2016年06月22日

マイ・ファーストレディ

先日読みましたコミックの感想です。
短編集です
□マイ・ファーストレディ
■竹宮ジンさま
 ○イラスト評価:★★★★★(4.5)
 ○内容評価:★★★★★(4.6)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.4)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、百合が確実な作品ということで購入をしたものとなります。
コミックスととしましてはおなじみとなる百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読みました『シーソー×ゲーム』などを描かれたかたとなります。

内容としましては、5つの短編を収録した短編集となります。
こちらの作者さまの作品の特徴の一つとして、短編であってもお話同士に結構繋がりが見られることが多々ある、ということがあり、その例に倣って今作も繋がりを見ることができます。
つまりお話の舞台は2つの学校で登場人物の皆さんはそのどちらかの学校の生徒となっており、ですので個々のお話でのメインキャラが別のお話のサブキャラとして出てくることもあり、そのあたり楽しいもの…中には敵に相当する様な立ち位置のかたが別のお話でメインキャラになるお話もあったりして…?
舞台は学校、ということでお話は百合の正統派たる学校を舞台にしたものとなっており、多少淡い雰囲気のものあったり、そのあたりやっぱり正統派なお話ということができ、またどのお話もハッピーエンドといってよい結末になっていますのでそのあたりも安心です。
…なお、裏表紙のカバー下には全キャラクターの相関図が収録されています。

収録作品、単行本のタイトルにもなっている『マイ・ファーストレディ』はお嬢さま学園で庶民ながら努力により頂点を極めたかたとその親友な女のかたのお話…こちらはその親友のかたが転入生の子に惹かれてしまいその際に主人公さんが自分の想いを自覚するというもので、こちらはお二人の関係はまだまだこれから、というところで引き続き見守りたくなるものとなっています。
『君がいる場所』はそのお嬢さま学校に通うかたが別の高校に通う女の子に惹かれるお話…その子の文化祭へ行った際にちょっとショックな話を彼女の友人から聞かされてしまうのですけれど、その友人が別のお話では…?(何)
『殻の外』は優秀すぎる姉がいるためにコンプレックスを持ってしまった女の子とその親友さんのお話…ちょっとしたきっかけでその子はコスプレをしていくことになるのですけれど、その中で親友さんが見せた行動に惹かれて…?
『貴方が振り向いてくれるたった一つの方法』は以前している『りりくる』の星良さんと晴さんの様な成績が1、2位なライバルといえるお二人を描いたもの…こちらはライバルだと思うあまり色々嫌がらせにも近い行動を取ってしまう子の行動もお相手の子の計算のうちということでちょっと恐くなってしまうところもあるながら、でもそういうところも含めて面白く個人的にはそれも微笑ましいと感じるよいお話です。
『恋はまるで奇跡のような』は過去の恋を少し引きずる女の子と残念な(?)王子さまキャラをしたこのお話…こちらの主人公さんは『君がいる場所』で嫌な役を背負わされたかたなのですけれど、このお話で救いがあってよかったです。

イラストはよきものです。
百合的には学生さん同士なものらしい淡いものも織り交ぜ、まさに正統派といってよいよきものとなっています。
ということで、こちらはよき短編集…こちらの作者さまの百合作品はよきものが多く、今後も期待したいものです。


『艦隊これくしょん』は大和さんが演習のみでレベル99に…。
開発は失敗、20cm連装砲、7mm機銃、失敗となり、いつも通りの惨状…。

戦いのほうは、まずは例によって輸送船3撃沈任務を実施するため2-2へ通商破壊艦隊を派遣、ボス前まで直行できましたのにそのままボスへ進まされ任務失敗…。
2回めの出撃は北上させられた上に高速建造材という完全無意味な場所へ吹き飛ばされ、通商破壊艦隊はその任を何ら為すことなく任務に完全失敗しました。
仕方ありませんので特設艦隊を編成し出撃、輸送船エリアへ直行できル級さんが存在するものの輸送船も3存在し任務達成となりました。

引き続いて南西諸島制海権任務を実施、はじめの2回の出撃で連続してあらぬ方向へ吹き飛ばされ不穏な気配が流れますけれど、そこからは3回連続でボスへ直行し持ち直します。
ただボス到達4回達成後にボス前まで直行しつつそこから連続して南下させられる事象が発生したりし、最終的にはボス到達5回までにはじめの分岐での北上5回輸送船エリア4回うちボス前での南下2回高速建造材という完全無意味な場所2回となり、はじめの分岐で北上させられた場合その先で5回中4回あらぬ方向へ吹き飛ばれてしまったり、ル級さんによる大破も2人も発生したりと損害も多発、悪い結果となってしまいました。


『FLOWERS』秋編は秋編といいつつ冬を迎え、物語は大きな局面に差し掛かってきました。
苺さんにはまた騙されてしまいましたけれど、全て入れ替わっていたのかそれとも…いずれにしてもちょっと、いえとても切ない…。
彼女たちよりネリネさんを選んだ譲葉さんですけれど、この展開でしたら楽観してもよさそう…?

それよりも気になるのは、会長になった蘇芳さんへ渡す、マユリさんがいなくなったことについての手掛かりになるという鍵について…。
これを知ると蘇芳さんにものすごい辛苦が襲い掛かるといいますけれど、一体何だと…昨日は緊張のあまり、そのお話がされそうな直前でゲームを終えてしまいましたけれど、引き続き見守ってみましょう。
この記事へのコメント
いつも失礼します。

ジン先生の単行本は、同人再録を除いた(!)最近の百合姫コミックスの中でも安心して読めるのが本当にいいですね〜。

あと、連作とはいっても、一編一編できちんと楽しめるのも素晴らしいですよね。

一般誌で百合が定着してきたといっても、短編はなかなか載りにくいので、そういう短編こそ百合姫の売りになると思うのですが、却っていい短編作家さんを切り捨ててしまうところは残念過ぎです…(で、勢い込んで始めた連載のほとんどが2巻で完結という惨状…)
Posted by おーらんどー at 2016年06月22日 21:05
おーらんどーさまへ>
わざわざのコメント、ありがとうございます。
本当に、こちらの作者さまの作品は毎回高いレベルで安定していて嬉しいものです♪
お話が繋がっていつつも一つ一つ単独で読める、というのもよいことで…♪

ただ、竹宮さまの短編集しか出ないということは、やはり現状他の短編はあの雑誌にはあまり載っていない、ということなのでしょうか…アンソロジーも少なくなっている現状、それは残念で、やはりあの雑誌はもうその役割を終えている様な印象も受けてしまいます…。
そう言われると、連載作品はほとんど第2巻で完結、ということになっていますね…今日はその1作品を読みましたけれど、内容はともかく百合的には薄いままに終わってしまいましたし、やはり短編を重視してくださった方が…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2016年06月22日 21:22
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