□アンジュ・ヴィエルジュ(1〜3/写真は第3巻のみ)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★★(4.5)
○音楽評価:★★★★★(4.8)
○声優評価:★★★★★(4.5)
○百合度評価:★★★★☆(3.7)
○付加要素(おまけなど):★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(4.4)
こちらは過日最終巻が届いたものとなり、色々と気になったことから購入をしたものとなります。
こちらは元はカードゲームっぽく以前読みました様にコミカライズ版も出ている作品となります。
内容としましては、特殊な能力を持った女の子たちを描いたお話、となるでしょうか。
と、説明が上で触れたコミカライズ版と同じとなりましたけれど、物語の舞台はもちろん同じ…ですが、そのコミカライズ版『cross†L.I.N.K.s』はサブキャラさんたちを描いていますので、今作の主人公はもちろんそちらとは違います。
…実のところ、今作の数少ない不満点の一つはここにあります…それはその『cross†L.I.N.K.s』に登場したかたがたを、とまではいかないのですが、メインキャラ以外の島の住人をもう少し描写してくださってよかったのではないか、というところ…(メインキャラ以外誰も島にいない様にしか見えないのです…上位能力者は全員闇堕ちしたといっても、紗夜さんたちと同クラスかそれ以下のかたがたはいるはずで…)
今作の主人公は蒼月紗夜さんという長い蒼髪をした素敵な雰囲気の、特別な存在に憧れ自分がそうなりたいと思っている、力に目覚めるまではごく普通の生活をしてきた、そしてそれが不満でした女の子…。
彼女の力は光を発生させることができるというもので、戦いの際にはそれを剣にしたりと結構万能な力です。
自分が特別な存在でないのかと思い悩みつつも、他の皆さんとの関係を深め成長していく姿はよい主人公であるといえるでしょう…個人的には(外見的なこともあり/何)かなり好きなかたです。
このお話の世界観では5つの世界があり、紗夜さんはもちろん地球出身なのですけれど、その他のメインキャラとなる4人はそれぞれ別の世界出身で、能力者…プログレスということでこの島にやってきているわけです。
まず黒の世界出身のアルマリアさんはちょっと大人びた雰囲気で誰かを甘やかすのが好きな吸血鬼のかたで血液を自在に操るかたなのですけれど、実は他人の血を吸ったことがないというかた…。
赤の世界出身のエルエルさんはかわいらしい天使で、友達になった人の力を同様にして使えるという、一番幼い雰囲気をした子になるでしょうか。
白の世界出身のステラさんは口数の少ないアンドロイドなかたで、何よりも速さにこだわるという何やら以前劇場版を観ている『スクライド』のストレイト・クーガーを思い浮かべてしまう価値観のかた…。
そして緑の世界出身のナイアさんはクールな雰囲気ながらめんどくさがりやなかた…実は相当な実力を秘めていますが…?
彼女たちはプログレスであり、彼女たちを支えるαドライバーは彩城天音さんという高町なのは声をした(何)かなり天然な女の子…その性格ゆえに誰とでも仲良くなれるかたなのですけれど、最終話を観ると…?
…5つの世界については、とっても大好きなあのかたもおっしゃってくださいましたがちょうど以前最新作をしている(『6』はどうしたのって?/何)『サモンナイト』のリィンバウムと4つの世界の関係に近しいといえるでしょう。
『cross†L.I.N.K.s』で世界を救う選ばれしプログレスたちとされていたかたがたは紗夜さんたちの先輩として登場、能力も上なのですけれど、何と中盤以降闇堕ちなる現象で敵ウロボロスに半ば操られる様なかたちで敵となってしまいます。
メインキャラの同じ世界出身のかたがそれぞれの縁からその先輩さんと戦って闇堕ちから解放するのが今作の見どころの一つといえるでしょう。
その様な今作、この第3巻の前半収録のお話までの感想はそれぞれを観たときに触れていますので、そちらも省略をして、昨日観てみた第3巻後半収録のお話についてのみ触れていきます。
ちなみに今作はDVDは全3巻ながらお話は全12話となっており、1巻4話収録というちょっと珍しい形式です(普通は1巻2話、2クールものなどは1巻3話なことも…『ViVid Strike!』は1クールなのに1巻3話ですが)
最近では以前原作を読んでいる『ガヴリールドロップアウト』あたりもこうした形式っぽく、これでいいのではとも思えますが、ただその分お値段も高い上に発売間隔も1ヶ月ではなく2ヶ月に1巻となっていますのでちょっとさみしいかも…?
第11話は『残された可能性』ということで、地球以外の4つの世界の危機はひとまず回避された中でのお話…。
いまだ結晶の中に閉じ込められたままの天音さんに対し、紗夜さんはこれまでの色々なことを想うのですけれど、その様な彼女の前に残された闇堕ち人物の最後の一人である葵さんが現れるのですけれど…あの口笛は葵さんが本当に吹いていたのですね?(何)
葵さんは紗夜さんと刃を交えつつ、ウロボロスの真の狙いについて語り、そしてその力を発動させます…ウロボロスの真の狙いはいまだ封じられたαドライバーたちを通じエネルギーを吸収することであり、それを用いて強大なウロボロスが島で具現化してしまいます。
さらに葵さんはまだ特別であることにこだわっている節の見えた紗夜さんの心を揺さぶろうとしますけれど、そこはここまでの戦いで関係性を深めてきたアルマリアさんとエルエルさん、ステラさんとナイアさんに支えられ動揺は抑えられます。
ただ力の面では5人あわせても葵さんの前に手も足も出ず…けれどここで(半ば存在を忘れていた)生徒会長である美海さんが現れ、余裕で葵さんを撃破してしまいました。
これってもう彼女一人いればいいのでは、と思ったのも束の間、何とまた彼女は闇堕ちしてしまう絶望な展開に…。
第12話は『私は、あなたと進化する―』ということで、これで最終話…そういうこともありオープニングの台詞が変化しています。
巨大ウロボロス、さらにはその前に立ちふさがる美海さんと、状況は絶望的…紗夜さんたちは何とか立ち向かおうとしますが跳ね返されてしまいます。
一方、解析を進めていらしたかたがたはついにαドライバーの置かれている状況の解析に成功、それの対処を行うのですけれど、ドクター・ミハエルがその際に使用したのはなぜかドリームキャスト…なぜ…。
ともかくそれにより紗夜さん(や本編中での描写はわずかながら他の皆さんも)は天音さんの意識の中に入るのですけれど、そこで天音さんが抱えていた心の底の部分を垣間見ることができ、あの天然な天音さんも紗夜さん同様の悩みを持っていたことが見られます。
ウロボロスの影響もあり完全に心を閉ざしてしまっていた天音さんですけれど、紗夜さんたちの呼びかけにより結晶体から解き放たれることに成功、αドライバーとして皆さんの支援に回ります。
ここまでαドライバーなしであれだけの戦いを見せてきた紗夜さんたちですからそこに天音さんが加わり、しかもかつてよりも心の繋がりが大きくなっているのですから、これはもう美海さんでも敵ではありません。
さらにソフィーナさんやレミエルさんたちも戦いに加わり、最後は皆さんの力で巨大ウロボロスを消滅させるというこの手のお話における正統派の流れといえる熱い展開となり世界は危機を脱したのでした。
ということで今作もこれで完結となりました…戦いには決着がつきましたけれど、結局それでもウロボロスというものは何だったのかということについては明確には語られず、ややもやもやするところ…以前OVA版を観ている『スト魔女』のネウロイもまだ謎の存在ながら、あれは作品がまだ完結していないので…。
もやもやするといえば、戦い終わり紗夜さんたちが天音さんときちんと再会するところでお話が終わってしまっており、後日談などが一切ないのももやもやするというか、さみしさを覚えてしまいます…その後の皆さんがどうなったのか、これは想像に任せるということなのかもですけれど、でもよりよい関係になっているのは間違いないと思われます?
そのあたり、そして上で触れた通り紗夜さんたち以外の人々の存在感が皆無でしたあたりは残念でしたけれど、それでもお話は闇堕ちなるちょっと特殊なエッセンスを加えつつも、最後は皆さんの力で強大な敵を撃破など上で触れた『スト魔女』や以前観ている『ビビッドレッド・オペレーション』といった謎の物体を相手にする戦いものの正統派な流れを汲んだ熱いものになっておりよきものでした。
キャラクターについて、主人公の紗夜さんをはじめ皆さん魅力的でよいかたがたでした。
また、登場人物は皆さん女のかたばかりですのでそこは安心な上、百合的にも色々と高めに…アルマリアさんとエルエルさんは同じ世界出身のソフィーナさんやレミエルさんとの関係もよいのですけれど、でもステラさんやナイアさんも含め当初は天音さんとの、お話が進むと紗夜さんとの関係が深くなっていき、最後は皆さんで幸せになればよいのではないかという関係になっていきます。
お話序盤の展開からてっきり皆さんが天音さんを慕う展開になると思っていましたので、紗夜さんが皆さんに慕われる展開になったのはちょっと意外でしたかも…もちろんそれもよいものです。
また、ソフィーナさんとレミエルさんは上で触れた通りながら、それ以外の(アインスさんを除く)世界のかたがたは姉妹愛が非常に強くって…?
…緑の世界のサナギ姉妹は一体何だったのでしょうか…完全なコメディ要員でしたけれど、楽しかったのでよしとしましょう(何)
イラスト…作画のほうはなかなか悪くないものでしたかと感じられ、また原画は複数のかたが描かれている様子ですが相当よい感じです。
お話のほうはちょっと尺の短さからきていると感じる物足りなさもありましたけれどよきものでした。
音楽のほうは主題歌も含めとてもよいものです。
声優さんについてももちろん問題なく、高町なのは声をしたかた(何)など豪華でもあります。
百合的には上で触れた通りで色々と高めに感じられよきものです。
おまけとしては毎巻サントラや結構な情報量の小冊子に(原作がカードゲームらしいので)カード、それにサイン色紙までついてきました。
ということで、こちらはコミカライズ版がよいものでまたあのかたにもお話をおうかがいできたこともあり購入をしてみましたけれど、よきもので購入してよかったです…ただ今作が今期にあったらおそらく購入は諦めていたかと思われ、今期の気になる作品の多さには参ってしまいます(何)
また、その様な先日はこちらのコミックも読んでいました。
□魔王城のお姫様(1)
■上下さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは先日色々なものとともに購入をしたものとなり、何となくよさそうに感じられたことから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
…上の作品のコミカライズ版には魔王の一族を名乗る女の子がおり、そういう繋がりで一緒に読んでみました(何)
内容としましては、魔王城で捕らわれの身となったお姫さまの日常を描いた4コマ、となるでしょうか。
お話の主人公はメルルさんというグランハイム城で暮らしていたお姫さま…一言でいえば恐れを知らぬおバカなかた、となるでしょうか。
その彼女はひょんなことから魔王のコレクションとして魔王城で捕らわれの身となったのですけれど、けれど恐れを知らぬお気楽な性格なためそこでの生活を普通に楽しむに至るのでした。
…その様な彼女ですけれど、捕らわれることになったきっかけは結構いいお話でしたリ…。
そのメルルさんの身の回りの世話をすることになったのは悪魔でメイドなジーナさんとドリィさんのお二人…。
ジーナさんはしっかり者でややツンデレの傾向のあるかた、ドリィさんはおっとり穏やかなかたですけれど怪力の持ち主です。
その他登場人物としましては、お城でメルルさんの帰りを待つ妹のマールさん…極度の姉好きなかたです?
魔王の姉だというハルベルさんは一見幼い女の子ですけれども強大な魔力を持ったかたで怒らせると大変なことに…。
お話のほうは、ということで魔王城での日常を描いたお話…。
基本的には恐れを知らぬメルルさんが色々騒動を巻き起こし周囲の皆さんを振り回すというおバカなコメディ…ファンタジーな世界観のおバカなコメディということで、同じきらら系な作品な以前読んでいる『リトル・リトル・アリス』に通じるところのある作品でしょうか。
終盤、メルルさんはひょんなことからほとんど姿を見たことのないという魔王の姿を見る機会を得るのですけれど…?
また、この巻の最後では謎の人影が魔王城を見るシーンで終わっていましたけれど、これは…。
イラストは悪くありません。
百合的にはマールさんが悪くありません。
ということで、こちらはおバカで楽しい作品…最後のシーンが一体何なのか、そのあたりも含め引き続き見守りましょう。
『艦隊これくしょん』の開発は三式弾、35cm連装砲、7mm機銃、九七式艦攻となり、いつも通りの惨状…。
大型艦建造最低値は阿賀野さん…きらりーん!
戦いのほうは、まずはいつも通り輸送船3撃沈任務を実施のため通商破壊艦隊を2-2へ…はじめの分岐で北上させられつつ輸送船エリアへ到達、輸送船4の当たり編成と遭遇でき任務達成となりました。
引き続いて南西諸島制海権任務を実施しますけれど、昨日は月曜日ということでい号作戦が発動、ですので空母撃沈のため潜水艦隊を2-3へ派遣していきます。
こちらは初戦で伊26さんが単縦陣のお相手に中破させられるという嫌なはじまりかたな上、先制雷撃をいつも無意味に集中という展開となりものすごく効率の悪い戦いに…最終的には3回出撃しボス1回輸送船エリア2回となり、ボス到達時は空母2単縦陣編成でしたのでい号作戦には結構寄与したといえます。
また、同時に南西諸島任務用艦隊その1を2-1へ派遣し空母撃沈の一助としていくことに…2回めの出撃ではボスへ到達できたのですけれど、レベル84で日々の演習で光り輝いている秋月さんが色なしのル級さんに一撃大破…。
こちらは最終的には3回出撃しボス到達1回はじめの分岐でのあらぬ方向行き2回…全ての出撃で空母は2しか出現せず残念…(ボス、あらぬ場所ともに空母3編成のときもあるのです)
その他の南西諸島任務用艦隊3つはいつも通り2-2へ…2-5への水上反撃任務や2-4への反復出撃任務も出現していますけれど、これらは昨日は控えます。
輸送船任務時を含め6連続ではじめの分岐で北上させられ、2回めの出撃ではやくも高速建造材という完全無意味な場所へ吹き飛ばされその次もあらぬ方向行き連続、そしてようやくボス前へ進めたかと思えばそのまま南下をしかも3連続という完全にどうしようもない、2-3や2-1も含め早々に大荒れ確定とされてしまい月曜日からげんなり…。
どうしてもボスへ進ませたくないという強い意志を感じる最悪の展開に心が折れうんざりさせられますけれど、どうしようもありませんので出撃を続行、さすがにボス前南下3連続の次のボス前直行の際はボスへ進みました…あれ以上南下を繰り返させられていたら怒りのあまり衝動的にゲーム画面を閉じていたかもしれません…。
最終的にはボス到達3回までにはじめの分岐での北上5回輸送船エリア5回うちボス前での南下3回高速建造材という完全無意味な場所1回となり、2-1と2-3でのボス到達1回ずつがあってこの結果ですので相当大荒れです。
また、ヲ級さん編成が1回出現し多少い号作戦に寄与しました。
南西諸島任務終了時点で空母撃沈数は16にとどまりましたので、あとは1-4へ機動部隊を派遣します。
こちらははじめの出撃で北上できた上に軽空母戦を挟むことに成功、一度の出撃で空母4を撃沈でき任務達成となりました。
後は1-5へ連続出撃を実施してあ号作戦を完了…大破5エラー発生3という結構どうしようもない展開になりましたけれど、何とか任務を完了することができました。
これであとはろ号作戦を…なのですけれど、2-5と2-4の任務が発生してしまいましたので、まずは2-5への任務を実施することとなるでしょうか。
昨日はその他のゲームは全てお休み…ただアニメも観終えることができましたので、多分『NEW GAME!』なゲームも再開できそうです?
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「アンジュ・ヴィエルジュ」の登場キャラが少ない件については、まあ、現にアニメに登場されているだけでも17名ほど(すべて女性!)もいるわけですから、これ以上増やすと1クールでは消化しきれないことになると思いますし(昨今の1クールアニメの一番悩ましい点ですね)、実は女性の天音がαドライバーであるほうが珍しい(つまり、封印された他のαドライバーは全員男?!)ということみたいなので、百合オンリーな作品になっただけでも有り難いことなのかもしれませんね。
わざわざのコメント、ありがとうございます…『アンジュ・ヴィエルジュ』の登場人物について、メインキャラはもちろんアニメのままで何ら問題ないと思います。
ただ、一応学校を舞台にしていて、闇堕ちしていないプログレスもそれなりに残っているはずなのに紗夜さんたちの姿しか見られなかったので、背景にでもそういうかたがたがいることが映像で見られればなおよかったかな、と…些細なことですので気にしなくてもいいのですけれど、ちょっとだけ気になって…?