
□よるのないくに
○イラスト評価:★★★★★(5.0)
○グラフィック評価:★★★★☆(3.8)
○システム評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○音楽評価:★★★★★(5.0)
○声優評価:★★★★☆(4.4)
○難易度:★★★☆☆(2.5)
○百合度評価:★★★★☆(4.0)
○付加要素(おまけなど):★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(4.4)
こちらは過日届いたものとなり、とっても大好きなあのかたに百合が期待できると教えていただけたこともあり購入をしたものとなります。
機種としてはヴィータさんなものとなりますけれど、PS3とPS4でも同時に出ている様子です…PS4なんていうものがあるのですね…。
内容としましては、世界を終わりへ導くとされる夜の君の復活を阻止するために戦う少女を描いたお話、となるでしょうか。
ゲームのジャンルとしてはアクションRPGとなり、以前している『Fate/EXTRA CCC』などと同様に完全3Dなグラフィックの作品となっています。
物語の舞台は19世紀後半と思われる地球、北海に浮かぶというアイルランドと同等の大きさにしか見えない、けれど地図には載っていないという島…そこには11世紀くらいにこの世界へ呼び出された夜の君という妖魔の長といえる存在が封じられていて、代々の聖女と呼ばれる存在が生贄となりその封印を保ってきていた、と建前ではなっています(何)
また新たな聖女が選ばれる段となり、主人公の親友がそれに選ばれてしまい、その運命から彼女を守るために戦っていくことになります。
この世界では夜の君の血、蒼い血を浴びてしまった存在は邪妖という異生物に変化してしまうのですけれど、中にはそれに耐える存在もあり、主人公のアーナスさんもそのお一人…けれど何事もなく、というわけにもいかず、いわゆる半妖という存在になってしまいます。
そのため人間以上の力を持った彼女は教皇庁という夜の君関係の管理をしている組織のエージェントとして(嫌々ながら)働くこととなり、今回聖女を護衛する任務を受けるのですけれど…?
そのアーナスさんは長い銀髪でスタイルもよい、一見クールな美少女なのですけれど、性格は結構まっすぐで熱い感じ…嘘がつけないという夢の世界では話し相手にバカ、と表現されてしまいますし(何)
アーナスさんが守ることになった聖女は彼女の親友でもあるリュリーティスさんというかた…ほんわかおっとりした雰囲気で結構世話焼きの、そして料理が壊滅的に下手らしい女のかたです。
親友、という表現ですけれど、作中のお二人の様子を見ていると、明らかにそれ以上の関係に見えて…?
基本的にお二人ともお互いのことを第一に考えていて、ですのでお互いにお互いを危険なめにあわせたくないと考えるあまり行動方針が対立することもあり…。
主人公が半妖、というと以前している『サガ・フロンティア』のアセルスさんを思いだしますけれど、あちらも百合的にもなかなかよいお話でした。
百合要素の強かったRPGといえば以前している『永遠のフィレーナ』あたりもありましたけれど、今作のアーナスさんとリュリーティスさんのキャラクターや立ち位置など、その作品のフィレーナさんとリラさんに通じるものがあった印象もありますかも?
その他登場人物としては、島での行動拠点となるホテルの支配人さん…なかなか渋くてよい雰囲気のかたです。
あとは途中で登場する邪妖マニアの日本人な教授と守銭奴の商人のお二人…両者とも眼鏡をかけていることもありアーナスさんからバカメガネーズと表現されることもある、つまりコメディキャラです(支配人さんもここに入れてもよいかも…)
主要キャラは実はこれだけでしたりして、あとは妖魔でかわいい女の子な雰囲気のクリスさんがときどき物語に絡んできたり、終盤でとある聖騎士と聖女と妖魔が登場するくらいでしょうか。
と、もう一人、物語の重要な鍵を握る黒猫がいましたっけ…この黒猫がエンディングの描写どおりの存在でしたら、あの商品踏み倒しイベントなどを見る限りものすごく今の生活を謳歌しておりそのまま黒猫で生き続ければよいのでは、と普通に感じます(何)
ともかくメインはアーナスさんとリュリーティスさんのお二人、ということになるでしょうか…支配人とバカメガネーズ、黒猫は主に笑いの方向で物語を盛り上げてくださいます?(何)
その様な今作、先日までにすでにトゥルーエンドを見ているのですけれど、マルチエンディング方式になっているらしくはじめのクリア時には微妙なエンディングになってしまいました。
そのクリアデータを読み込むとエクストラシナリオが開放され、最後の敵よりもずっと強い妖魔2人と戦うイベントが発動、それをクリアした後にエンディングを迎えるとトゥルーエンドになる模様です。
それで終わり…かと思われたのですけれど、そのトゥルーエンドを終え再度クリアデータを読み込むとリュリーティスさんの好感度を自由に変更できる様になり、それが何か意味があるのか、昨日はそれを見てみました。
聖域の結界は復活しておりまた過去に戦ったボスを撃破しないといけなく、それはよいのですけれど、ただ昨日はボス撃破後部屋を出たタイミングで2回もフリーズ、再起動が発生、やり直しとなり無意味な時間をかなり使ってしまいました…今作はそれまでも4度ほどフリーズが発生しており、その点問題ありと言わざるを得ません。
結界を破壊してもエンディング後にセーブをしたらまた復活することが解っていますので当初は結界を破壊してもそのまま最後の敵へ進もうと思っていたのですけれど、2度もその様な事象が発生したため、結界を破壊した後は大事を取って一度帰還、セーブをしてフリーズに備えてから最後の敵に挑むこととしたのでした。
ともかく好感度を最大にして最後の敵を倒すと、かえってバッドエンドといって問題のない結末に陥りました…2番めにすると普通にトゥルーエンドへ到達しますけれど、これは好感度選択に関する一番上の選択肢が「よすぎるかも…」で2番めの選択肢が「最高だよ」でしたため、一番上では少々おかしなことになったのではないかと思われます?
まだ下に3つ好感度がありますけれど、下へ行くほど微妙なエンディングになると思われますので、あえて見る必要はないかな、ということでここまでで…(はじめのクリア時に到達した、黒猫がその正体を現すエンディングが何番めに位置するのかやや気にならないこともありませんけれど…?)
…それにしても、最後の敵は思想的にたちが悪いです…以前しておる『Fate/EXTRA』の最後の敵なトワイス氏に通じるところがありますけれど、今作のほうがさらにたちが悪く…。
今作は上でも触れた様にアクションRPGとなっており、特に終盤に魔剣ヨルドという装備を開放すると爽快感が増してより楽しくなってきます。
アーナスさんの装備はその魔剣の他に普通の剣、短剣、槌、銃を使用できますけれど、はっきりいえば剣と魔剣だけあれば使い分けはそういらない印象…。
半妖のアーナスさんは妖魔に近いかたちに変身をして戦闘を優位に進めることが可能ともいいますけれど、実は私は変身を一度も使用しませんでした…つまりは変身しなくっても普通にクリアできる程度の難易度、ということになってしまいます。
…変身はどうもタッチパネル強制でした模様ですのでしなかった、というのも大きいかも…ボタンがあるゲーム機でタッチパネルを強制する意図が全く解りません…(これがもっと必須要素がタッチパネル強制になっていたらそれのないPS3版などのほうがよい、ということになったわけですけれど…?)
そのアーナスさんのレベルは最大11までしか上がらず(12まで上がるっぽいのですけれど、条件がよく解らず…)、レベルによる恩恵はあまり感じない印象…レベルが低くても結構何とかなりそうな印象を受けます。
戦闘を大きく左右する要素は彼女の装備、あと従魔と呼ばれる仲間となるでしょうか…従魔は邪妖ながら邪悪な意思から開放されてアーナスさんに忠誠を誓う様になった存在、といえるでしょうか(従魔の関係や教授イベント、クリスさんイベントを見ると、教皇が消滅した後なら人間と妖魔や邪妖の共存は可能に見えるのですが…黒猫さんはどう思いますか?/何)
従魔は普通に出てくる敵さんが仲間になる感じで、結構沢山の人数がおり、それぞれに個性豊かでどのキャラもいい感じですので、ここは素直に好きなキャラを使えば問題ないのではないかと思います。
私の場合はかわいくて大好きで普通に強かったビスクをメインに、結局メインパーティは女性タイプのかたがた4人になってしまいました…いえ、これが普通に強くて、しかも回復能力なキャラは一人しかいなくって…?
ちなみに従魔の皆さんはアーナスさんをかなり慕っている台詞を随所で言ってくださるのですけれど、エンディングに一切関わってきません…ちょっとさみしい…。
…従魔を仲間にするアイテムは同型の敵を倒せば落としてもらえるときがあり、私は初期から仲間になっているかたがた以外は全員そうして集めたのですけれど、ラストダンジョンへ行けば全て買える様になりますので、無理をして集める必要はないかもしれません(特に悪魔型の従魔は出る場所が非常に限られていますし…)
その他のシステムは省略…昼行動システムはアーナスさんの意外な一面を見れたりする面でなかなかよかったのではないかと思います。
闘技場は…本編最大の強敵なクリスさんを相手にするよりもはるかにきつく、私には無理でした…(そもそもヴィータさんですのに処理落ちします…100体撃破任務とか処理的に無理な任務はやめてください/何)
イラストはかなりよいものです。
グラフィックは上で触れた『CCC』と同等か少しいいかなといったところでしょうか。
システム面は悪くはないのですけれど、上で触れた装備や変身のことなど、あまりうまく機能していない印象もあり…それでもゲームのメインであるアクション面は楽しく問題ありません。
内容のほうも悪くはないのですけれど、お話は全体的にあっさりしている印象…ストーリーもよく思い返せばちょっと短いかもしれません?
音楽は相当よいもので、特にダンジョンのものはどれも非常によくて戦闘を大いに盛り上げてくださいます。
声優さんも問題なくとてもよいもので、こちらはむしろ男性キャラの声優さんたちが非常によい味を出してくださっていました。
難易度については、私でも、しかも変身などなしで何とかなるレベルですので普通でしょうか…ただ、闘技場を含めると跳ね上がりそうです(何)
百合的にはアーナスさんとリュリーティスさんの関係でして、こちらは十分百合と表現してよいものとなっていたかと思います。
付加要素については、ゲーム自体もクリアするとおまけが開放される他、プレミアムボックスで購入しましたのでサントラなどもついてきました。
ということで、こちらはストーリー面などで多少物足りなさは覚えるもののそれでもメインとなるアクション面などは満足できるもので、音楽なども非常によい、総合すると十分よき作品でしたかと思います。
今後のゲーム…についてはもちろん、ようやく順番の回ってきた、以前している『七竜3』をしてアサミーナさん分の補充を行いましょう。
すでにアサミーナさんを主人公にできる、ということだけは確認してありますのでそこだけは安心です。
…でも、先日の日誌で触れた様に『その花』の新作がにわかに出現しましたし、そのあたりの兼ね合いが難しそうかも…少なくとも以前購入をしている『FLOWERS』夏編のヴィータさん版に手を出せるのは相当先のことになりそうです(千鳥さんが相当よいかたですのでまたお会いしたいのは確かなのですけれども…)
『艦隊これくしょん』の開発はドラム缶、普通の魚雷、21号対空電探、瑞雲ということで、21号であっても電探はまだ不足していますので悪くない結果でしょうか。
演習のほうは相変わらず3人のレベル上げ中な戦艦のかたがたの命中率が壊滅的…レベルは現状71と十分ですし、どこかでかのかたがたのレベル上げに切りをつけたほうがいいかなと思えますけれど、どこで切りましょうか、金剛さんが改二仕様になれたあたりにします?
そして遠征は北方鼠輸送が全く大成功しなくなってしまいました…瑞穂さんに大発、その他の皆さんには装備できるだけドラム缶を装備しているのですけれど、大成功が連発していた海風さん旗艦のときとは何が違うというのでしょう…。
…その遠征に出している瑞穂さんがレベル40で改仕様になれる様になっていましたけれど、現状ずっと大発装備の遠征ですので、どうしましょう…そこを大発装備のできるあきつ丸さんに変更、というのもありですけれど、少し考えておきましょう(阿武隈さんは普通に戦力ですので遠征には出せません)
戦いのほうはまずはいつもどおり輸送船3撃沈任務のため通商破壊艦隊を2-2へ派遣、はじめの出撃で輸送船エリアへ到達、けれど例によってル級さん+輸送船2という外れ編成により任務失敗…。
2度めの出撃ははじめの分岐で北上し損害を受けつつも輸送船エリアへ到達、今度は輸送船4の当たり編成となり任務達成となりました。
引き続いて南西諸島制海権任務を実施、先日がボス撃破5回ストレートで終わったためか昨日はものすごく荒れた展開となってしまい、ボス撃破5回までに高速建造材1回、輸送船エリア7回、しかもボス前で南下すること5回と、かなりひどい結果で途中で諦めたほうがよかったかもといえるレベルのものとなるでしょうか(でもそこまでボス前で南下し続けるとはなかなか考えづらくって…)
ただ、そこまで輸送船エリアへ流され続けてしまったためろ号作戦は昨日で達成となり、その点では気楽になったといえるでしょうか。
また、空母3撃沈任務が発動していたもののボス撃破3回終了までにヲ級さん編成に遭遇できなかったこともあり、潜水艦隊を2-3へ派遣、輸送船エリアへ進み空母3編成と遭遇でき任務達成となりました(結局昨日はヲ級さん編成0回…)
ろ号作戦が終了したということで1-5への3回出撃任務が発動してしまいました…こちらはあまりしたくない任務ですので一気に行うのではなく1日に1度ずつ、南西諸島任務後に出現する潜水艦撃沈任務とともに実施するかたちで行っていきます。
今回は高波さん、瑞鳳さん、日向さん、名取さんで出撃、その絶望の初戦はさっそく名取さんが中破、恐怖の第2戦と第3戦は何とか切り抜け、ボス戦では日向さんが微少ダメージにとどまり敵の全滅に成功しました。
今日と明日、あと2回挑まなくてはならず、この任務はボス艦隊を全滅させられなくても勝利できればよいみたいですので、絶望の初戦を何とか切り抜けることができれば…。
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