2017年08月09日

ひかり輝いて…

先日読みましたコミックの感想です。
なかなか悪くない…?
□Lily lily rose
■紺野キタさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、何となくよさそうに感じられたことから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては他には持っていないものとなります。
作者のかたは以前読んでいる『女の子の設計図』などを描かれたかたとなります。

内容としましては、心に傷を持つ女の子を描いたお話、となるでしょうか。
お話の主人公は凜々さんという9歳の女の子…3年前に母親を事故で失っており、それ以来口をきかなくなりまた傘を持ち歩いて周囲から心を守る壁にしていたりと、その出来事が深く心に刺さってしまっていました。
父親との関係も微妙になってしまっており、ですので彼女はおば…彼女の母親の姉か妹かはちょっと解らなかったのですけれど、ともかく母親の双子にあたるかたの家で暮らすことになったのでした。

凜々さんのおばになるのはのばらさんという在宅のお仕事をしている様子のかた…基本的には楽天家なかたなのですけれど、ときどき泣き上戸になったりと姉妹を失ったことに対し凜々さん同様に心の傷がある様子…。
凜々さんの母にしてのばらさんの双子の姉妹になるのはゆりかさんというかたで、のばらさんは彼女によく…凜々さんの父親でも間違えるほど似ているのですけれど、凜々さんは彼女に母親を重ねたりはしていません(がのばらさんは凜々さんの声にゆりかさんを重ねている面も…)

その他登場人物としましては、のばらさんの家で下宿をしている真耶さんという女のかた…のばらさんとの関係はなかなか微妙なところがあるみたいで…?
あとは心を休めるためにのばらさんの家で女装をさせてもらっている男性や凜々さんと同じ学校に通う(猫好きの?)少年や転校先のクラスの女の子など…その女の子は凜々さんにかなり強硬な、いじめとも取れる手段を取ったのですけれど、それがかえって凜々さんにとってはよかったみたいで…?

お話のほうは、その様な女の子の日常を描いたお話…。
こちらは帯に「愛する者の喪失と向き合う心の再生物語」と書かれており、ここでの生活で凜々さんが徐々に心を開いていくさま、それにのばらさんなどの気持ちも変化していくさまを見守っていく作品、といえるでしょう。
凜々さんはよい方向に向かっている様に見え、かえってのばらさんのほうが色々危うく見えてしまうところもあり…これからどうなるのか、静かに落ち着いた雰囲気で進むお話の続きを見守るしかないでしょう。

イラストは悪くありません。
百合的にはどうでしょうか、のばらさんと真耶さんの関係が何ともいえず…?
ということで、こちらは百合的にはどうなのか何とも言えないところはあるもののお話としては悪くなく、続きも見守ってみましょう。


その様な昨日は先日届いた『ブレイブウィッチーズ』のDVD第6巻を観てみました。

第11話は『やってみなくちゃわからない』ということで、先のお話の結果ひかりさんはブレイブウィッチーズを去ることになってしまいました。
見送りにやってきた皆さんから惜しまれつつ、そしていくつかの餞別を受け取り去っていくひかりさん…途中からは列車で移動することになるのですけれど、どこかで見たことのあるお二人がお迎えにきていました。
残されたブレイブウィッチーズの皆さんはフレイヤー作戦に参加、こちらは80cm砲を持つ2つの列車砲によりネウロイの巣であるグリゴーリを殲滅する作戦で、皆さんは列車砲の護衛をすることになります。
列車砲その1の砲撃によりグリゴーリの周囲を覆う雲が完全に吹き飛ばされその中が露わになり、続いて孝美さんの魔眼の力によりその中心部の核を明らかにしもう1つの列車砲の徹甲弾でそれを破壊する、のですけれど…発射直前に砲身を破壊され発射不能に追い込まれます。
それを見た孝美さんは徹甲弾を直接グリゴーリにぶつけようとそれを運ぼうとし、皆さんも協力してくださった結果持ち上げることに成功、孝美さんの魔眼の力により核を特定しそれをぶつける…のですが、このグリゴーリの核も内部に真の核がありそれが移動するという厄介なものになっており徹甲弾は外れてしまいます。

第12話は『ひかり輝いて…』ということで、その戦いの続き、そしてこれで最終話となります。
破壊されていない列車砲に予備の徹甲弾の装填準備が完了しており、それを命中させるために孝美さんは絶対魔眼の使用を決意…一方、戦況を無線で聴いていたひかりさんはその予感を覚え単身列車を飛び降り戦場へ向かいます。
皆さんの援護もあり絶対魔眼の発動に成功、真の核の位置を特定、列車砲の砲撃が実施されます…が、着弾直前にグリゴーリ周囲の雲が復活、それが障壁となり徹甲弾は防がれ粉々になってしまいました。
作戦失敗、司令官は撤退を命じるに至ってしまい…その頃、力を使い果たしてしまった孝美さんのもとにひかりさんが駆けつけ姉の無事を見てほっとするとともに、自分の接触魔眼を使えないかとおっしゃいます。
それに対し隊長は思うところあり周囲を探索、砕け散った徹甲弾に使われていた魔法力のかけらを発見、これを菅野さんの手袋に移植し核を殴りつけることにより破壊する、という作戦を実施することになりました。
力を使い果たした孝美さん、そしてその介抱をするジョゼさんを残し、ひかりさんは孝美さんのチドリを借りて出撃…皆さんの力でグリゴーリ中枢まで達し、ひかりさんと菅野さんが突入していきます。
ひかりさんの力で真の核の位置を特定、菅野さんがそれを殴りつけ粉砕しますけれど、あとほんの一歩だけ力が足りず…けれどひかりさんが偽伯爵にもらった餞別の小銃でそれを打ち抜くことに成功、グリゴーリは消滅しました。
作戦成功、ひかりさんと菅野さんは最高の相棒になり、戻ったひかりさんを孝美さんは抱きしめて祝福、他の皆さんもそれぞれに祝福してくださいました。
その後、孝美さんは扶桑へ戻ることになったのですけれど、ひかりさんはブレイブウィッチーズに残ることを決意、正式な隊員となることができたのでした。

ということで、こちらはこの巻で完結、最終巻ですので、最後のまとめの感想に本来はすべきなのですけれど、今作は以前観ている『GA』の様にこの最終巻の翌月に続けてOVA版が出ることになっていて、そこまで含めて一連の作品と扱うことにしますので、最終的な感想はそのOVAでするということで、今回は最終巻扱いにはしません(何)
ですので最終的なまとめはそこに譲ることにしますけれど、さすが終盤は持ち上がる展開になっていてよきものでした…やはり今作は最後まで色々とかなり満足のするものになっていて、もしも仮にOVAの内容が微妙だったとしても、それは考慮外にしてもよいかなと考えています。
ともかくまだあと少しこの皆さんのお話を楽しめるということで、そのOVAを楽しみにしましょう。


『艦隊これくしょん』の日々の任務結果は以下の通りです。
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【開発】
失敗、7mm機銃、水偵、紫電改二
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【輸送船3撃沈任務】
○通商破壊艦隊2-2:分岐北上→輸送船エリア到達・輸送船4編成任務達成
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【南西諸島任務(2-2)】
○はじめの分岐での北上:2
○輸送船エリア行き:4(ボス前南下:3)
○高速建造材という完全無意味な場所行き:0
○ボス到達:5(2連続:2・2連続逸れ:1)
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先日は南西諸島任務の全出撃ではじめの分岐で北上させられた2-2ですけれど、昨日ははじめの出撃からボス前へ直行…してもそこから南下させられていては何の意味もありません。
その後もボス前まで直行しながらのそこからの南下が頻発と相変わらず羅針盤さんという存在は敵だということを認識させられる展開が続き、任務は完了したもののはじめの分岐での北上率が低めの割にはよくない結果になりました。


『スパロボV』の2周めはELSとの対話が成ったかと思えばすみれさんがガーディムに捕まってしまうお話を終えます。
このお話を終えると1話分のみすみれさんがパーティから抜けますので…
ヒルダさん…
…インターミッション画面で表示される撃墜数1位のかたが、全話を通して唯一すみれさん以外のかたになるというある意味貴重な姿を見ることができます(すみれさんが完全にデフォルト状態の画面ですので他のかたが表示されているとなかなかに違和感が…?)
この記事へのコメント
失礼いたします。

「ブレイブウィッチーズ」、TV放映分は今巻で完結となってしまいましたが、ひかりの成長とそれを見守る姉や仲間たちを最後まで正攻法で描いてくれてよかったですよね。
手袋やリベレイターといった伏線もしっかり活かされていましたし、毎度言っていますが円盤での作画修正も今巻は激しいバトルシーンの連続だったので、一際力が入っていたように感じられて大満足でした。
やはりCGはメカやネウロイなどの場合はその力を発揮しますが、キャラ描写はまだまだダメなように思いました。
OVAも今巻に登場した二人のゲストキャラをメインとしたドタバタ(?)になっているので、期待してもらっていいと思いますよ。
Posted by おーらんどー at 2017年08月09日 21:15
あ、ちなみに第7巻はOVAが約26分、特典映像の声優さんたちによるバラエティ(?)「Barかよ出張版」が役50分だそうですから、まあ、オマケみたいなものでしょうかね(笑)
Posted by おーらんどー at 2017年08月10日 05:34
おーらんどーさまへ>
わざわざのコメント、ありがとうございます…『ブレイブウィッチーズ』は主人公のひかりさんも隊員のかたがたもとても魅力的で、お話もよきもので満足でした。
作画のほうも、DVDは修正されているということか、特に気にはなりませんでした。

OVAのほうも楽しいものの様子で、唯一の不満である皆さんのお話をもっと観たいというものも幾分かは解消される様子ですので、楽しみに待ってみます。
Posted by 桜乃彩葉 at 2017年08月10日 23:31
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