2016年03月07日

ガールズ in ヘブン

先日読みましたコミックの感想です。
短編集です
□ガールズ in ヘブン
■すどおかおるさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.2)
 ○内容評価:★★★★☆(3.6)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.4)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは先日色々なものとともに購入をしたものとなり、百合が期待できると教えていただけたこともあり購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『L』や『ブルージェンダー』と同じものとなります。
作者のかたは以前読んでいる『オトメキカングレーテル』を描かれたかたとなります。
なお、こちらは年齢制限ありの作品となりますのでご注意ください。

内容としましては、9つの作品を収録した短編集となります。
短編集、という表現はしましたけれど、うち1作品は前中後編+extraと4話構成となかなかのボリュームになっていますから、それは中編と表現してよいかもしれません。
ですので正確に言えば収録作品は6作品、といったところ…その中編のお話を1つのお話と考えると、お話ごとに繋がりなどは特になく全く別個の読み切り作品たちということになるでしょうか。
収録作品たちはいずれも学生さんを主人公とした正統派な百合のお話…といいたいところなのですけれど、今作はそれ以上に特徴的なところがあるかもしれません。
それは、年齢制限があることからも解る様に過激なシーンが多いのはともかくとして、ほとんどのお話が相当変態的、というところ…もう過去に私が読んだ作品群でもかなり高位に位置するほどの変態っぷりです。
一昔前の私でしたらそれだけで嫌悪感を露わにしそうなところなのですけれど、今作に関してはそれ以上に明るい雰囲気のおバカなコメディ要素が強い面がありますので笑いのほうが先に出てきたかも…ですので過去に酷評をしたあんな作品やこんな作品も、今読めば昔よりも受け入れられるかもしれません(でも下で触れる作品をやや微妙に感じるのは…百合要素が低めだからなのか、それとも下の作品は変態というよりいわゆる下ネタ寄りだからなのか…/何)

収録作品たち、『お姉ちゃんは妹ちゃんを愛してる』はタイトル通りなのですけれど、姉がかなり変態で妹さんはやや参っているというところ…その妹さんの姉へ対する気持ちがどうなのかは、少なくとも口づけでは特に何も感じなかったみたいですしこれから次第というところです?
『ふたりはオナとも!』もタイトル通りで、要するにそういうことを見せ合う関係なお二人のお話…こちらもお二人の関係がどうなるかはこれからといったところでしょうか。
『パブロフと水泳少女と夏の終わり』はプールの独特のにおいが好きな女の子と、そんな彼女とお付き合いをしている水泳部な子とのお話…こちらはにおいフェチなところもありますけれど、百合なお話としても正統派といえるでしょう。
『恋愛カルテット』はお付き合いをされたばかりのお二人のお話で、片方の子が一線を越えたいと思っているもののなかなか言い出せず、先生に相談をするお話…こちらはその二人の先生も絡んできますけれど、百合的には一番正統派といえるお話かと思われます?
4話にわたって展開される中編な『肉食女子と神隠し』はかつて一緒に神隠しに遭った二人が高校で再会をするのですけれど、片方のかたはタイトル通りかなりそういうかたになっていて…こちらは少し不思議な要素や変態要素など色々入り混じったお話でしょうか。
『カレンデュラ女子生徒会!』は生徒会なかたがたの関係を描いたもので、このお話だけですと少し吹き飛んだ程度の展開、といえるのですけれど…?
…『カレンデュラ女子生徒会!』については以前最新巻を読んでいる『L』のほうで連載が続いていますので、てっきり別個で単行本が出るのかと思っていましたので、こちらにお話が収録されていたのは意外…。

イラストは悪くありません。
百合的にはお話にもよるのですけれど、概ね高めといえるでしょう。
ということで、こちらは過激かつ相当変態なお話たちになっていますので年齢制限があることとあわせ相当読む人を選ぶかとは思いますけれど、変態的要素は明るくおバカで吹き飛んだコメディと受け取れたりもしますしその面でも面白い作品でもあるかと思います。
…ところで、『オトメキカングレーテル』はどうしてなくなってしまったのですか…それだけではなくってその頃の『百合姫/S』で連載されていた作品群って今の連載群と較べても普通によいものが多かったのに、以前読んでいる『Sweet Peach!』や以前読んでいる『EPITAPH』に以前読んでいる『紅蓮紀』、以前読んでいる『flower*flower』など途中で消滅してしまった作品が多いのが悲しく、以前読みました『此花亭奇譚』が以前読みました新装版を経て以前読みました『このはな綺譚』になった様にどれか1作品でも別のレーベルや同人誌などで続きを描きませんか、か…?(特に『紅蓮紀』や『flower*flower』は複数巻出るところまで行ったのにどうしてそのまま完結できずに消滅してしまったのか…今でこそ完全に不信感だらけになって購入を切ってしまったあの雑誌に以前からどうしても不信感がずっとあったのはこれらの連載を切ったところなどが大きいのでした…)


また、同時にこちらも読みましたので…。
百合的にかなり低め…
□あやめ14(2)
■天野しゅにんたさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.0)

こちらは過日色々なコミックとともに購入を下ものとなりまして、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなる百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読んでいる『philosophia』などと同じかたとなります。
…こちらは相当にいわゆる下ネタ満載、というよりそれだけで構成されている作品となり、そのあたりかなり変態的な作品の印象の強い上の作品に通じるところがあり一緒に読んでみました(こちらの作品、本来でしたら以前読んでいるものの第2巻と一緒に読もう、と決めていたのですが…/何)

内容としましては、中学生の女の子の日常を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも引き続きあやめさんの悶々とする日常を描いており、本当に毎回色々妄想してはちょっとここでは表現できないことに没頭してしまっています(何しろ帯の煽り文句が「趣味は○○ニ○ですっ」で帯は伏字にすらなっていない有様ですから…上の作品の様に年齢制限があるわけでもない中でのそれですので、この帯は気が狂っているとしか思えません)

全編その様な感じですので、こちらもまた特に付け加える様なことはなかったりする印象…?
珊瑚さんとの過去の回想を含めたお話はよいお話なのですけれど、その様なお話ですら彼女のあれは抑えられず…というより、それが全ての発端となったっぽく…?
とはいえ、こちらも相当おバカであるのは間違いなくその方向で軽く読んで笑う分にはそこまで悪くない作品、といえますかも…周囲の皆さんは本当にいいかたばかりですし。

イラストは悪くありません。
百合的にはどうでしょう、今回は慰問に訪れた老人ホームのかたがたがよい感じでしたけれど、メインのかたがたはといわれると、やはりそこはかとなく程度以上にはなりません。
ということで、こちらも良くも悪くも相変わらずといったもの…例の雑誌の連載由来の単行本は色々微妙なものが多くなっているのですけれど、こちらはそれら以前から連載されているにも関わらず百合姫コミックスでは一番下ではと思える百合度の低さで、このまま突っ走るのでしょうか…?


『艦隊これくしょん』の開発は8cm高角砲、35cm連装砲、12cm連装高角砲、瑞雲となり、いつも通りの惨状…。
演習では久しぶりにかなり痛い目に…いえ、潜水艦編成のお相手に対潜装備を充実させた皆さんで挑んだのですけれど、戦闘を開始すると何と戦艦と空母による思いっきり重い編成のお相手に変化していてぼこぼこに…(戦闘開始前での確認画面では潜水艦4編成でしたのに、一瞬で…)
戦闘終了して再度演習選択画面を見るとまた潜水艦が旗艦になっていて、よほど運の悪い一瞬のタイミングで演習を挑んでしまった、ということなのでしょうか…悲しいです。
その他、演習といえば戦艦を含むお相手の艦隊でその戦艦を差し置いて鹿島さんが先に攻撃をしてきてどういうこと、と感じたのですけれど、そういえばザラさんの持っている主砲を装備すると射程が戦艦並の長になるのでしたっけ…(ザラさん自身はその手法を装備しなくても射程が戦艦並で、ですので3-2に連れていくと確実にはじめに攻撃をしますので便利…)

戦いのほうは、まずは例によって輸送船3撃沈任務実施のため通商破壊艦隊を2-2へ派遣しはじめの出撃で輸送船エリアへ到達、ル級さんが存在するものの輸送船も3存在し任務達成となりました。

引き続き南西諸島制海権任務を実施、はじめの3回の出撃で連続してボスへ直行、赤いリ級さんにより能代さんが一撃大破を受けたりはしたものの幸先のよい出だしとなりました。
もちろんその幸運がずっと続くということはなく、4回めの出撃に至りはじめの分岐での北上が発生しただけでなくそのまま高速建造材という完全無意味な場所へ吹き飛ばされてしまい調子を崩され、最終的にはボス到達5回までにはじめの分岐での北上3回輸送船エリアはボス前での南下1回高速建造材という完全無意味な場所1回となり、普通かややよいといったくらいの結果となりました。
そして比較的出撃回数が少なかった割には被弾率が高く、24人中14人も被弾しておりちょっとげんなり…。

拡張海域への出撃、残された恐怖の海域である4-5へ、山城さんを旗艦とし高雄さんたちで出撃を敢行します。
その初戦は筑摩さんが限りなく大破に近い中破となりつつ敵は全滅、対潜戦となる第2戦は損害なく切り抜け、第3戦は大きな損害なく敵の全滅に成功し先へ進む権利を得ました。
そうしてたどり着いたボス戦、航空戦は航空優勢を取りつつ駆逐艦1を撃沈、昼戦は筑摩さん大破羽黒さん中破に対し港湾棲姫さん損害その他撃沈とし、夜戦を挑み敵の全滅に成功しました。
艦載機の蒸発はなかったものの、筑摩さんの瑞雲12型が残り2機になってしまい熟練度が低下しました。

あとは1-5への3回出撃任務が1回残っていますので、熟練度の低下した瑞雲12型を伊勢さんへ載せて、海上護衛強化月間を兼ねて1-5への出撃を敢行します。
その絶望の初戦は龍驤さんが小破、恐怖の第2・3戦は無事切り抜け、ボス戦は伊勢さんが5の損害を受けつつ敵の全滅に成功しました。
これで先週も無事に1-5への3回出撃任務を終えましたけれど、海上護衛強化月間はゲージ破壊の4回出撃の際にチェックしていなかったのが残念…それでも達成はできるはずですけれども。

4-5について、ゲージ破壊直前にまで迫り、そうなるとボスがものすごく強くなることが解っていてこの2ヶ月は連続で戦艦4+空母2というイベント海域か演習でしか編成しない様な重い編成を組んでいるのですけれど、その中でも先月は最短ルートである南ルートで突っ切っていましたので、今月もそれが通用するかどうか様子を見るべく、比叡さんと榛名さんと山城さんと扶桑さんに瑞鶴さんと葛城さんという艦隊で出撃し様子を見ることにしました。
南ルートの初戦はいきなりル級さん改やネ級さんにツ級さんたちというかなりきついお相手との夜戦となりこちらは空母が2いる時点でお相手の全滅は不可能なのですけれど大きな損害を受けることなくB判定勝利で切り抜けることに成功しました。
それを抜けた第2戦は軽巡棲鬼さんとタケシーの様な艦載機を飛ばす金のヲ級さん2にル級さん改2というどう見てもボスにしか見えない異常に強力な編成がお相手となり、扶桑さんが中破しさらにお相手の駆逐艦1しか撃沈できずC判定敗北を受けますけれども大破はなく先へ進む権利を得ました。
そうしてたどり着いたボス戦は航空戦で航空優勢を取りつつ扶桑さんが大破に対し護衛要塞2を撃沈、昼戦で港湾棲姫さん損害その他撃沈とし、夜戦を挑み山城さんが中破するものの敵の全滅に成功しました。

ということで様子見で実施してみた出撃で4-5のゲージ破壊に成功しました。
ゲージ破壊直前に至るまでの中央ルートをこの編成の艦隊で取ってもどうせ第3戦でルートが南下して軽巡棲鬼さんたちとの戦いは避けられなくなりますから、それでしたら先月や昨日の様に最短ルートを取るのがやはりよさそう…リ級さん改などとの夜戦はかなり恐怖を覚えますけれど、けれど体感的な大破率は中央ルート初戦で金のタ級さんのお相手をする際と変わらない印象ですし、戦闘回数を1回抑えられさらには航空戦で赤いツ級さんをお相手する機会がなくなりますので艦載機にもやさしいです。
ですので来月以降もゲージ破壊直前はこの艦隊編成でこのルートを取って挑戦をしていこうかなと思います。
…それにしてもやっぱり比叡さんがとってもかわいく微笑ましく大好きで、その彼女をはじめとする、何気に他の拡張海域では全く出番のない戦艦や空母のかたがたを出撃させる機会が生じる4-5は、ツ級さんの脅威がなければまずまず悪くないのかもしれません?

これで現状出撃できる拡張海域のゲージは全て破壊することに成功、今月も肩の荷が下りました。
今日は月曜日ということで諸々の週間任務が復活しますのでそれらの消滅に注力することになりますけれど、明日以降は出撃任務をこなしていくことになるでしょうか…南方海域へ出撃、という文言の任務は5-2ではダメということが解りましたし、「南方海域進出作戦」という名前になっている5-1で挑戦をしてみるべきかもしれません。
でもその前に蒼龍さんと飛龍さんたちによる4-3出撃任務、というものを実施してもよいかもですけれど、こちらはこちらで大変そう…。
…1-4出撃任務と4-2出撃任務については、い号作戦が発動する今日のタイミングで実施してもよいかもしれません?

…その他、何回か3-2への出撃を実施したのですけれど、昨日は不幸なことに2回も戦闘終了とともに画面がフリーズ、エラー発生という先日の3-5と同様の事象が発生してきました。
3-2ですので3-5のゲージ破壊時にそれが発生するのに較べると精神的ダメージははるかに小さいですけれど、でも悲しいものは悲しいです…そしてこちらに非があるわけでもないのになぜか皆さんの疲労度が一気に溜まるという、フリーズしただけでも悲しいのにさらに悲しい気持ちを増大させる理不尽極まる仕打ちが納得できません…。
この記事へのコメント
度々、失礼します。
「ガールズ〜」のほうは、仰るように「L」関連でも特にHな要素が強めな作品が揃っていますので、読み手を選ぶかと思いますが、変にジメジメしていないのがよかったですし、そういう点でも気に入っていただけて嬉しいです。
百合姫の打ち切り癖(?)は、あの「くちびるためいきさくらいろ」をも打ち切ったように、基準がよく分からないのも不満でしたね(それでいて「百合男子」は続編とか…)
「あやめ〜」のほうも、以前のしゅにんた先生のように、下ネタでもしっかり百合と絡めてくれれば不満はないのですが、最近の百合姫は薄味日常系とエロコメ系に二極化して、文字通り「α+百合」になってきているのが何とも言えませんね…
Posted by おーらんどー at 2016年03月07日 10:58
おーらんどーさまへ>
わざわざのコメント、ありがとうございます。
さすがにここまで過激な作品は人18歳以上のかたでも人を選ぶのは間違いないかと思いますけれど、明るいコメディな作品が中心でしたし、百合的に高いというのも安心材料でした。

あの雑誌は最近はその様なことはないと思っていますけれど、でも一昔前のその唐突に打ち切り、あるいは予告した書籍を出さない、ということが重なって結構昔から不信感は抱いていたのでした…昨年でそれがついに爆発してしまった、ということで…。

う〜ん、『百合姫』は浅く薄い百合なお話で初心者層を開拓する方針、ということなのでしょうか…。
でも最近の他のレーベルの単行本でそういうお話で、しかもレベルが高いものが多々出ていますし、百合雑誌を名乗っている雑誌がその方向で行く必要があるのか、というのは謎です…。
どうも、今の『百合姫』の編集サイドはちょうど先日の『シンデレラガールズ』におけるあの頭のおかしい人の様な状態になっている印象でしょうか…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2016年03月07日 21:08
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