングだったかも…ガイドブックに後日談が載っております。
エンディングテーマ『水面まで』がフルバージョンになっておりました…♪
それによってスタッフロールも自然と長くなったのですけれど、後半はスタッフロールに若杉グループ広報員やサポーターの名が長々と…後半はサポーターさんのお名前だけで埋まってしまいました。
その中に「北条あやの」なる者の名もあった気が…できれば「桜乃彩葉」にしたかったですけれど…(何)
…梢子さんの右腕は、元に戻ったのでしょうか。
クリア後、タイトル画面と音楽が変化…これは『SNOW』あたりでも起きた現象ですね。
また、玉手箱にミニゲーム『鬼切りの鬼』の項目が追加されました。
ルートのほうは、結局保美さんor汀さん→夏夜さん→コハクさん→ナミさん→グランドルートとたどっていけば一度もバッドエンドを見ることなく終えられることが解りました。
同じくルートの進行順の決まっていた『SNOW』みたいにルートごとに重なるシーンがなければもっとよかったのですけれど…でも、ずいぶん序盤で個別ルートへ分岐していますし、そこは仕方のないことなのかもしれませんね…。
結局、エンディングは56種類中の10個しか見ていなかったりします。
登場人物のほう…オサ先輩はこの作品の麻衣さんにも似たしっかりしたかたで、私の好きなタイプのかたですね♪
やすみん、ざわっち、すみちゃん(全て同一人物です)はやや影の薄いところはあったながらよい子ではあります…けれど、『青い城の円舞曲』を読んだ身としては、やはり彼女は百子さんと一緒になるべきだと思うのです!
ミギーさんははじめは苦手なタイプかもと梢子さんと同じことを思ってしまいましたけれど、実際に進めてみるとなかなかどうして…こんなかたも好きですね♪
ナミーはナミさんルートの「どうなりますか?」などが非常にかわいらしかったかも…グランドルートでは少ししっかりしすぎかも?
夏姉さんはルートによっては全く姿を見せなかったり悲劇的な末路をたどったりしますけれど、百合的に見ると夏夜さんと保美さんの二人が梢子さんへ対する想いが抜きん出ているのではないでしょうか…うっかりさんですけれど。
虎姫、九郎さまは非常に私の琴線に触れたかた…かっこいい声に古風な口調(「瓏琉、瓏琉、馬瓏琉!」のくだりが頭から離れません)、あの剣さばきなど、『蒼い空のネオスフィア』のエリンシエさまに負けないくらいのベストキャラクターになりそうです♪
百ちゃん、百ちーはゲーム発売前及びゲーム中の前半もっとも、主人公の梢子さんやどのメインキャラよりもはるかに目立ったキャラですよね…保美さんへの片想いが非常に切ないのです…。
先生はお知り合いのかたが非常に気になるところ…あと、昔語りをするところがよいですね♪
姫先輩は個人的にはコハクさんの次に好きかもしれません…伝奇ゲームではなく百合メインのゲームでしたらメインキャラでしたでしょうに、そこは惜しいです…。
和尚さんはよいキャラだったのですけれど、意外と見せ場がなかったですね…グランドルートでは魍魎と戦ったというのですが。
根方の当主は個人的に意外とお気に入りのかたで、おそらくこの作品最強キャラのはず(全てのルートでお亡くなりになられますが)…グランドルートで夏夜さんがどうやって勝てたのかがよく解りません。
これまた意外と好きだったりするフオルの王、鬼一法眼、隻眼鬼、V系の眼帯の人は携帯まで持って商店街にいたりして、やはり日常何をしていたのかが気になるところ…グランドルートを見るといわゆるラスボス前の強い敵扱い?(いわゆるラスボスはクロウクルウになりそうです)
はい、あとは忘れてはならないオニワカ…コハクさんを護ろうとする姿が非常によいです♪
…ということで、キャラクターに関しては男キャラを含めて全員よかったと思います…声も全員合っていましたし♪
イラストのほうはよきものだったと思います♪
グラフィックのほうも、さすが同人でないギャルゲー系のゲームは背景などがきれいです♪
システム面では、あまり必要でなかったネタバレ機能はともかく、こうエンディングや分岐の多いゲームにおいてはジャンプ機能がついているというのがよいです…あとはサウンドモードがあったのは、後述の音楽評価を考えるとよいことでした♪
贅沢を言えば以前やったゲームみたいにあらすじ機能があればさらによかったのですけれど、さすがにそれは高望みしすぎです。
内容評価は多少厳しめ…百合分より伝奇分が強かったという感があるのは別によいのですけれど、ストーリー(特に後半)が全般的にあっさりしすぎです。
エンディングが50種類以上あるみたいですけれど、個人的にはエンディングを減らしてハッピーエンディングの質を上げるべきだったのではないか…と思ってしまいます。
物語のほうも、説明不足なところや設定が少し混乱しているところなどが見受けられましたし…いわゆる泣きゲーではないので感動要素はやや低めとか、前半はメインキャラが全然目立たないとか、そのあたりは別によしとしておきます。
設定のほうは源平の時代のものが含まれていたりと、なかなか私好みでしたけれど…そのあたりは和風伝奇と書かれておりますものね♪(V系の人などは海外から流れてきたみたいですけれど/ファンブックを見ると平知盛なども出てくるみたいなのですけれど、確認できず…無念です)
音楽のほうは全般的に美しく非常に素晴らしいと思います…霜月はるかさまファンとしてはオープニングとエンディングもよいですし♪
本当によい曲が多いのですけれど、激しい曲が好印象で音楽評価に5.0を与えたこの作品とは逆にこちらでは『震える背中』や『瑠璃の宮処』といった静かな曲が特に好印象だったでしょうか…『海淵の玉座より立ち上がる一千の地獄』『海つ波』といったコーラスな曲も大好きです♪(ただ、このゲームの音楽評価を5.0にするならば『SNOW』あたりも5.0ですね、とも考えます)
…ぜひにもサントラがほしいところです(『アカイイト』からの使いまわしの曲があるのは気にせず…)
声優さんは有名なかたは多くないかもしれませんけれど(綾代さんなどはオーディションですし)、皆さん声が非常に合っていてよき感じでした♪
難易度は普通のギャルゲーに較べたら難しいですけれど、上に書いたとおりきちんとルートを追って進めればバッドエンドを見ることなく終えることも可能です(私もはじめにコハクさんルートさえ目指さなければ…)
ネタバレは結局分岐図開放以外は使わなかったですし、ガイドブックのお世話にもなりませんでしたし、ハッピーエンディングを見るだけならば意外と簡単だったのかもしれません。
百合的には『ストパニ』や『その花びらにくちづけを』よりは低く、『アカイイト』『マジカルホップ』よりは互角かやや低め、『劇場版まじかるブリンガーころな』とは互角かやや高め、といったところでしょうか…でも、百合ゲームであるのは間違いありません♪
付加要素は非常に多く…ミニゲームがあったり、ドラマCDがついてきたりと♪
他にも色々書きたいことはありますけれど、長々となりすぎましたのでこのあたりで…。
ともあれ、やや不満や消化不良なところは残りましたけれど、それでも悪い作品ではありませんでした…百合好きさんでしたら損はないかと思います♪
そもそも、評価点数こそ5.0がついたのは音楽だけだったかもしれませんけれど、これだけ毎日進行状況を書いてクリア時のレビューもこんな長々となったゲームは今のところ他にありませんし、好きな作品であるのは間違いないところです♪
発売の第一報を知った日から発売するまで、ここまで待ちに待ち焦がれたゲームというのも、他になかったですし…♪
全てのエンディングや分岐を見るべきなのかもしれませんけれど、ちょっと他のゲームもありますので…こ、これは見ておいたほうがよいというエンディングがありましたら、お教えくだされば…!
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
クリアおめでとうございます☆
『アオイシロ』
きっと、これで終わりでは無く…
ドラマCDとかファンディスクとかOVAとか期待してしまいます〜☆
やっぱり、あれだけ分岐があると矛盾な点が出てきたりするものですけれど…。
私は気にしない派ですっ!
限度はありますけど…☆
やっぱり百ちゃんは良いです☆
彼女が居てこそ、アオイシロです☆
肉ー♪(何)
ではでは☆
シャッス!です♪
はい、購入から1ヶ月以上かかってしまいましたけれど、何とかここまで…。
う〜ん、最低でもサントラは出てくださると願っております♪
それ以降は『アオイシロ』の一般的な評価によるでしょうけれど、そのあたりはどうなのでしょうか…ガイドブックの増刷が決定していますから、悪いものではないと信じたいですけれど…♪
私はややあら探しをしてしまうタイプなのですけれど、気にしないほうがよいかもしれませんね…。
ここまできたら、百子さん主人公のゲームなど出てしまってもよいのでは…♪
…もっとも、私は綾代さんのゲームを出してもらいたい派ですけれど(何)